2019-02-02から1日間の記事一覧

桂川情死 角田清文詩集

1982年9月、書肆季節社から刊行された角田清文の第5詩集。装幀は政田岑生。 あのとき、わたしは桂川でひとりの女と情死しようとしたのだろうか。それとも、わたしは、<桂川>という名と情死しようとしたのだろうか。その境域はさだかでない。あの初冬の、晩秋…

けいおす 依田義丸詩集

1991年9月、思潮社から刊行された依田義丸の詩集。 目次 詩とは何か 辿ってきた道がそこでふいに未来に なんやこう狐にでもつままれたようで だれもいなくなったほうが、安心していられる 視点はやがて奪われてしまう 一度だけ前衛だったのかもしれない いつ…