2019-05-13から1日間の記事一覧

海――友よ 私が死んだからとて 長沢延子

1972年2月、都市出版社から刊行された長沢延子(1932~1949)の遺稿集。画像は重版。解説は黒田喜夫。 目次 *印は詩 Ⅰ 友よ私が死んだからとて 友へⅠ 友へⅡ *旅立ち *涙 *便箋 *招待 私は誰よりも深く生を愛したのだ *雲 肉体と魂 *鏡面 かつて多感なりし日 …

馬車の出発の歌 小熊秀雄賞受賞詩人集

1982年11月、小熊秀雄賞受賞詩人集刊行会から刊行されたアンソロジー。装幀は谷口広志、装画は小熊秀雄。 目次 友田多喜雄 : 死んだ村/名付け方/十度目の根雪に/一九七〇年六月二十三日/バッタ塚/雪の歌/正倉院へ/胸底で 萩原貢:残響―赤岩にて/残光…

臨月と帽子 岩崎迪子詩集

1992年5月、思潮社から刊行された岩崎迪子の第4詩集。装幀、装画は三嶋典東。 これらの作品をまとめるにあたって、改めて感じたことは、自分の内側にある像が、身体や現実を裏切って、見たくないもの、怖いものに変身してしまうことです。書く度に言葉の鏡が…