2019-05-11から1日間の記事一覧

現われるものの朝 垂水千賀子詩集

1977年5月、紫陽社から刊行された垂水千賀子の第1詩集。装幀は廣田茂。 目次 Ⅰ 現われるものの朝 反乱する内部 大理石の板の上を 真理Ⅰ 真理Ⅱ アンニュイ Ⅱ ここにこうしていると 侵入者 指の不安 生きつづける肉 待っている Ⅲ 窮極を 伝えられるものが ミソ…

春分 中本道代詩集

1994年7月、思潮社から刊行された中本道代の第4詩集。絵は中西夏之。装幀は直野宜子。付録栞は吉田文憲「正午、正午の消滅」。 現象は、目に見えないもの、知覚することのできない大きなものの出現に過ぎない。私たち自身が現象であるのだから、私たちにわか…

半裸の日々 稲垣瑞雄詩集

2008年9月、思潮社から刊行された稲垣瑞雄(1932~2013)の第7詩集。装画はジョルジュ・スーラの”Theanchor”。 目次 蜂の時間 蜂の時間 姫鱒の暦 梟の夜明け 箆鮒の季節 海鞘の夕べ はためく日々 はためく日々 開く朝 顫える夏 経巡る月 ほとばしる午後 半裸…

サリンジャーは死んでしまった 小島なお歌集

2011年7月、角川書店から刊行された第2歌集。装画は井筒啓之、装幀はトリプル・オー。 目次 サリンジャーは死んでしまった 声もたぬ樹 建築物 夕焼けの壁 泡 グランドピアノ 人および動物 成長痛 秋の手摺り 鴉のごとく 春の核家族 ひとの群、犬の群 画用紙…

乱反射 小島なお歌集

2007年7月、角川書店から刊行された小島なお(1986~)の第1歌集。付録栞は馬場あき子「小島なおさんの歌を詠む」。 わたしの初めての歌集です。十七歳から二十歳までの作品二七四首を収めました。歌のこともこれからの自分のこともわからなくて、とても不安…

海のオルガン 小市邦子歌集

2013年10月、いりの舎から刊行された小市邦子の第1歌集。 目次 小市邦子歌集『海のオルガン』に寄せて 高崎亘代 Ⅰ 一九八六年五月―一九九九年 手紙 職場 森山健一郎先生 ベトとドク 眠り姫 バレエ 対き合ふ ワンダーフォーゲル部 動線 恋した茱萸 残留孤児三…