2019-06-09から1日間の記事一覧

通過 中村義則詩集

1966年、他人の街社から刊行された中村義則の第2詩集。装幀は赤瀬川原平。 目次 通過 ある朝 ほおきの件 除去の件 ひざ上30センチの件 輝く朝 ふくらみ 誰も居ない部屋から 裏切り ママの声 四歩目ぶるうすい ママぼくでかける はだしの唄2 はだしの唄3 はだ…

舟越道子詩集 舟越道子

2000年4月、角川書店から刊行された舟越美智子の詩集。彫刻家・舟越保武の妻。 目次 Ⅰ エゾエンゴサク 湧き出ずるもの 美しい桜の花よ タンポポ 春の青空 姉 沼のほとり 一枚の絵に添えて こころ 阿寒湖畔にて 雨が霽れて… 七里ヶ浜にて おさなき哀歌 灯は霧…

瞳で泳ぐ 岡田隆彦詩集

1980年7月、思潮社から刊行された岡田隆彦の第10詩集。題簽は安東次男、装画は若林奮。 しばらく思うように詩作できなかったのだが、(仕上がりはとにかく)七八年の後半から、いくらか気分が乗ってきた。それらをまとめたのがこの一本である。わたしなりの羇…

反核詩集 核なき明日への祈りをこめて 栗原貞子詩集

1990年7月、詩集刊行の会から刊行された栗原貞子の詩集。 目次 序詩まえがき 第一部 「生ましめんかな」の詩碑建立 生ましめんかな 最初の誕生 核なき明日への祈りをこめて 第二部 ヒロシマとナガサキのいま 八月の死者たちのために ヒロシマ消去法 黒い鶴幻…

みぞれふる 倉橋顕吉詩集

1981年4月、私家版として刊行された倉橋顕吉の遺稿詩集。編集は顕吉の弟、倉橋志郎。 今は、人間の詩が政治にふみにぢられている時代だ。 水遠に詩が政治の足の下にあるとは、しかし考へられない。 …………生きること、この眼をこらし、この眼でたしかめ、私は…