2019-06-13から1日間の記事一覧

歹い夢 林周臣詩集

1977年10月、群像舎から刊行された林周臣の第1詩集。解説は豊浦志朗(船戸与一)。 目次 輪 食欲 双児 丸窓 一軒家 弔いの日に 間隙 翳 幼戯 六月の顔 雨夜 反癒音 幽霊の街 夜汽車 頭蓋 晩秋 白路 或る終焉 蘇生 街路樹 朝(あした)に結論を 麓 宿 周流 車…

にがい愛 田中清光詩集

1970年12月、彌生書房から刊行された田中清光の詩集。装幀は野中ユリ。 目次 1 私は認識する 世界を 2 おまえの眼を覗いていると 3 新鮮な肉体が上陸する 4 つむった眼で 5 夏のはじめ 6 花にふちどられたおまえの微笑 7 誰も見ない 8 波のあいだで 9 この明…

屋根 大木実詩集

1941年8月、砂子屋書房から刊行された大木実の第2詩集。画像は函欠本。 大木實の詩はその生活とそつくりな貌をしている。そして生活が いつもかりそめの屋根の下に安堵してくらしてゐるやうに、詩もま た同じのを感じてそれと一緒に居る。 大木實の中で、詩…