跳ねる記憶 福原恒雄詩集

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 2004年5月、ワニ・プロダクションから刊行された福原恒雄(1935~)の第7詩集。装幀はSICHI-RI。

 

目次

  • 八月のくろい雀
  • 暗がりの獣身
  • 途上で
  • オコメはどこ
  • 雪あかり
  • 童子
  • プラットホームで待ち合わせふう唇に
  • 三月の歌は風にのって
  • 剪定する男のそばでにおう
  • 温泉での記録
  • せんちな吐想
  • 踏む
  • 夢の作業
  • 探しに出かけなくては
  • 夏・歌

あとがき


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世界の優しい無関心 倉田比羽子詩集

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 2005年7月、思潮社から刊行された倉田比羽子の詩集。第13回萩原朔太郎賞候補作品、第36回高見順賞候補作品、第21回詩歌文学館賞候補作品。

 

目次

  • (「私」に先立つもののために)
  • (世界の優しい無関心)
  • (丘の向こう)
  • (谷間を歩いている)
  • 孤島の孤独

付記


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詩人石川善助――そのロマンの系譜 藤一也

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 1981年2月、萬葉堂出版から刊行された藤一也による石川善助(1901~1932)の評伝。

 

 石川善助は、その生涯が不遇であったように、詩人としてもまた不遇な位置に置かれている。
 昭和初期ロマンチシズムの中で、彼が残した一巻の詩集『亜寒帯』は、その当時の時代的閉塞状況の中にあって、北太平洋という北海を背景に、人間存在の、存在状況の極北を指向しながら、そこに一つの始源的なロマンの世界を展開してみせたすぐれた詩集なのである。
 そこには同時に、原始採取・狩漁撈社会を生きのびてきた東北飢餓民の生活が、悲願のように重なる。
 この善助のロマンチシズムは、もう一つ言葉をかえて言ってみれば、東北が生んだ詩人啄木・賢治・善助と連なる――あるいはここに棟方志功の版画の世界を入れてもいい――ロマンチシズムの一系譜といえるものなのである。しかも、その厳しい倫理性と美学の一致こそ、詩壇的にはアウトサイダーであった仙台が生んだ、自らは「新人生派」の一人と目した詩人、石川善助の世界であった。
 高村光太郎は詩集『亜寒帯』序の中で、石川善助は徹頭徹尾北方人であったという。その厳しい北方的な詩的世界は、しかし高村光太郎もいうごとく「この痛ましい純情の詩人がどういふ位置を我が詩の歴史の上に持つか、共はもう少し歴史そのものが進展してから考えねばならない」の、その時点に、いまや到達している。
(「序」より)

 

目次

  • 第一章 出発
  • 第二章 詩人誕生
  • 第三章 『感触』以前
  • 第四章 『感触』から『北日本詩人』まで
  • 第五章 一つの終焉――失恋をめぐって
  • 第六章 ロマンへの出発
  • 第七章 東京時代
  • 第八章 死 その前後


年譜
本文内容細目・引用詩作品索引
後書


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わたくしたちの列車 高平よしあき詩集

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 2016年1月、思潮社から刊行された高平よしあきの詩集。装幀は尾関裕隆。


目次

あやしい季節

  • 陽だまり
  • 春がきたらしい一
  • 春がきたらしい二
  • 四月
  • 菜の花
  • 五月晴れ
  • 予感の梅雨
  • とび散った八月
  • 秋の夜長
  • 死体置場
  • 薄日

再生工房

  • ぽんかん
  • ででん でん
  • 手術台にて
  • 再生工房

隙間のうた

  • ひっぷ
  • 空白区
  • 砂の海
  • ある日曜日
  • 落日

旅の季節

  • 旅の季節
  • 朝食
  • 蚊をいっぴき殺した
  • うん そうだね

わたくしたちの 列車

  • 北斗星四号
  • わたくしたちの 列車

あとがき


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透明海岸から鳥の島まで 秋亜綺羅詩集

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 2012年8月、思潮社から刊行された秋亜綺羅の詩集。表紙・装幀は柏木美奈子。第63回H氏賞候補作品。第22回丸山豊記念現代詩賞受賞作品。

 

目次

  • ドリーム・オン
  • ドリーム・オン
  • 津波
  • 原子力
  • 観客席にいたのではなく
  • 百年生きたらわかるだろう
  • 小麦粉でつくったことば
  • 猫うつしのキッス
  • 手におえない奴 
  • わたしの夢 
  • あなたは
  • 九十九行の嘘と一行の真実 
  • あやつり人形
  • 合いかぎ
  • 山本山さんはむかしママゴトをした
  • 馬鹿につける薬
  • 四匹の黒犬が黙る
  • きのうも、そう思った
  • 明海岸探査ゲーム
  • 遠泳

あとがき

 

書評等
陽だまりの中のなか

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私の明日が 塔和子詩集

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 2000年6月、編集工房ノアから刊行された塔和子の詩集。カバー、扉絵は岡芙三子。


目次

  • 私の明日が
  • 君子蘭
  • 映像
  • うろこ
  • 重い袋を
  • 行く
  • 道の果てたとき
  • 晩秋の街
  • 季節の風に
  • 生は
  • いのち
  • つぶやき
  • 芯の方から
  • 触覚
  • 邸宅
  • あの日が
  • 時の重さに
  • 迷妄の闇
  • 命名
  • 柿のたね
  • より鮮明に
  • 古木
  • 深い鏡
  • 希望よあなたに
  • 寒さ
  • 妖精
  • 矛盾
  • 幸福
  • 生きて
  • 救護
  • 食欲
  • さしまねく
  • ささやき
  • 夏の夕暮れ
  • 時間は

後記


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詩と映画・廃墟で拾った鏡 清岡卓行

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 1960年10月、弘文堂から刊行された清岡卓行の随筆集。

 

目次

  • 最初のシナリオ作家
  • ニュース映画への一考察
  • 即興的にさまざまな視点
  •  母性の映像
  •  女の自由の幻影
  •  個人と秩序
  •  凝結的な映像
  •  女性についてのある神話
  •  生活の詩
  •  ある小説の映画化
  •  ボードレールの詩句による映画俳優論
  •  ヌーヴェル・ヴァーグから

あとがき


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