2019-08-05から1日間の記事一覧

娘を売る町 神崎清

1952年1月、新興出版社から刊行された神崎清のノンフィクション。装幀は岡村夫二。 目次 口絵写真 はしがき I 教育と社会環境 池上特飮街追放 この母の力 山中部落の子どもを救え II 少女の人身売買 本木事件調査報告 娘を売る町 売られた娘の表情 芸者に売…

夕暮の時はよい時 筧槇二詩集

1999年5月、山脈文庫から刊行された筧槇二(1930~2008)の詩集。 目次 観梅 Oh God! ぢゃあね 戦争やってるわけでもないのに よこすか・晴天 少女の記憶 驟雨 孤影――嵯峨信之氏に 笑ふ眠る 追悼・櫻 含み笑ひの魅惑 介護について――または、夕暮の時はよい時…

島の冬 本間容子詩集

1994年8月、詩学社から刊行された本間容子の第2詩集。装画は本間要一郎。 冬のことである。わたしが六歳で、弟は四歳だった。でも、わたしはまだ小学校へ上っていない。 ある日、村に住んでいる祖父が、用事があって、町へ出て来た。おそい「ひる飯」をうち…