2018-04-08から1日間の記事一覧

明峯明子全詩集

2017年6月、花神社から刊行された明峯明子(1915~2002)の全詩集。編集は明峯晶子。装幀は熊谷博人。装画は菊地毅一「横浜風景」。明峯明子は旧姓高橋。父、高橋清七は前橋の煥乎堂書店店主。高橋元吉は叔父。 この全詩集は、明峯明子が生前に出版した三冊…

銀行員の詩集 1957年版

1957年11月、銀行労働研究会から刊行されたアンソロジー。選者は丸山薫と藤島宇内。編集は「銀行員の詩集編集委員会」。石垣りん作品は、Ⅳに「月給袋」、Ⅴに「盗難」を収録。 目次 Ⅰ 更衣室の歌Ⅱ あなたの部屋Ⅲ アカシヤ日記Ⅳ わが三文詩Ⅴ 突提にて選者のこ…

太平洋戦争下の詩と思想 鶴岡善久

1971年4月、昭森社から刊行された鶴岡善久の評論集。 目次 調和としての神話 * * * 戦争詩の一側面 戦時下における抒情 * * * 渡辺直己とへ〈野戦詩集〉をめぐって 実戦世代の戦争意識 * * * 谷鉄也試論 ニヒリストの極地 * * * 金子光晴における反戦 強迫さ…

身立ち魂立ち 鈴木志郎康詩集

1984年5月、書肆山田から刊行された鈴木志郎康の詩集。 わたしはこの詩集を早急にまとめたいと思った。「早急」は末尾に置かれた詩が発表されて時を経ないで早速という気持である。詩を書くということが、自分にとって、はっきりと違ったことになったのを形…

実説・火野葦平 九州文学とその周辺 原田種夫

1961年、大樹書房から刊行された原田種夫による火野葦平の評伝。装幀は池田仙三郎。 紆余曲折のあるのは当然のことながら、「九州文学」が地方文芸誌として他に類例のない永い歴史と内容を誇ってみるのは、やはり偶然ではなかった。もちろん、東京のやうな雑…

亜熱帯の涙 桐山襲

1988年1月、河出書房新社から刊行された桐山襲の長篇小説。装幀は高麗隆彦。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

詩のある人生 潮流詩派の50年 村田正夫

2005年8月、潮流出版社から刊行された村田正夫(1932~2016)による回想録。表紙は豊田一男(村田正夫詩集『東京の気象』装画)。 目次 潮流詩派前史(1) 個人誌『Kurosio』創刊 高校文芸部誌『文草』創刊 潮流詩派前史(2) 『律動』(のちに(黒潮)と改題…

難波田龍起詩集 1925~1990

1994年4月、小沢書店から刊行された難波田龍起(1905~1997)の第1詩集。付録栞は安藤元雄「存在の重み」。 目次 ・青い手帖から 1925~1936 凝視 泰山木 菊見の宴 柿の詩 松陰とランボオ アルチュル・ランボオ 僕の成長 きんとん 原稿紙を買ひに出て 裸の立…

小組曲 和泉克雄詩集

1950年8月、私家版として刊行された和泉克雄の詩集。 目次 老樹と噴水 春 老樹 晴れた日に 噴水 光の中で 老樹 のちの日のために 噴水 古い夜に 老樹 黒い庭で 噴水 雲と鳥と 老樹 式る日の会議 噴水 まだ花咲かぬ野薔薇をめぐって 老樹 或る少女に 噴水 或…

貧しきものの歌 仲村久慈詩集

1946年7月、日本出版から刊行された仲村久慈の詩集。装画は古澤岩美。 目次 序詩 序文<前田鐵之助> ”貧しきものの歌”に寄せて<平野威馬雄> ・昭和十六年度篇 風景 寄生蟹 孤獨 閑古鳥 早春 風哀史 音のない汽笛 流れある風景 藏王小屋にて ・昭和十五年…

谷川俊太郎《詩》を語る ダイアローグ・イン・大阪2000~2003

2003年6月、澪標から刊行された谷川俊太郎のインタビューと田原、山田兼士による論考。ブックデザインは倉本修。 目次 1言葉の力、詩の楽しみ 2詩と歌と音楽と 3詩をうたう/詩でかたる 4新詩集『minimal』をめぐって 5鼎談詩の場景と詩人の地理 二つの…

詩の窓 藤富保男

2011年12月、思潮社から刊行された藤富保男の評論集。装幀は山口信博。 目次 Ⅰ 魔ダダ模様 碑まわり 詩の光沢 おもしろい詩のことで ある詩人のことで スポーツと詩のことで 生誕百年の音楽家と死後六十年の詩人 詩作にふれて(1) 詩作にふれて(2) 偉人・異人…