2017-08-01から1日間の記事一覧

生首 辺見庸詩文集

2010年3月、毎日新聞社から刊行された辺見庸(1944~)の詩集。装画は梅田恭子。装幀はトサカデザイン。第16回中原中也賞受賞作品。 目次 Ⅰ 剥がれて 下田箱 秋宵 夏至 入江 両角 halo 顔屋 讖 禍機 Ⅱ サプリメント 忍冬 夜行列車 地蔵背負い 影 青い夜の川 …

航海日誌 ハンス・アルプ詩集

1991年8月、書肆山田から刊行されたハンス・アルプ(ジャン・アルプ)(1886~1966)の訳詩集。翻訳は高橋順子(1944~)。装幀は亜令。 目次 夢の船長航海日誌 あなたはだれ 歩きまわってこのかた きみはしばしばかれだ ああ ノン ぼくはこう思う ものたち …

あなたが最期の最期まで生きようと、むき出しで立ち向かったから 須藤洋平詩集

2011年12月、河出書房新社から刊行された須藤洋平(1977~)の第2詩集。装幀は小野寺優。第27回詩歌文学館賞受賞。 目次 ざんざんと降りしきる雨の空に ハレルヤ 走る 現状 Try again 孤独な角度 岩礁 子どもたちへ 密葬 祖母 合掌 宿命論 片時も忘れずに 内…

lives 川口晴美詩集

2002年9月、ふらんす堂から刊行された川口晴美(1962~)の第8詩集。装幀は君嶋真理子。 二〇〇一年三月から翌年の二月まで、私は歌人の大田美和さんとふたりで、ある試みをしていました。毎月お互いにどこかの場所(展覧会場や映画館を含む)を指定し、相手…

舟の客 入江亮太郎作品集

2010年5月、幻冬舎ルネッサンスから刊行された入江亮太郎(1925~1986)の作品集。編集は小長井和子。 目次 第一部 詩 舟の客 河のほとり 渚にて 廿五の秋 銀杏樹(一) 銀杏樹(二) 玩具 海 街 街・再び 青と白 あるこおる 晩秋 池袋ガード下 父 Serenade…

ボディ・エレクトリック 榊原淳子詩集

1987年7月、思潮社から刊行された榊原淳子(1961~)の第3詩集。装幀は芦澤泰偉。 私はある時期、ライアル・ワトソンに夢中だった。旺文社の科学雑誌で、ライアル・ワトソンの文章の中にホイットマンの詩篇を見つけた時、「ボディ・エレクトリック」という題…