2017-09-09から1日間の記事一覧

町の音 久保田万太郎

1943年10月、小山書店から刊行された久保田万太郎(1889~1963)の戯曲集。 目次 町の音 雁とつばめ 波しぶき 後記 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

赤嵌記 西川満

1942年12月、書物展望社から刊行された西川満(1908~1999)の短編小説集。装幀は立石鐵臣(1905~1980)、製本は齋藤昌三(1887~1961)。 目次 赤嵌記 雲林記 元宵記 朱氏記 稲江記 採硫記 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

田村俊子とわたし 丸岡秀子

1977年7月、ドメス出版から刊行された丸岡秀子(1903~1990)による田村俊子(1884~1945)評伝。装幀・題字は粟津潔(1929~2009)。中央公論版(1973)を増補改訂したもの。 考えてみれば、俊子を簡単に語ることはとてもできない。わたしの知っている間じ…

辻馬車時代 藤澤桓夫

1930年、改造社から刊行された藤沢桓夫(1904~1989)の第2著作集。新鋭文學叢書第19編。 ここに収めた十七篇の小説を書いた頃、僕は十人ばかりの仲間と「辻馬車」と言ふ同人雑誌に據つてゐました。僕は、この本に「辻馬車時代」と言ふ題名を選び、この本を…

ことづけ 真杉静枝

1941年11月、新潮社から刊行された真杉静枝(1901~1955)の短編小説集。台湾が舞台。装幀は伊原宇三郎(1894~1976)。 目次 南方の言葉 戰爭と子供と犬 烏秋(おうちう) 女の年齡 幸福の旗 母の獨創 リオン・ハヨンの谿 町の入口 ことづけ 天龍川の力士 …

机上で浮遊する 日常的現代詩 鈴木志郎康

1977年11月、思潮社から刊行された鈴木志郎康(1935~)の評論集。装幀は若林奮(1936~2003)。 この本に収めた文章は、一九七五年の冬から今年の春までのほぼ二年間に書かれたものの中から選んだ。一つのきまった机の上で書かれた。だいたい同じ机の上で書…

黄金鳥 鈴木三重吉

1917(大正6)年4月、春陽堂から「世界童話集第一編」として刊行された鈴木三重吉(1882~1936)の童話集。挿画は水島爾保布(1884~1958)と清水良雄(1891~1954)。画像は1919年の6版。 見出 黄金鳥 狐のなかうど 啞の王妃 子供と大男 長鼻物語 薔薇王女 …

黒い小鳥 鈴木三重吉

1919(大正8)年7月、春陽堂から「世界童話集第12編」として行された鈴木三重吉(1882~1936)の童話集。装画は清水良雄(1891~1954)、挿画は鈴木淳。 見出 マタボア おゝんおんおん 水獺(かはうそ) 黒い小鳥 三匹の小豚 變なお菓子 NDLで検索 日本の古…

現代詩としての短歌 石井辰彦

1999年12月、書肆山田から刊行された石井辰彦の評論集。装幀は亜令。 目次 現代詩としての短歌 Ⅰ 短歌の構造 Ⅱ 連作の力 Ⅲ 主張する記号 Ⅳ 音の戯れ Ⅴ 世界を引用する Ⅵ 演じられる〈私〉 Ⅶ Con paura il metto in metro Ⅷ すべての歌人は〈女)である Ⅸ O F…

「青猫」「荒地」超現実 詩人たちの円環  飯島耕一

1982年1月、青土社から刊行された飯島耕一(1930~2013)の詩人論集。挿画は難波田龍起(1905~1997)。 ここには五〇年代以来、今日まで、三十年にわたるその時々の詩人論が収められています。長い間、詩を書いてきましたが、それと併行して詩について考え…

ある夜の夢 生路洋子詩集

1977年4月、エコー企画から刊行された生路洋子(1933~)の第7詩集。 第六詩集「乳母車」出版から五年余りの時が流れました。その間作品を大切に保存しておく気持に変りはありませんでしたが、詩の出版についての意味が、また重みが自他共にうすれて感じられ…