2017-08-20から1日間の記事一覧

人のかたち鳥のかたち 北川朱実詩集

2003年10月、思潮社から刊行された北川朱実(1952~)の詩集。装画は浅川洋。 目次 ポンペイ 国語の時間 羊のかぞえかた ホーチミンの木 ガーリック・ステーキ 夏の旅 駐車場の木 おさらい 顔をあらう 池本さんの音 馬場の手 こぼれる文字――済州島 遠い魚 屋…

クジャ幻視行 崎山多美

2017年6月、花書院から刊行された崎山多美(1954~)の第6作品集。装本は石原一慶。初出は「すばる」2006年1月号、5月号、2007年1月号、5月号、11月号、2008年3月号。 目次 孤島夢ドゥチュイムニ 見えないマチからションカネーが アコウクロウ幻視行 ピンギ…

南島小景 崎山多美

1996年10月、砂子屋書房から刊行された崎山多美(1954~)の第1エッセイ集。装本は倉本修。 目次 Ⅰ 闇のむこうから 祖母の逝った日 海の上の校舎 至福の時間 記憶の音 あの出会い あの声 島唄狂い ネーネーズ讃歌 あめりか通り バイバイ沖縄 予備校放浪 朝の…

ムイアニ由来記 崎山多美

1999年1月、砂子屋書房から刊行された崎山多美(1954~)の第2作品集。装本は倉本修。 目次 ムイアニ由来記 オキナワンイナグングァヌ・パナス 崎山多美論のために 花田俊典 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

くりかえしがえし 崎山多美

1994年5月、砂子屋書房から刊行された崎山多美(1954~)の第1作品集。装幀は倉本修。附録は「主題としての”シマ”――崎山多美の世界(岡本恵徳)」。「水上往還」(文學界)で第101回芥川賞候補、「シマ籠る」(文學界)で第104回芥川賞候補。 目次 くりかえ…

ゆらてぃく ゆりてぃく 崎山多美

2003年2月、講談社から刊行された崎山多美(1954~)の第3作品集。装丁は山岸義明。 目次 ゆらてぃく ゆりてぃくホタラ綺譚(パナス)余滴 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

廃都 田野倉康一詩集

1989年8月、書肆山田から刊行された田野倉康一(1960~)の第2詩集。装幀は清水將文。 目次 渡海破1 渡海破2 律令1 律令2 律令3 律令4 律令5 律令6 廃都1 廃都2 廃都3 廃都4 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

目ぐすり一滴! 小長谷清実詩集

1994年9月、書肆山田から刊行された小長谷清実(1936~)の第9詩集。版画は元永定正(1922~2011)。 目次 1 収穫、数珠つなぎ めざめの前に、ねむりの前に 煮たち泡だち 食卓のにぎわい 2 ピンクの母親 商に行く 喘ぐアイロン 秋の午後へ 3 釣びとひとり…

海を流れる河 石原吉郎評論集

1974年11月、花神社から刊行された石原吉郎(1915~1977)の第2評論集。装幀は滝本茂。 目次 Ⅰ 三つの集約 死者はすでにいない 体刑と自己否定 海を流れる河 無感動の現場から 『望郷と海』について 失語と沈黙のあいだ ことばは人に伝わるか 俳句と〈ものが…

永遠に来ないバス 小池昌代詩集

1997年3月、思潮社から刊行された小池昌代(1959~)の第3詩集。第15回現代詩花椿賞受賞。第5回萩原朔太郎賞候補。 目次 つり橋――はしがきにかえて 湯屋 永遠に来ないバス 優雅な箒人(ほうきびと) 空豆がのこる 夏の弟 獣たち 水のなかの黙礼 夕立 ゆれて…

飢えの原形 高木護

1983年8月、白地社から刊行された高木護(1927~)の散文集。版画は人見承門(1950~2015)、装幀は倉本修。 これはノートしておいたものである。詩でもない、詩文でもない。いわば、わたしがぶらぶら生きてきて、吐いてきた溜息を文章にしたようなもので、…

運命 国木田独歩 左久良書房版

1906年3月、左久良書房から刊行された国木田独歩(1871~1908)の短篇集。表紙は小杉未醒(1881~1964)、口絵は満谷国四郎(1874~1936)。画像は1907年10月4版のもの。版によって表紙の色に相違がみられる。 目次 運命論者 巡査 酒中日記 馬上の友 悪魔 畫…

三度のめしより 北川朱実エッセイ集

2015年8月、思潮社から刊行された北川朱実(1952~)のエッセイ集。挿画は浅川洋、写真は阪本博文、萩原健次郎、著者。詩誌「石の詩」に2000年から2013にわたって連載したものから取捨、補筆、訂正したもの。 目次 落丁の多い書物 いい年というのは 不在の部…

ツエツペリン 林立人詩集

1970年12月、詩学社から刊行された林立人の詩集。装幀は著者。 目次 物理的 街 鑑賞大根 竃 壁の花 時間 ツエツペリン 爬虫類渇望 ほげる 函 少女 挿入 ざ・まふらあ 炎の 衣 壁の舌 聖・はは1 聖・はは2 旅について 乾く 酒精漬の 深海魚において まなこ 床…

山水 江森國友詩集

1984年5月、書肆山田から刊行された江森國友(1932~)の第5詩集。 同人詩誌「南方」を中心に発表してきた「山水」連作をまとめた。 いまに至る四冊の詩集の作品にも、それぞれの愛着はもちろんである、この「山水」連作への思いはことに深い。「あとがき」…

筺底餘燼 付ノート 秋元潔詩集

1979年7月、七月堂から刊行された秋元潔(1937~2008)の詩集。挿画は三嶋典東(1948~2012)。 目次 I詩 はる 恋 或る記憶 ぼくの死 霧の日 いたずら 小鳥のふるさと とおい夏の日の歌 せんちめんと 訣れ 石 歌 未来 旅人 Ⅰノート 不可視の絵画 たくあんの…

形式は反動の階級に属している 稲川方人詩集

2015年10月、書肆子午線から刊行された稲川方人(1949~)の第11詩集。挿画はユズキカズ、装幀は著者。第24回萩原朔太郎賞候補作。 一冊全部を通して一連の長篇詩となるようにしか詩集をつくってこなかった。それら既刊詩集に与しない詩篇をふたつの「未刊詩…

小さな顎のオンナたち 平井弘之詩集

2006年6月、ミッドナイト・プレスから刊行された平井弘之(1953~)の第3詩集。装丁は大原信泉。 目次 生霊 アンダンテ 一九五〇年の侵入禁止 赤い目白駅 おおカンムリ どうでもじいさん ライオン社 買物の道順 殺風景な解体 赤と青のマント かえでと蜜 神田…