2017-04-09から1日間の記事一覧

詩人の夏 西脇順三郎と伊東静雄 城戸朱理

1994年、矢立出版から菊地信義装丁シリーズの7冊目として発行された城戸朱理の講演録。1993年6月、立川市幸公民館の企画で行われた連続講演会の「夏」の部。「春」は秋山駿による「中原中也」、「秋」は正津勉による「秋のアンソロジー」、冬は川村湊による…

凍えた耳 瀬沼孝彰詩集

1996年、ふらんす堂から発行された瀬沼孝彰の第三詩集。 ぼくらは日々、自分たちの生活の向こう側にあるマイナスの極を遮断されて生きている。ものの腐敗する形や匂いを遠避けられたままだ。しかし、人は光の中でのみ生きる訳ではない。闇が精神の深い安堵を…

すれちがい夫婦 獅子文六

1959年、新潮から発行された獅子文六のユーモア小説。1957年に発行された『夫婦百景』の続編にあたる。装幀は三岸節子。 目次 すれちがい夫婦 竹とマロニエ 因果応報 おいらん女中 ヒゲ男 伯爵選手 見物女中 文六神曲編 歌舞 金剛遍照 かれ毎日欲情す NDLで…

山本陽子遺稿詩集 山本陽子

1986年に発行された山本陽子(1943~1984)の遺稿詩集。編集は坂井信夫と中村文昭。発行所は坂井方。 もくじ 詩篇'66~69 よき、の、し 視られた、もの、うた 「し」と間隙 原覚 Ⅰ 原覚 Ⅱ よき、の、し Ⅱ遺稿 NDLで検索する日本の古本屋で検索するヤフオクで…

ペタルの魂 木島始詩集

1960年、飯塚書店から発行された木島始(1928~2004)の第3詩集。解説は大岡信(1931~2017)。 木島始の詩はとっつき易いものではない。これは詩だけにとどまらず、彼の小説でも少年文学の創作でも、いや翻訳でさえも、そうだといえるかもしれない。 この文…

ユーモアの鎖国 石垣りん

1973年、北洋社から発行された石垣りん(1920~2004)の第一散文集。 私のわずかな散文の、どれが、いつ北洋社の櫛野義明さんにめぐり逢ったのでしょう。 こんど一冊の本にして下さるというので、はじめて名刺をかわし、打ち合わせをかさねるたび「アルナラ…

風が吹くと 吉野弘 詩画集

1977年、サンリオから発行された吉野弘(1926~2014)と池田勝彦の詩画集。 美しい絵のある詩集、コンパクトでハンディで、若い人たちに読んでもらえそうな一冊の詩集――そういう本をつくってみたいなとかねがね思っていましたが、池田勝彦さんのすてきな絵に…

就航者たち 中江俊夫詩集

1987年、詩学社から発行された中江俊夫の第13詩集。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

春の画の館 金井美恵子詩集

1973年、思潮社から発行された金井美恵子の第3詩集。挿画は姉の金井久美子。 残酷な童話 金井美恵子の詩集は、題名からも予想されるように、あるときある場所に建っている不思議な館の年代記風な骨組みに託して、性的主題を展開したものである。館のあるじは…