2017-04-16から1日間の記事一覧

にぎやかな街へ 八木忠栄詩集

八木忠栄の第三詩集。装幀は宮園洋。私家版。1972年発行。 ここに収めた作品は一九六四年から一九七一年までのあいだに書いたもののなかから選び、制作順に配列した。『きんにくの唄』(思潮社刊)『目覚めの島』(グループぎや刊)につぐ三冊目の詩集である…

存在 高野喜久雄詩集

1961年、思潮社から刊行された、荒地同人高野喜久雄(1927~2006)第2詩集。解説は鮎川信夫(1920~1986)。 ゆくりなくも一つの言葉がうかぶ。 詩は存在の追憶である。 大切なのは、詩と存在と追憶が、一つの脈絡の中にあることである。「存在は追憶の詩で…

土建屋懺悔録 佐藤洋二郎

1999年、シングルカット社発行。佐藤洋二郎の11冊目の著書。挿画は川名京。 指導者はなにによって指導者たらしめるか。いろいろな要素はあると思うが、わたしは「言葉」を持っている人間が一番だと考えている。「言葉」によって自分の思いを伝える。あるいは…