2018-01-06から1日間の記事一覧

詩商物語 後山光行

2009年7月、粋青舎から刊行された後山光行による伴勇の評伝。 「詩」という表現が化石化しつつある日本の現代のなかで、単に創作活動をするだけでなく、詩人を育て、出版活動を通して「詩」を普及し、生き返らそうとしたひとりの人がいた事を記憶して置きた…

リサ、リサたち サキ、サキたち 下村康臣詩集

2000年3月、ワニ・プロダクションから刊行された下村康臣(1944~2000)の長篇詩集。 関連リンク ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ(下村康臣)子午線 原理・形態・批評 Vol.5(特集 下村康臣) Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

ビッキの外れ 下村康臣詩集

2002年12月、ワニ・プロダクションから刊行された下村康臣(1944~2000)の詩文集。 目次 ビッキの外れ 展望台 魚の名前 K・N・S・G・M・Mへの手紙 (エッセイ) 誘惑論 ダリ展 不在のレトリック 言語崩壊 関連リンク ENGINE EYE 阿部嘉昭のブログ(下…

黄金岬 下村康臣詩集

2002年10月、ワニ・プロダクションから刊行された下村康臣(1944~2000)の遺稿詩集。著作権継承者は妹の松本多美子。 今年の二月、無事、北大の慰霊塔に納骨することができました。真冬だというのに札幌の町は全くといっていいほど雪がありませんでした。ホ…

黒雲の下で卵をあたためる 小池昌代

2005年11月、岩波書店から刊行された小池昌代(1959~)のエッセイ集。初出は「図書」(「川辺の寝台」「家について」は書き下ろし)。装幀は佐藤篤司。 目次 鹿を追いかけて 道について 川辺の寝台 くぼみについて 彫像たち 花たちの誘惑 虎と生活 雑踏の音…

列島詩集 1955

1955年11月、知加書房から刊行された「列島」グループのアンソロジー。編集は関根弘。 目次 作品 河邨文一郎 詩人の脳 汚れた手 吉田美千雄 新聞の片隅から 青い娥 運河 福田律郎 オルグ 細胞の指 花田英三 鼻くそ 出発 いつのまにかまた 扉 井出則雄 富士山…

魚の口 鈴木漠詩集

1963年8月、海の会から刊行された鈴木漠(1936~)の第2詩集。著者自装。第14回H氏賞候補作。 目次 魚の口 魚たち 誕生 眠らない馬 面 麦 歌 河 壷のなか 光あれ 絵本 嘴 父母伝説 探偵 使者 墜死 雨季 ペルセウス 海 喪の種族 卵について あこがれる 謝肉祭…

我が山脈 藤村雅光詩集

1978年10月、銀河書房から刊行された藤村雅光の遺稿詩集。編集は山本博文。表紙絵・カットは下高原龍巳。 目次 序 小野十三郎 1 雑草の花 雑草の花 一枚の花片 青ちさ 桔梗 熊野 石楠の花 黄色い薔薇 つゆ花 虫は字を知らない 曼珠沙華 紫陽花 向日葵 雪む…

折り折りの魔 犬塚堯詩集

1979年10月、紫陽社から刊行された犬塚堯(1924~1999)の第2詩集。装幀は谷川晃一。 目次 Ⅰ ままにならない三軒の家 一匹の虫 二コライの出入口 戦争に行く前に河に出かけた 不意に向きを変えるのは Ⅱ 伊万里湾 VANが話すには 下手人 「聖者」が町にやって…

日没までの質問 三橋聡詩集

1979年12月、紫陽社から刊行された三橋聡(?~2003)の第2詩集。装画は野口晴美。 目次 質問 夏から秋にかけて 青春裁判 日没までの淡い楽器の管を通って 号泣 昼の調書 日記 日付のある物語 風のおわりに さようならの日のために 日本の古本屋で検索ヤフオ…