2019-08-07から1日間の記事一覧

泉を求めて 田村隆一対話集

1974年12月、毎日新聞社から刊行された田村隆一の対談集。装幀は安東澄。 目次 文明はエロス 金子光晴 詩と散文のありか 大岡昇平 城壁のない島 安岡章太郎 湧き水について 吉行淳之介 飲む 浦山桐郎 諸君、ユーモア精神に心せよ 生島治郎 都市空間の変容 広…

氷河 川村洋一詩集

1958年1月、的場書房から刊行された川村洋一の第1詩集。 未完成と思われる完成 川村洋一は、少年の姿でぼく等のグループにはいつて来てから、ながい月日のあいだ、いまだに少年の姿のままでいる詩人である。彼はずつと、無口でハニカミヤのようにふるまつた…

詩の朗読 その由来・理論・実際 照井瓔三

1936年6月、白水社から刊行された照井瓔三による詩朗読の解説書。 詩の言葉には冪がある。それ故わたしの持論としては詩の最善の鑑賞法は默讀にある。或は一行を讀みかへし、或は數行を一度に讀む、 冪根がその間に展開する。書かれた言葉の並列だけしか讀み…

後生車 齋藤怘詩集

1974年6月、無限から刊行された齋藤怘の第3詩集。題字は村野四郎、絵は齋藤求。 目次 化野 後生車 梵鐘 客佛 如意輪童女 百萬遍 骨佛 越の寺 馬頭観音 不生 寂静 絵本 賓頭廬 阿修羅 有執 願 班 日のかげ 橋 褐色の絵 時の転位(あとがきにかえて) 関連リン…