2017-10-15から1日間の記事一覧

詩人の妻 生田花世 戸田房子

1986年11月、新潮社から刊行された戸田房子(1914~)による生田花世(1888~1970)の評伝。装幀は山本鼎(1882~1946)。第15回平林たい子文学賞受賞。 私が生田花世に心惹かれるようになったのは、彼女に二年おくれて逝去した平林たいこ氏の蔵書の中から、…

日々の死 山川方夫

1959年5月、平凡出版から刊行された山川方夫(1930~1965)の長編小説。装幀は真鍋博(1932~2000)。 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

ジャイアントフィールド 山田亮太詩集

2009年5月、思潮社から刊行された山田亮太の第1詩集。装幀は門倉未来(ままごと喫茶)。附録栞に「山田亮太の勝利」(瀬尾育夫)と「永遠に喪失してしまった帳面のうえを川が流れてしまってから」(和合亮一)収録。 初めて詩を書いたのは十四歳のころで、毎…

美しき足並み 福田清人

1946年5月、昭和出版から刊行された福田清人(1904~1995)の少女小説。童話春秋社(1942)の復刊。装画は伊勢正義(1907~1985)。 目次 美しき足並み 風がはりな先生 失はれた期待 閉された窓 招く手 友情の誓 泥靴 現實の童話 生命ある人形 名刺 小箱 地…

ぬいぐるみの鼠 中村昌義

1985年3月、河出書房新社から刊行された中村昌義(1931~1985)の随筆集。装幀は司修(1936~)。 私にとって最初の、おそらくは最後の随筆集である。いつかはぜひとも、このようなものを纒めたいとおもっていた。言うまでもないことだが、誰しもゆけるとこ…

法の外へ 青山光二

1956年9月、三笠書房から刊行された青山光二(1913~2008)の短篇集。 目次 法の外へ 仁義転々 刃(やいば) 死んだ男 解説 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

欧羅巴女一人旅 馬郡沙河子

1932(昭和7)年6月、朝日書房から刊行された馬郡沙河子の紀行文集。2004年12月、ゆまに書房から復刊された。 太陽の如く輝やかしかる可き女性が、日本に於ては餘りに不自由な、餘りに束縛多い生活の中に閉ぢ込められてゐる。女であるが故に娘時代は父親から…