2017-10-26から1日間の記事一覧

手紙のち雨 平田俊子詩集

2000年10月、思潮社から刊行された平田俊子(1955~)の第7詩集。装幀・装画は毛利一枝。 目次 タイトル会議 鳩パン 首 ちから 夜会草 日々遠のいていくポスト 尾行類 邪魔な朝 パーツ 水を運ぶ 心中屋 二個の旅 バス屋の娘 環七 鳩の一族 巡回歯医者 うわさ…

童笛を吹けども 室生犀星

1947年5月、弘文堂書房から刊行された室生犀星(1889~1962)の長編小説。アテネ文庫18。 「童笛を吹けども」はあたらしく書き下ろしたものである。作者は何を捉へようとして書き綴つたかは、自ら語るの後には肯つけるやうに思はれる。私は自分の文學的な生…

ぼくの現代詩入門 北村太郎

1982年7月、大和書房から刊行された北村太郎(1922~1992)の詩論集。装画は田中靖夫。装幀は菊地信義(1943~)。 詩の詩 若い読者に まず第一にたいせつなのは背すじをすっきり伸ばすことそうしなきゃ見えてこない詩の目 つぎに忘れてならないのは底なしの…

魂の行為 岡庭昇詩集

1971年7月、マニフェストから刊行された岡庭昇(1942~)の第2詩集。 この詩集に収めた作品は、第一詩集『声と冒険』の後、一九六四年から一九七一年にかけて、「詩学」「現代詩手帖」「ユリイカ」「マニフェスト」「三田文学」などに発表されたものである。…