2018-04-28から1日間の記事一覧

失落の湖 門田育郎詩集

1954年8月、書肆ユリイカから刊行された門田育郎の詩集。 序文 門田君の詩を一読した。 宇宙の胎動、物と人の生成などに関する体臭は、僕らの同時代の人達の宇宙感と宵壌のへだたりがある。 宇宙に対する人間の立場は、僕らの時代並びに戦争前までの人たちの…

荒天用意 井上岩夫詩集

1974年11月、詩稿社から刊行された井上岩夫の詩集。装画は前畑省三。第25回H氏賞候補作品。跋は島尾敏雄。 目次 序詩1 神様がかくしてしまわれたのさ ボーン 豚 委員長 そのた マツの記憶 菊のごはん 大学病院の秋 原爆の子 2 点滴を受ける女 いたみ 時雨 …

穂先を渡る 最新現代詩 鈴木志郎康

1980年7月、思潮社から刊行された鈴木志郎康の詩論・詩人論集。装幀は飯田善國。 この本には、一九七七年の後半から一九八〇年の初頭まで書かれた文章の中から、詩と詩人について書かれたものを選んだ。この間七八年と七九年の二年間、私は読売新聞の詩時評…

卵のなかは、夜 鏡順子詩集

1981年10月、詩学社から刊行された鏡順子の第1詩集。装幀は野中ユリ。鏡は佐々木安美の妻。 目次 序詩 詩集に寄せて 川崎洋 ひとのかたちを かなしみ 出会い 眠ってしまったあなたの横で 空のガラス 少女Ⅰ Ⅱ Ⅲ 夜の子供 会話 鏡の国の……Ⅰ Ⅱ Ⅲ 私は木に 徒競…

優しい大工 福井桂子詩集

1969年11月、思潮社から刊行された福井桂子の第1詩集。福井は三木卓の妻。 わたしたちのひとしく生を受けているこの時代に、もしもわたし自身の感受していることを完璧に表現しおおす詩、詩人をもつことができるなら、怠惰なわたしはけっして自分で詩を書こ…

半個詩集 林喜芳詩集

1988年3月、摩耶出版社から刊行された林喜芳(はやしきよし)の詩文集。 目次 Ⅰ 人生・皿まわし 人生・皿まわし 悪食者 おばけ うらぼん 埒外 ……ましたか おそい政治 石崖 奈落の声 どこに平和 その手 待て Ⅱ 老人性痴呆症候群 老友生きる 余儀なきことよ 呪…

悲しみと無のあいだ 青来有一

2015年7月、文藝春秋から刊行された青来有一の短篇集。写真はChris Cook/SCIENCE SOURCE/amanaimages。装幀は関口聖司。 目次 愛撫、不和、和解、愛撫の日々 悲しみと無のあいだ NDLで検索Amazonで検索

二席の歌 石橋一哉

1994年10月、胡蝶の会から刊行された石橋一哉の随筆集。 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索