2017-09-03から1日間の記事一覧

混血人生記 平野威馬雄

1954年3月日本出版協同からから刊行された平野威馬雄(1900~1986)の自伝。装幀は鈴木清。 混血児として生れた者が、ともすれば、おちいりやすい、非社会性の青白い偏向から、ぼくが、わり合いに、スムースに脱け出すことができたのは、詩を書く心おどりが…

抒情挿曲 ハイネ

1947年5月、吾妻書房から刊行されたハインリッヒ・ハイネ(1797~1856)の翻訳詩集。翻訳者は関口存男(1894~1958)。装幀は桐島龍太郎(1906~1980)。 目次 解説 抒情挿曲 歸郷 註釋 NDLで検索する日本の古本屋で検索するヤフオクで検索する

大理石の断崖の上で エルンスト・ユンガー

1955年8月、岩波書店から刊行されたエルンスト・ユンガー(1895~1998)の長編小説。翻訳は相良守峯(1895~1989)。 NDLで検索するAmazonで検索する日本の古本屋で検索するヤフオクで検索する

石灰工場 トーマス・ベルンハルト

1981年12月、早川書房から刊行されたトーマス・ベルンハルト(1931~1989)の長編小説。翻訳は竹内節(1949~)。 NDLで検索するAmazonで検索する日本の古本屋で検索するヤフオクで検索する

ある道化役 鷹野つぎ

1929(大正13)年3月、紅玉堂書店から刊行された鷹野つぎ(1890~1943)の短篇集。装幀は鈴木良治。 目次 波動を看る 娘 道づれ 若きもの 疲れ 留守居 微笑 ある道化役 二人の友 朝なき家 打揶 惨めな優勢 家に還へる 洋服を着る女 未練 不安 寂しき焔 NDLで…

家付女房 岩野泡鳴

1920(大正9)年2月、天佑社から刊行された岩野泡鳴(1873~1920)の短篇集。 人間はとぼけたところにその本人のまじめがあり、そして生まじめなところに却つてとぼけたものが。そのどちらにも作者は現實主義的な同情を以つて喰ひ入つて行くのである。同時に…

白鳥小品 正宗白鳥

1912(大正元)年8月、春陽堂から刊行された正宗白鳥(1872~1962)の短篇集。 目次 盲目 夜滊車 口入宿 波の音 開店 閉店 お芝居 一幕見 モルヒ子 名殘 草乳香 涙 喧嘩 舊知 一夜 危險人物 浴醫の家 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

新選室生犀星集

1929年7月、改造社から刊行された室生犀星(1889~1962)の自選短篇集。 「童子」は大正十一年九月の作である。「童子」から「幾代の場合」迄七年間の作品を集編したものが此の「新選室生犀星集」である。自分はこれらの作品を訂正し且つ補遺を試みようと企…

眼の奥の森 目取真俊

2009年5月、影書房 から刊行された目取真俊(1960~)の長編小説。カバーデザインは吉本ヒロ。 書評等越川芳明のカフェ・ノマド記憶へ挑戦する言葉の力(琉球新聞)輻輳する記憶─目取真俊『眼の奥の森』における〈ヴィジョン〉の獲得と〈声〉の回帰(鈴木智…

虹の鳥 目取真俊

2006年6月、影書房から刊行された目取真俊(1960~)の長編小説。2017年5月に新装版復刊。 書評等 池澤夏樹・評『虹の鳥』=目取真俊・著(毎日新聞)目取真俊「虹の鳥」の異同(大妻女子大学人間生活文化研究所、銘苅 純一)『虹の鳥』(目取真俊)を再読(…

群蝶の木 目取真俊

2001年4月、朝日新聞社から刊行された目取真俊(1960~)の長編小説。写真は熊田達夫、装幀は坂川事務所。 目次 帰郷 剥離 署名 群蝶の木 書評等排除された戦争の記憶/図式化できない゛暗部゛暴く(オキナワの中年)目取真俊作品「群蝶の木」を読む(風人日…

魂込め(まぶいぐみ) 目取真俊

1999年8月、朝日新聞社から刊行された目取真俊(1960~)の短編小説集。第4回木山捷平文学賞、第26回川端康成文学賞を受賞。カバー写真は浜田太、装幀は坂川事務所。 目次 魂込(まぶいぐ)め ブラジルおじいの酒 赤い椰子の葉 軍鶏(タウチー) 面影と連れ…

水滴 目取真俊

1997年9月、文藝春秋から刊行された目取真俊(1960~)の短編小説集。第27回九州芸術祭文学賞、第117回芥川賞受賞。装幀は芦澤泰偉、水滴画は西口司郎、口絵写真は田中茂。 目次 水滴 風音 オキナワン・ブック・レビュー 書評等【九州の100冊】『水滴』 …

手塚久子詩集――1989

1989年10月、書肆山田から刊行された手塚久子(1929~1989)の第19詩集。 この一冊は、一九八一年刊、『銀婚』に続くものとして編集してあります。敗戦後、めまぐるしく変貌をとげた昭和という時代。年号が改められましたが、昭和初期に生まれ育った世代にと…

葭子慕情 母・三ケ島葭子の生涯  倉方みなみ

1986年、水の原社から刊行された、倉方みなみ(1914~)による三ヶ島葭子(1886~1927)の評伝。 倉片みなみ著「葭子慕情」は、葭子再評価を呼びかける思索が丘座会第二作目の本である。第一作目の新版「吾木香」は、葭子生誕の地、所沢を中心に、全国各地か…