2018-02-14から1日間の記事一覧

記憶宣言 川上京子詩集

1976年8月、土橋治重の風社から刊行された川上京子の第1詩集。 目次 流星祈願 恋の天気予報 遠心術 割れた朝 調理師令嬢 御転婆娘の日記 回転する比例式 記憶宣言 オーロラの旅人 春のくちづけ 光細工の通信 眠る夢 暦唄 拒否 前奏曲 四月の素顔 しまわれる…

散歩道 南原充士詩集

1976年1月、グループ太刀から刊行された南原充士(1949~)の第1詩集。装幀は武井宏充。 目次 マッチ箱 風 缶けり 春 ぶらんこ 矢車草 桔梗 泣虫は 桜 木 アイスクリーム 嵐の時のこと 植木職人 食卓 ディナー いちまいはずれかけて ワンダーバード ろうそく…

あけしゅすず 根岸照詩集

1978年11月、詩学社から刊行された根岸照の第2詩集。装幀は十河雅典。 目次 すべての 第一章 水狩り 第二章 絹心中 第三章 繭あかり 第四章 夢の書 第五章 絹ものがたり 第六章 蝶のみち 第七章 約束 第八章 絹恋い 第九章 手のつむぎ 第十章 あけしゅすず …

キッチン・スキャンダル こたきこなみ詩集

1982年7月、レアリテの会から刊行されたこたきこなみ(1936~)の第1詩集。表紙装画は小紋章子。 小学生時代、北海道酷寒の辺境での人肉嗜食事件が報道された。後に武田泰淳の「ひかりごけ」のモデルになった事件である。地元新聞の猟奇的筆致に、子ども心に…

音楽 那珂太郎詩集

1965年7月、思潮社から刊行された那珂太郎(1922~2014)の第2詩集。カットは落合茂。 目次 秋の… 作品A 作品B 作品C 繭 塔 ねむりの海 くゆるパイプのけむりの波の フォオトリエの鳥 鎮魂歌 〈毛〉のモチイフによる或る展覧会のためのエスキス 透明な鳥…

雪やまず 八木忠栄句集

2001年10月、書肆山田から刊行された八木忠栄(1941~)の句集。挿画は若林奮(1936~2003)。 友人井川博年に誘われて、初めて余白句会に参加したのが一九九二年九月。以後、句会のあるなしにかかわらず我流で俳句を作りつづけている。これまで何句たまった…

昨日と今日の物語 中村真一郎

1948年8月、河出書房から刊行された中村真一郎(1918~1997)の短篇集。編集は坂本一亀(1921~2002)。 目次 昨日の物語 轉生 妖婆 皇妃 今日の物語 天使 水精 食人鬼 灰姫 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

牧人 鈴木彦次郎

1942年2月、輝文館から刊行された鈴木彦次郎(1897~1975)の短篇集。装幀挿絵は吉田貫三郎。鈴木は第6次新思潮、文藝春秋同人。 目次 冬木博士の家族 牧人 林檎 花の禊 鹿妻堰 月明の村 指揮刀 提督 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

居候詩集 平山貢詩集

1971年8月、土橋治重の風社から刊行された平山貢の詩集。 目次 都市について 退化 時代病に関する饒舌 居候 石について 顔について 白髪について 分身蒸発 東京焼跡派物語 女たち ブルース 戸籍物語 訃報と予定表 名刺考 ネクタイ考 平山貢について 土橋治重…

ふりかえる 榊弘子詩集

1971年4月、現代詩工房から刊行された榊弘子の第2詩集。装幀は立木斤一。 「折れる」という意識は、第一詩集を編んだ時、すでに「過去」へ向う貨車に積み込んだ筈であった。 その後、家庭という枠から外へ跳び出してPR誌の編集に携るようになって、やはりど…

花火 久保田正文

1956年5月、北辰堂から刊行された久保田正文(1912~2001)の長編小説。「近代文学」連載(1952年1月~6月)。 目次 序章 ハンティング・ジャーナリスト第一章 瓦礫のなかで第二章 奇妙な窓第三章 からだを張って第四章 今ぞ、日はちかし第五章 恋愛手当第六…

化石になる 平光善久詩集

1964年11月、不動工房から刊行された平光善久(1924~1999)の第6詩集。表紙絵は大沢一佐志(1928~)。 ぼくは不在者を訪ねる。虚無ではなくて、充実としての不在の意味を尋ねる。不在者はぼくに語りかけてくれない。ぼくは饒舌になる。そしてそのなかから…

古代感愛集 釈迢空詩集

1952年5月、角川書店から刊行された釈迢空(折口信夫)の文語詩集。1947年青磁社版の復刊。第1回日本芸術院賞受賞作品。 目次 追悲荒年歌 乞丐相 幼き春 琉球を憶ふ歌々 干瀨の浪 伊平屋の村 古びとの島 夏日感傷四章 はつくさ おもの ちしる 松風の村 遠野…