2017-08-25から1日間の記事一覧

花園の消息 川上喜久子

1942(昭和17)年1月、第一書房から刊行された川上喜久子(1904~1985)の短篇小説集。装幀は第一書房の長谷川巳之吉(1893~1973)。 目次 花園の消息 慾 歳月 立春・蕗の薹 山靈 童女像 孝不孝橋 生命の川 大塊老人 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで…

飢火 生野幸吉詩集

1954年、河出書房から刊行された生野幸吉(1924~1991)の第1詩集。釘装は生野三郎。 目次 序にかえて 前田棟一郞 しほさゐ しほさゐ(四六・八・二五) このひるの・(四六・九) 針 むぎばたけその他の素描(五〇・五―七) ひかりといふひかりが・(五〇・…

隠す葉 蜂飼耳詩集

2007年9月、思潮社から刊行された蜂飼耳(1974~)の第3詩集。装幀は菊地信義(1943~)。第16回萩原朔太郎賞候補作品。 目次 両目をあやす黒と白 隠す葉 鳩の皿 熊 扇男 知らない人についていく 沼 桃 黙契 角 突貫工事 太陽を持ち上げる観覧車 ばらばらの…

鋼鉄の足 滝口雅子詩集

1960年3月、書肆ユリイカから刊行された滝口雅子(1918~2002)の第2詩集。第1回室生犀星詩人賞受賞。著者は朝鮮・京城生まれ、刊行時の職業は国会図書館司書。 一九五五年五月に「蒼い馬」を出してから五年たった。そのあとがきで私は、水のなかから出てい…

海亀に聴け 稲垣瑞雄詩集

1997年4月、思潮社から刊行された稲垣瑞雄(1932~2013)の第2詩集。装幀は村松秀太郎(1935~)。 ぼくに師はいない ひれ伏すべき神も 従うべき群もない だから自由に書く だが自由とは またなんと不便なものか 気がつくといつのまにか 自らに枷をはめてい…

古賀廃品回収所 古賀忠昭詩集

2015年10月、書肆子午線から刊行された古賀忠昭(1945~2008)の第6詩集。装幀は田代しんぺい。 本詩集の著者・古賀忠昭は二〇〇八年四月十四日に亡くなっている。亡くなる直前までの二年間に書き連ねた詩篇を編集して、生前の二〇〇六年十二月には『血ん穴…

巴里 叛逆者の告白 岡田三郎

1948年8月、東京玄文社から刊行された岡田三郎(1890~1954)の長編小説。装幀は小竹義夫(1914~1994)。新潮社版(1924) 、明石書房版(1940)の復刻。 魚河岸を活写した小竹義夫(釧路) NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

佛印への途 小松清 

1941年12月、六興商會出版部から刊行された小松清の仏印(現在のベトナム、ラオス、カンボジア)ルポルタージュ。装幀は小川眞吉。2002年、ゆまに書房から『文化人の見た近代アジア (18) 復刻 仏印への途』の名称で復刻されている。 目次 序にかへて 佛印の…

お嬢さん 吉屋信子

1946(昭和21)年9月、新世紀社から刊行された吉屋信子(1896~1973)の長編小説。装幀は中原淳一(1913~1983)。画像は裸本。 目次 三女、規矩子 姪にもてる男 黄昏の鋪道 一つの時代 その二 藤子 あだ花 くされクーパー 海老のお吸ひもの 春宵雨語 彼女の…