2019-04-01から1日間の記事一覧

ぬすびとはぎ 丸山真由美詩集

2002年2月、湯川書房から刊行された丸山真由美の第2詩集。 目次 小骨の取り方 襟巻 ギリシャの帽子 旋律――ラフマニノフ交響曲第二番第三楽章 散歩 川面 虚血性 小指の先ほどの 蝉 月夜の晩 向こう見ず 春の葬い 黄揚羽 黄泉比良坂(よもつひらさか) 白いボ…

青木健作短篇集

1983年9月、春陽堂書店から復刻された青木健作の短編集。底本は1928年10月、春陽堂から刊行された。装幀は岡落葉氏。 目次 峠の夜 鼻 錆びたる鍬 寢部屋の人々 影なき人 嫁ぐ前 K――博士と刺客 行ける所まで 文字の印象 彷徨 大風の朝 五位鷺の死骸 骨 謎 鳩…

歌集秘帳 湯浅真沙子

1951年11月、風俗文献社から刊行された湯浅真沙子の歌集。 この歌集は女性みづからの肉体的欲情を露はに歌つたといふ点で、一寸類がないものかと思ふ。いはゞ曝露症的表現で、中には露骨なだけで歌としては拙なものがあると思うが、大胆率直といふ点と、自ら…