このブログについて

bookface=本の顔=表紙=書影=装幀=装丁=装釘=装本=装画。所有している本や新たに購入した本の備忘録。新刊本よりも墓石化している古書が多い。感想文を書くことがあるかもしれないが、基本的には表紙(裸本の場合は扉)と目次と書誌情報。第○詩集とい…

古本小説集 埴原一亟 山本善行撰

2017年8月、夏葉社から刊行された埴原一亟の選集。撰者は山本善行。 「日本近代文学大事典」で、埴原一(はにはら・いちじょう)を調べてみると、浅野洋氏によって、以下のように紹介されていた。 小説家。山梨県生れ。実家は宿場本陣の家がらだが、大正元年春…

妻の温泉 石川桂郎

1954年7月、俳句研究社から刊行された石川桂郎の創作集。表紙画は粛粲宝、題字は木津静一。表題作は第32回直木賞候補作。 目次 序 久保田万太郎 妻の温泉 雪の夜 夢 花冷え 年玉稼ぎ ハナクラゲ 鶴川日記 ロケーション 千松 卒業歌 鶇 ひと夜 二重橋 九合五…

北原白秋詩集 吉田一穂編

1947年12月、鎌倉書房から刊行された北原白秋詩集。編集と解説は吉田一穂。装幀は恩地孝四郎。画像は裸本。 目次 邪宗門 思ひ出 東京景物詩抄 白秋小唄抄 白秋童謠抄 白金の獨樂 眞珠抄 水墨集 海豹と雲 白秋について 吉田一穂 NDLで検索日本の古本屋で検索…

左の国 本間容子詩集

1992年6月、詩学社から刊行された本間容子の第1詩集。カバー木版画は本間要一郎。解説は新井豊美。 目次 潜水夫 金色の小鳥 魚の町。 魚 自分の魚 言わないでいるもの 闇の国 待つ 夜の道 空っぽの部屋 部屋 旅の支度 思案 泥のように 黒い傘 黒い鯉 うさぎ …

大地 塔和子詩集

2002年10月、編集工房ノアから刊行された塔和子の詩集。カバー、扉絵は岡芙三子。 すべての始めは大地からです。土と水と太陽からです。母なる土 のないところからは、なにも始まりません。 大地の上のひとつである私という生きものも、喜怒哀楽すべての 感…

鳥葬 梅原彬暉詩集

1975年12月、牧神社から刊行された梅原彬暉の詩集。函絵は飯島章嘉、扉絵は飯島章嘉と岡島宋次。 目次 第一部 邯鄲 喪失 乾いた夏 女 わらう 紙飛行機 スカラベ・サクレ 哀歌 錦の御旗 愛 裸婦有 極印ある者 復讐 ラグビー・ボール お家がだんだん遠くなる …

夕刊流星号――ある新聞の生涯 足立巻一

1981年11月、新潮社から刊行された足立巻一のノンフィクション。大阪の夕刊紙「新大阪新聞」の創刊から廃刊まで。季刊誌『歴史と文学』に発表したものを大幅に補筆。装幀は櫻井昭治。 第一詩集『夕刊流星号』のあとがきで、これを散文で記録したい、と書いた…

Night Down 高見沢隆詩集

1999年2月、思潮社から刊行された高見沢隆の第2詩集。挿画は太田圭。栞解説は入沢康夫。 目次 夜の序詩 反夢 影 穴 叫び セラピスト 絶壁にて ある畏敬の思いのなかで 山の潮騒 悪の華 森の断章 沈黙の位置 through in the burning night 月明カリノ…… 東京…

やわらかい檻 川口晴美詩集

2006年5月、書肆山田から刊行された川口晴美の第9詩集。写真は田村尚子。 誰と話していたときだったか、アンケートの項目に「あなたにとって家族とは何か」という質問があったんだよね、という話題になって、私だったらどう答えるだろうとぼんやり考え始めた…

