2019-07-08から1日間の記事一覧

生物祭 荒川法勝詩集

1961年6月、自然社から刊行された荒川法勝(1921~1998)の第1詩集。装幀・題字は野長瀬正夫。第12回H氏賞候補作品。 私は太平洋にのぞむ東北の小都市宮古に生れた。生後まもなく、母はなくなり、僧侶であった父は修業のため東京へいっていた。もの心ついた…

金属の下の時間 和田徹三詩集

1960年5月、アポロン社から刊行された和田徹三の第5詩集。装幀は北園克衛。 詩人和田徹三について 私は和田徹三氏のような三十年間も詩と戦って来た人に対して、いまさら紹介文らしいものを書くことは彼の権威を害するものであることを知ってはいるが、彼が…