2017-07-20から1日間の記事一覧

荒川洋治詩集 新鋭詩人シリーズ2 荒川洋治詩集

1978年1月、思潮社から刊行された荒川洋治の第3詩集。第1詩集『娼婦論』、第2詩集『水駅』に「鎮西」を加えたもの。 目次 娼婦論 キルギス錐情 諸島論 ソフィア補填 タシュケント昂情 雅語心中 異本の坂 娼婦論 水駅 水駅 消日 ながあめの自治区 内蒙古自治…

文明のなかの詩と芸術 大岡信評論集

1966年3月、思潮社から刊行された大岡信(1931~2017)の第8評論集。 目次 第一部 現代の芸術/批評について/美はどこにあるか/幻影の都市/泥について/"Cityscape into Art"/芸術・反芸術/環境としての芸術/性と絵画の関係/日記風の断片/技術と自然…

苧環論 薦田愛詩集

1989年5月、書肆山田から刊行された薦田愛(1961~)の第1詩集。歴程新人賞受賞。 目次 暮景その滲みがちな一枚の布銜えてしばしば狂乱の態する伏目がちな枝折戸袈裟掛けに斬りつける いつと知れないぬばたまの訪い待ちわび顔を刷る わたしたちのイノセント…

Z境 水無田気流詩集

2008年5月、思潮社から刊行された水無田気流(1970~)の第2詩集。第49回晩翠賞受賞。 強度が新たな強度によって書き換えられる瞬間、毎秒ごとになにかが「更新」される瞬間、価値あるものがゴミになり、ゴミが財になる瞬間、あらゆるものの意味が変換され、…

物語詩片 赤木三郎詩集

1969年12月、飯塚書店から刊行された赤木三郎の第2詩集。 目次 1 秋のジザベル 秋のジザベル――朗読詩 五月には ジザベルの鳥籠 無心なまま ジザベルのための詩 月の娘 ココと呼ぶ夏 なまぬるい夏 雨 みにくかったから きみのからだ 猿ばやし うまれる 不器…

詩とメタファ 菅谷規矩雄評論集

1983年7月、思潮社から刊行された菅谷規矩雄(1936~1989)の第13評論集。 本書の前半部は、「現代詩手帖」一九八二年一月号から十二月号まで連載された時評と、討論「詩はこれでいいのか」の前後に記した文章からなっている。時評の視点をどこに定めるかに…

幻燈機のなかで 黒瀬勝巳詩集

1981年10月、編集工房ノアから刊行された黒瀬勝巳(1945~1981)の第2詩集。 目次 ナットーを食べる少女 標本 呪法 こどもの日に 幻燈機のなかで ゴキブリ殺し京都の夏 月夜 ポリバケツのなかで くちびる 刑法総論 オマル製造の夢 元祖ラヂオ食堂 本家ラヂオ…

この時代の縁で 対座 吉増剛造・市村弘正

1998年5月、平凡社から刊行された吉増剛造(1939~)と思想家・市村弘正の対談集。 目次 対座1 『ショアー』――伝えてくる「二十世紀の口」 妖精を食む「目覚め」 「残念」の蒐集 対座2 「試論」――残された言葉 最初の驚きの場所へ、際へ、そして「くぼみ」…

薔薇の弓 壷田花子詩集

1955年8月、昭森社から刊行された壷田花子(1905~1990)の第4詩集。 目次 薔薇の弓 薔薇の弓 緑の地図 小人国の夏 薔薇風土図 竹 雲の船 雲の船 花々について 新しい寓話 在る時代 煙天国 沙漠 飢餓の海 冬の宿 苦行 火力 生・死 春の約束 真夏の夜 門の中…

北國物語 船山馨

1941年12月、豊國社から刊行された船山馨(1914~1981)の第二著作集。 目次 北國物語 私の繪本 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

八月のうた 馬場邦夫

1968年2月、日本未来社から刊行された馬場邦夫の第1詩集。 ぼくの最初の詩集をここに刊行することができました。いま、ぼくを、不確かな不安と明瞭な無力感がとらえています。(「あとがき」より) 目次 序 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで…

兼業詩人ワタナベの腹黒志願 渡邊十絲子エッセイ集

2007年9月、ポプラ社から刊行された渡邊十絲子(1964~)の第1エッセイ集。 本書の原稿は、二〇〇三年初夏から今年二〇〇七年のはじめにかけて、webマガジンに連載したものです。もっと大量に書いたのですが、収録しきれませんでした。いま改めて原稿を読み…

人間の罪 高木護詩集

1981年3月、新評論から刊行された高木護の第10詩集。 先に『天に近い一本の木』という詩集を出した。そのおりに、作風上入れられなかったものが残った。それに近作と旧作の二篇を加えたものが、この詩集である。「もう、どうでもいいや」と開ッ直ったところ…