地球詩集 第3集 1957年版

1957年12月、地球社から刊行された「地球」同人のアンソロジー。装幀は菊地貞三。扉絵は嶋岡晨。 目次 登攀 秋谷豊 蟬 荒野 読書 登攀 秋の遠方 歳月 繊い枝 新川和江 誕生 森へ行く ありふれた略図は 自叙伝 chanson 存在と劫罰 大野純 異のない天馬 僕はど…

晩夏光 安西均詩集

1991年11月、花神社から刊行された安西均の詩集。題字は篠田桃紅。 前詩集『チェーホフの猟銃』以後、ほぼ三年間に書き散らしたなかから拾ひ取った。厳密な構成ではないが、巻初の約十篇は多少とも〈詩〉や〈言葉〉にかかはるもの、ついで身辺に取材した随想…

骨の遺書 平光善久詩集

1969年8月、不動工房から刊行された平光善久の第8詩集。装画は棚橋文子。 目次 序 小島信夫 骨を編む 匂いの影絵 炎える小鳥 鳥が歩く 飛翔の日 歩行者の哲学 義足がとぶ 六月の贈り物 鳥を抱く 白い死 血の幻覚 蝶と花とぼくの足 義足のある風景 胡桃のおん…

怖るべき子供たち 菊岡久利

1949年5月、日比谷出版社から刊行された菊岡久利(1909~1970)の短編小説集。校正は緒方昇、写真は池田克巳。装画は東郷青児、装幀は青山二郎。表題作は第21回直木賞候補作。 これが私の、最初の小説の本だ。私の最初の小説の本のために、まるで祝祭のやう…

のんきめがね 尾崎一雄

1948年7月、實業之日本社から刊行された尾崎一雄(1899~1983)の作品集。装幀は岡村夫二。1937年『暢気眼鏡』と1938年『暢気眼鏡続』(いずれも砂子屋書房)から選ばれた10篇。 目次 暢気眼鏡 芳兵衛 世話やき 擬態 燈火管制 男兒出生 横田友克氏 長い井戸 …

綺羅のバランス 川口晴美詩集

1989年9月、書肆山田から刊行された川口晴美(1962~)の題2詩集。装幀は小宮山裕。 いつも、何だかほんの少しずつ居心地が悪い気がする。どこにいても、針ほどのずれがあって、わたしがその場所では異物なのだと感じさせられる。わたしがいることのできる場…

目覚める寸前 川崎洋詩集

1982年9月、書肆山田から刊行された川崎洋(1930~2004)の第13詩集。装画は筧忠治。 目次 海 海 魚の骨 五月 最後の象 雑録 にょうぼうが いった あいよ ブアナ 愚鈍なユーモア 秋 噴水 音色。 雪 エンピツの詩 タマゴの話 月並みな月 これまでに書いた詩の…

遺言 会田綱雄詩集

1977年11月、青土社から刊行された会田綱雄(1914~1990)の詩集。第29回読売文学賞受賞作品。 目次 X 〈白磁青花〉茨木のり子さんに 〈杉並堀ノ内三丁目〉財部鳥子さんに 〈島〉小松郁子さんに 〈夏の夜の夢〉日高てるさんに 〈舞台〉吉原幸子さんに Y 夏 4…

北てんのうた 抒情の直接性から直接性の抒情へ 中村文昭詩集

1974年9月に刊行された中村文昭の第2詩集。装幀は高久洋生。私家版。 目次 Ⅰ 北点への旅程 おとずれ 母岩の歌 黄金の秋 影と標的者 北からの帰還 Ⅱ 北点の女のために 秋の屈斜理湖 岬 摩周湖 至純の女 小さな自然 Petite Nature Ⅲ 北点の鎮魂歌 流民の墓標 …

テリトリー論2 伊藤比呂美詩集

1985年4月、思潮社から刊行された伊藤比呂美(1955~)の詩集。写真は荒木経惟、構成・装幀は菊地信義。Logical like a Babyは伊藤比呂美のアルバムより。 目次 先天性 Triptych おとうさんはブルー 編集者の靴 分娩後 癌の筆致 コヨーテ 引越 悪いおっぱい…

