花 江良亜来子詩集

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 1984年8月、幻視者社から刊行された江良亜来子(1940~)の第8詩集。装幀は藁谷久三。

 

目次

  • 気迫
  • 陽光
  • 詩句
  • 飛行機
  • 祭典
  • 推移
  • 暖房
  • 早春
  • 飛行機
  • 春の天井
  • 春の屋根
  • 地平線
  • 屋上
  • 椅子
  • 充実
  • 感嘆
  • 飾り
  • 着床
  • 甘味
  • 雷雨
  • 海原
  • 倒立
  • 格別
  • 中年
  • 姿
  • そっと
  • 適量
  • 物語
  • チェロ
  • 夜は
  • 発想
  • 未来
  • 冬の水撒き
  • 楽興
  • なにか
  • 調律
  • 映画
  • 年輪
  • 現実
  • 全力
  • 歓喜に寄す
  • 自転車

あとがき

 

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芽キャベツ記 木川陽子詩集

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 2000年11月、夢人館から刊行された木川陽子の詩集。装幀は林立人。編集は大西和男。


目次

あとがき


書評等
木川陽子詩集「芽キャベツ記」を読む(木村恭子)
日々のあれこれ(高階杞一)


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他人の重み ボリス・シモン

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 1960年7月、東峰書院から刊行されたボリス・シモンの長編小説。翻訳は倉田清。カバー・表紙は向井潤吉、題字は伊藤憲治。


目次

ピエール神父の日本の読者への手紙
ピエール神父の著者への手紙
まえがき・ボリス・シモン

Ⅰ辛苦の果ての光明

  • 一 野たれ死に 浮浪者ジブチ
  • 二 野たれ死に(続)雨覆の下の家族
  • 三 大き過ぎる館 青年の宿
  • 四 ジブチとバスチヤン ランボオ街の男
  • 五 《カンガルー》聖堂
  • 六 建てる
  • 七 宿なしの群
  • 八 ジブチ、ノエルと出会う

Ⅱ屑屋 素人大工

  • 一 《花咲く園》とうもろこし―菊芋
  • 二 《花咲く園》最初の赤ん坊
  • 三 行政上の問題 様々な困難
  • 四 愛の召出し
  • 五 神学生 苦しい雑役
  • 六 悪日 チラシ 街頭募金
  • 七 《花咲く園》のクリスマス 屑屋の商売
  • 八 ゴミ箱あさり《喧嘩》
  • 九 技師アンドレ
  • 一〇 《屑貰い》が通る ある良心の場合
  • 一一 日々の問題 果物入れ
  • 一二 エンマウスへの新しい脅威 ボビの考え
  • 一三 集団バタヤ
  • 一四 蚤の市 癲癎
  • 一五 夜会
  • 一六 ジブチと機械と家畜

Ⅲ希望が一番強い……

  • 一 《バイバイ・ゲーム》
  • 二 新聞記者、エンマウスを発見する
  • 三 《カジノ》
  • 四 盗み
  • 五 ぶな林で ドゥニの出発
  • 六 厳しい冬 巣立ち
  • 七 ノエルの洗礼 聖堂の暗い片隅で
  • 八 ジブチの最後の言葉

訳者あとがき


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侵入者 梅崎春生

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 1957年4月、角川書店から刊行された梅崎春生の短編小説集。

 

目次

  • 侵入者
  • 眼鏡の話
  • 寒い日のこと
  • 秋山くんの肝臓
  • 三日間
  • 萬吉
  • 山伏兵長
  • 古呂小父さん
  • 風早青年
  • 本牧
  • 飯塚酒場
  • 上里班長
  • 西村少年
  • 時任爺さん


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アーメッドの雨期 財部鳥子詩集

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 1994年10月、思潮社から刊行された財部鳥子の詩集。装幀は金山常吉、表紙はバティックG・リランガ。

 

 B5のノートを一冊と文庫版の虚子の句集をショルダーバッグに入れて、東アフリカのタンザニアへ親族をたずねて一人で出かけたのはもう四年も前のことになります。そのノートへ書きこんだ日記とも詩ともつかないものを整理して、一冊の詩集にまとめることができました。日記だから日付の順にならべてあります。
 赤道に近い緑ゆたかなタンザニアはまったく見知らぬ異国、しかしそこでは私はどこの国の人でもなく、その日、出会った人の友人であるらしいのでした。その友人の一人リランガ氏の精霊のパティックを表紙に飾りました。
(「あとがき」より)


