1923年1月、京文社から刊行された室生犀星の短編小説集。著者自装。 それ全體が珠玉（たま）でないかぎり別に大したものではなからう、――しかしところどころ珠玉のやうなもの、或ひはそれに似たやうなものがないとも限らない。何故だといへば時に非常に拙い…

1983年、書肆季節社から刊行された角田清文の評論集。装幀は政田岑生。 目次 Ⅰ 此岸への殉教――あるいは現象の多様性への愛 藍青研究――塚本邦雄論 情念の詩法―浜田到論 主語政政変のものがたり――山中智恵子の一首 詩人の使命と節操 流離の恍惚感の創造――地方…

1978年7月、昭森社から刊行された高野邦夫の第2詩集。装画は中西新太郎。 目次 ・秋の蝶 秋の蝶 蝶の歌 蝶の死 鳥辺野 晩秋 淡い影 沈み行く蝶 林道 吾が髪 森（一） 森（二） 森 (三) 森（四） 光の中 花野 ・大枯野 光（一） 光（二） 休暇 無明 道 壺 極…