テリトリー論1 伊藤比呂美詩集

1987年3月、思潮社から刊行された伊藤比呂美(1955~)の詩集。写真は伊藤比呂美のアルバムより。表紙・扉構成・本文レイアウトは菊地信義。 索引 あ 叫苦と魂消る アウシュビッツ ミーハー アニエレビッチャ 霰がやんでも いっしょに 伯母 か 帰る準備 カノ…

蒼白き薔薇 中村武羅夫

1947年3月、矢貫書店から復刊された中村武羅夫1886~1949)の長篇小説。装幀は田代光。底本は新潮社版(1929)。 目次 美しき謎 海の人魚 斷崖 彼女の決心 禁斷の果實 父の惱み 襲いかゝる災厄 心の嵐 現代の女性 法律の轍 戀愛の國 結婚の問題 求職運動 惡…

ふりむんコレクション 浅井和枝

1980年5月、干刈あがた(1943~1992)がデビュー前に本名の浅井和枝で刊行した私家版。散文と採集した島唄。『干刈あがたの世界 1 樹下の家族』(河出書房新社、1998)に再録されている。 目次 ふりむんコレクション Ⅰ 島 ミミ 西原ヤンバ Ⅱ 青梅町 ふがふが…

記憶の川で 塔和子詩集

1998年3月、編集工房ノアから刊行された塔和子(1929~2013)の第15詩集。第29回高見順賞受賞作品。カバーは西脇洋子。 人は多くの記憶をもっていて、それは思い出として浮かび上がったり、忘却の中へ沈んでいったり致しますが、忘却の中へ沈んでゆくことさ…

水の聲 安部宙之介

1958年10月、木犀書房から刊行された安部宙之介(1904~1983)の作品集。装幀は加藤喜夫。 目次 第一部 詩集 幼年の歌 小鳥の歌 ある村での歌 第二部 小説 幼年物語 冬の章 歌の章 水の章 幼童の章 蛙の章 蟬の章 カオスの花 鎮魂歌 枯野 第三部 小説 蛙石 …

故郷の岸 譲原昌子

1985年3月、同成社から刊行された譲原昌子(1911~1949)の短編小説集。扉画は大谷静子。表題作は第17回芥川賞候補作品。 目次 故郷の岸 芥水 泉 朝鮮ヤキ 死なない蛸 雪明り 萩すゝき 感想 真岡炎上記 泣けぬ心 蟹の悲劇 北濱 淡雪 母と私のこと 研究資料 …

明治少年懐古 川上澄生

1944年3月、明治美術研究所から刊行された川上澄生(1895~1972)の版画本。画像は冬至書房の復刻版(1975)。 目次 一 まま子 二 小鶴をばさん 三 輪まはし 四 俥屋さん 五 鐵道馬車と、がた馬車 六 雀さし 七 へつつい直し 八 でいでい屋 九 桶屋 十 人さ…

マリウス マルセル・パニョル/水戸俊雄

1940年5月、白水社から刊行されたマルセル・パニョルの戯曲。翻訳は水戸俊雄。装幀は藤田嗣治。 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

酵母する方向感覚 中村文昭詩集

1971年8月、あぽりあ編集室から刊行された中村文昭の第1詩集。あぽりあ叢書1。 目次 Ⅰ 鮭魯 Ⅱ 曼珠沙華 Ⅲ 思慕讃歌 1弟 2姉思慕の歌 Ⅳ 酵母する方向感覚 1虚点の視座 2睡り 3狂気のくちづけ NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

剃刀日記 石川桂郎

1951年7月、目黒書店から復刊された石川桂郎の短編小説集。底本は1942年の協榮出版社版。装幀は小宮正志。2011年、烏有書林から復刊された。 石川桂郎氏の諸短篇はときどき雑誌の一角を埋めてゐるのを私は眼にした。秋晴れの日通りすがりの路傍から金木犀の…