目次

  • モンバサ
  • 内陸の一点
  •  雲
  •  おしゃべり
  •  内陸の一点
  •  奴隷のようだが
  •  隠れ家……
  • つばめの空港
  • 犬が吼えだした
  • 眠れないディスコの夜
  • 精霊入門
  • クワマの夢
  • 唄――
  •  雨
  •  ゴシップ
  •  大きな草
  •  日曜日
  •  セレナーデ
  • マンゴーのリズムで通る
  • 午睡の習慣
  • わたしのせいじゃない
  • 急にできた空隙に
  • 天のレプラ
  • ンデゲが巣にいる夕方
  • 一日そして一日
  • 溶けている南半球
  • 吃るスーベニア
  • アーメッドの雨期

あとがき

 

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かくしてバンドは鳴りやまず 井田真木子

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 2002年2月、リトル・モアから刊行された井田真木子(1956~2001)の遺稿集。装幀は中山昌士。

目次


井田真木子インタビュー
神取忍インタビュー
井田真木子単行本、署名記事、インタビュー一覧



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星空の蝉 古東古城句集

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 2018年5月、花神社から刊行された古東古城(1920~1959)の遺稿句集。編集は娘の古東陽子。装幀は熊谷博人。

 

 三年前に母が亡くなり、その葬儀の席上、弟から古い手帳を受け取りました。それは、父の残した十冊余の手帳でした。母が大切にもっていたものでした。朽ちかけたものも混じる古い小さい手帳。そこにびっしりと、およそ五千句ほどの俳句が、丹念に記されていました。
 父が俳句を作っていたことは、家にあった『九年母』という句集に父の句が掲載されているのを見つけて、知ってはおりました。主人がその席でずっとその手帳に読み入っていましたが、いい句だから句集にしてはと言ってくれました。母もまた、生前いつかは必ず、父の句集を出したいと言っておりました。そこで意を決をし、ここに出版する次第です。

作者について

 著者、古東古城(本名、真元)は、大正九年、淡路島の洲本市にれました。曽祖父に幕末に活躍した古東領左衛門がいます。領左衛門は、淡路国津井の富豪にして国学者であり、勤王の志士たちを支援しました。天誅組の反乱に連座し、京都で斬首されました。今もなお、高台寺墓所に、勤王の志士たちとともに眠っています。

君がため思いしことも水の上の
泡と消えゆく淡路島人

 これが領左衛門の辞世の歌でした。
 古城は、高卒後、大阪の会社に就職しました。やがて軍隊に招集され、満州に渡りました。しかし、激しい戦闘で片脚をうしない、昭和十七年、除隊となりました。
 しばらく郷里で自宅療養をしておりましたが、昭和十九年に、神戸市にある兵庫傷痍軍人療養所に入り、そこで俳人、五十嵐播水と出会います。播水は神戸にて、結社「九年母」を主宰しておりました。以来、五十嵐播水を師と仰ぎ、死の年にいたるまで、「九年母」に属し、たくさんの句を生み出しました。
 昭和二十年、肺結核を罹患し、大阪国立病院に入院。余命三年ほどとの診断を受けましたが、なんとかもちこたえ、これ以降、長年にわたる闘病生活を送ることとなりました。
大 阪国立病院に入院している時、看護婦、坂本クニエと出会います。二人は昭和二十四年に結婚し、二児(陽子、一輝)を授かりました。戦後の苦しい時代、生活は貧しく、長い療養生活は大変だったようです。妻クニエが働きながら、生計を担っていました。ためらいつつも出逢いがあり、カトリック洲本教会で受洗しました。
 昭和三十四年六月十九日、早朝、療養中の病院で、妻クニエに看取られながら、永眠いたしました。
(「編集後記」より)

 
目次

  • 昭和二十二年~二十三年
  • 昭和二十四年~二十五年
  • 昭和二十六年~昭和二十八年
  • 昭和二十九年
  • 昭和三十年
  • 昭和三十一年
  • 昭和三十二年
  • 昭和三十三年~三十四年

編集後記


書評等
岡崎 武志・評『傍流の記者』『星空の蝉』ほか
 

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