2018-04-03から1日間の記事一覧
1980年3月、筑摩書房から刊行された石垣りん(1920~2004)の散文集。 目次 Ⅰ 暮しの周辺 呑川のほとり 通じない? いいなあ・いいわねえ ぜいたくの重み 貧しい食卓 インスタントラーメン 収穫祭 玄関先のハカリ 街にあかりがついた日 お便り 雨と言葉 二月…
1963年11月、七曜社から刊行された伊藤信吉(1906~2002)の回想録。装幀は栃折久美子。 この本は、昭和初期の思想的「疾風怒濤」時代を、異様な情熱を活気をもって生きた青春の絵巻集と言ってよい。同時にその渦中を通過した著者の自伝でもある。時代の混沌…
1954年4月、同光社から刊行された薩摩治郎八(1901~1976)の随筆集。装画は高野三三男。 目次 落花狼藉 FLEURSÉPARPILLÉES 天地晦冥 TOUTESTSOMBRE 多情多恨 QUIAUNCOEURTENDRE 巴里の憂愁 SPLEENDEPARIS 巴里解放 PARISLIBERÉ 恐怖の巷 VILLEDETERREUR 春…
1987年2月、集英社から刊行された池田みち子(1910~2008)による「東海道中膝栗毛」の翻案。「わたしの古典」シリーズ20。カバーは鳳凰桜柳文縫箔狂言装束部分(厳島神社所蔵)。装幀は菊地信義。 『東海道中膝栗毛』をはじめて読んだのは小学校六年生のと…
2014年1月、ふらんす堂から刊行された小笠原眞(1956~)による詩人論。装幀は君嶋真理子。 目次 中村俊亮(なかむらしゅんすけ/一九三八~一九八九) 「ぼくにとっての中村俊亮」 藤富保男(ふじとみやすお/一九二八~) 「藤富詩という風景」 山之口獏(やまの…
1976年3月、「牧野信一の文学碑を建てる会」が刊行した牧野信一の回想集。題字は牧野信一遺稿より。 目次 宿望ここに成る 尾崎一雄 牧野信一文学碑に寄す 趣意書についての弁 井伏鱒二 牧野信一 河上徹太郎 牧野信一君追想 浅原六朗 二・二六事件と彼の死 美…
1942年1月、春陽堂書店から刊行された藤澤桓夫の長篇小説。画像は裸本。 目次 青年 仕事 鰯雲 生活 感情 喪失 日向 都會 放浪 横顏 求心 明日 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1952年9月、審美社から刊行された杉山平一(1914~2012)の短編小説集。装幀は花森安治。画像は裸本。 杉山平一君は極めて尋常な紳士で、極めて周到な知識人で、圓滿な勤勉家で、微妙な神經と多種多樣な才能との持主だ。かういつただけで、何かお世辭を用ひ…