2017-09-15から1日間の記事一覧

子取りの産声 柴田友理詩集

2011年10月、思潮社から刊行された柴田友理(1987~)の第1詩集。栞は吉田文憲(1947~)「『恐怖の源泉』と向き合う」。装幀は二月空。 目次 陥没夜 流刑地にて 醒め遣らぬ、 ある狂人の日記 子取りの産声 書評等 詩はどこにあるか(谷内修三の読書日記)岩…

無垢の光 財部鳥子

2000年4月、アートランドから刊行された財部鳥子(1933~)の散文小品。 昨年、前橋文学館で私の展覧会をするということで、机の引出しの底、物置、押入れなどをさがして、三十年来の反故をあつめ、自分の年譜を作り、図録の資料を出しました。このような生…

非亡命者 野田理一詩集

1974年、限定200部の私家版として制作された野田理一(1907~1987)の詩集。 この書物の内容は、あの困難な時期(1935―51)への回答として残った私的な言語意識の集積であって、戦前の五、八の二編は表現形体としては例外的なものである。「…一九三四年とい…

悪評の女 十津川光子

1968年1月、虎見書房から刊行された十津川光子(1938~)による真杉静枝(1901~1955)の評伝。カバー、装幀は根岸俊夫。 昭和四十二年六月二十九日は、静枝の十三回忌に当る。 うすむらさきのあじさいの咲きはじめた六月十日、女流文学者会の主催で「真杉静…

陰暦の章 羽田野幸子詩集

1967年5月、北書房から刊行された羽田野幸子(1914~1995)の第2詩集。装画は泉川津恵子。 目次 情夫論 海の向うに 情夫論 はま弓 好色譚 今日の言葉 泉 夜のあかつき 名もない不幸 女波抄 恐るべき故郷 夜の光沢 けものの道 夜の前に 凪の途上 無風の嵐 ひ…

童心集 深瀬基寛

1958年8月、中外書房から刊行された深瀬基寛(1895~1966)の随筆集。装幀カットは佐野猛夫(1913~1995)。 来る十月十二目の日曜日に長かった私の教員生活から足を洗うことになる。その日は私の六十三回目の誕生日なのだが、京都大学の習慣でその日が停年…

子宮 三木卓詩集

1973年6月、思潮社から刊行された三木卓(1935~)の第3詩集。装幀は広瀬郁。 この詩集におさめられている作品は一九六九年後半から一九七二年の間に晝かれた。約三年半にわたる期間の分である。わたしは三十四才から三十七才となった。『東京午前三時』『わ…

ザボンの花 庄野潤三

1956年7月、近代生活社から刊行された庄野潤三(1921~2009)の長編小説。装幀は勝呂忠(1926~2010)。 英国の作家ヒュウ・ウォルポールの代表的な作品に「ジェレミイとハムレット」という長篇があって私は大分前に面白く思って読んだことがある。ジェレミ…

青木はるみ詩集 青木はるみ

1979年11月、思潮社から刊行された青木はるみ(1933~)の第2詩集。装画は山口善造(1913~2003)、装幀は菊地信義(1943~)。解説は藤井貞和(1942~)。新鋭詩人シリーズ9。 目次 ダイバーズクラブ 罠 遠雷 椿の着物 すでに夜だろうすでに朝だろう 椅子を…

セラフィタ氏 柴田千晶詩集

2008年2月、思潮社から刊行された柴田千晶(1960~)の第4詩集。装画は経真珠美。 目次 セラフィタ氏 情事 新首相誕生 熱の島 スケアクロウ 新世界 氷河 西日デパート 初出一覧 短歌 藤原龍一郎 書評等 柴田千晶『セラフィタ氏』と俳句作品(橄欖追放)ENGIN…

夜の太鼓 石垣りん

1989年5月、筑摩書房から刊行された石垣りん(1920~2004)の第3エッセイ集。装画は村上豊(1936~)。 この前の散文集「焔に手をかざして」の時と同じように、こんども筑摩轡房の村上彩子さんのお世話になりました。 その間の今年二月、心だのみにしてきた…