2019-03-20から1日間の記事一覧

亡妻の記 西条八十

1968年2月、家の光協会から刊行された西条八十の随筆集。 妻の死の直後、ぼくはこの追想記を書こうと思いついた。だが、日ごろお互いに丈夫で、結婚以来入院生活など経験しなかった二人だけに、この死の衝撃はあまりに大きかった。ぼくには気力がなかった。…

夕月乙女 西条八十

1954年10月、ポプラ社から刊行された西条八十の少女小説。装幀、挿絵は山本サダ。画像は裸本。 目次 花と蝶々 拾い子 怪我 気まぐれ 養女 二つの頭文字 はなやかな東京 お兼ばあさん 勉強室 余興 蘭子の死 独り残されて 孤独 愛犬ルリ 家出 夕焼雲 誘惑 智子…

つづれ刺せ 三井葉子

1987年1月、編集工房ノアから刊行された三井葉子(1936~2014)の随筆集。 目次 Ⅰ 大阪人 大阪・正月 節分・お化け・豆を打つ 大阪 作る 散歩 わたしの河内記 星田 鶏 淡雪 くんなかという所 入学のこと わたしが詩を書きはじめた頃 Ⅱ 先生 小野十三郎 明後…

高台にある家 水村節子

2000年2月、角川春樹事務所から刊行された水村節子(1922~2008)の長編小説。装幀は田村義也。水村早苗の母。 幼いころほんの一時預けられた、横浜にある裕福で西洋風な伯母の家。そのような家の娘であったらと願う少女は、神戸、裏長屋で無教養丸出しの年…

酸素スル、春 川上亜紀詩集

2005年2月、七月堂から刊行された川上亜紀の第2詩集。扉絵は井上敏男。 目次 冬 岡本太郎のトランプ 手の夜 愛のシッポ 蟻 アウトサイドゲート リモコンソング この朝 足摺り 凹む夏 壷中天~川の話 新明解 世界の額縁 クリスマス週間 酸素スル、春 手の早さ…

アンダスンと三人の日本人:昭和初年の「アメリカ文学」 大橋吉之輔

1984年7月、研究社から刊行された大橋吉之輔(1924~1993)によるシャーウッド・アンダスンの研究書。 ことは些事からはじまった。たまたまシカゴで発見した、シャーウッド・アンダスンに宛てた三人の日本人の手紙について、それらにまつわる彼我の資料をで…

兵庫の詩人たち 明治・大正・昭和詩集成 君本昌久・安永稔和編

1985年12月、神戸新聞出版センターから刊行された兵庫詩人アンソロジー。編集は君本昌久と安永稔和。 昨年の七月、私たちは『神戸の詩人たち―戦後詩集成』を刊行した。これは戦後の四十年間に兵庫県下で活躍した詩人たち四十八人の詩二百五十六篇を収録した…