2017-10-01から1日間の記事一覧

膝で歩く 季村敏夫詩集

2014年8月、書肆山田から刊行された季村敏夫(1948~)の第7詩集。装幀は間村俊一(1954~)、写真は鬼海弘雄(1945~)。附録栞は赤坂憲雄と季村敏夫との往復書簡。第6回鮎川信夫賞候補作。 目次 急場しのぎ 海の白雨 膝で歩く 色身 ひびき 耳のそよぎ 今も…

モー将軍 田口犬男詩集

2000年10月、思潮社から刊行された田口犬男(1967~)の第2詩集。第31回高見順賞受賞作。 司馬遼太郎さんがどこかで、幕末までの日本には「絶望」という言葉がなかった。だからひとびとは「絶望」というかわりに、「困った」と言っていた、と書いています。 …

女紋 池田蘭子

1960年1月、河出書房新社から刊行された池田蘭子(1893~1976)の自伝小説。装幀は鍋井克之(1888~1969)。解説は足立巻一(1913~1985)。 書評等なにわ人物伝 -光彩を放つ-立川文庫の人たち(6)西宮に住んだ女流作家・池田蘭子の家族らにより創出された猿…

風と会う場所 八木忠栄

1978年8月、民芸館から刊行された八木忠栄のエッセイ集。 ここに収めたうち、いちばん古いものは「武蔵野で、少女たち」である。劇団状況劇場の公演「少女仮面」を吉祥寺の青空駐車場で見たときのことを題材に書いた。当時ぼくが住んでいた武蔵野と状況劇場…

海の変化 丹羽正

1957年10月、創芸新社から刊行された丹羽正(1929~)の短編小説集。 目次 海の変化 子供の領分 昇天 夏の贈物 NDLで検索するAmazonで検索する日本の古本屋で検索するヤフオクで検索する

神田川を地下鉄丸の内線電車が渡るとき 朝倉勇詩集

1983年2月、誠文堂新光社から刊行された朝倉勇(1931~)の第4詩集。1980年、歴程社から刊行された元版に19日分を追加。装幀は柳町恒彦と大塚雅子。 パリのまん中を流れているのはセーヌ川。ロンドンはテームズ川、ニューヨークはハドソン川、ローマはテヴェ…

高橋新吉詩集

1952年2月、創元社から刊行された高橋新吉(1901~1987)詩集。創元選書の220番。 目次 ダダイスト新吉の詩 祇園祭り 高橋新吉詩集 戱言集 日蝕 新吉詩抄 雨雲 霧島 父母 大和島根 高橋新吉の詩集 未刊詩篇(その一) 未刊詩篇(その二) 未刊詩篇(その三)…

白い帽子の丘 佐々木たづ

1958年7月、三十書房から刊行された佐々木たづ(1932~1998)の童話。装幀挿画は鈴木悦郎(1924~2013)。 佐々木たづさんの「白い帽子の丘」を読みました。学校を卒業してこれから大いに働きたいと思っている時失明された不幸な方がかいたものとは少しも思…