2020-03-05から1日間の記事一覧

カナリヤは、うしろの山へ捨てましょか 一色真理

1987年7月、NOVA出版から刊行された一色真理の自伝小説。装幀は荒木海踏。 本書は同人誌『舟』に連載した「ニヒリストの光芒――谷口利男私記」と、NOVA出版刊の雑誌『そんざい』に連載した「痛みの中で詩が試される」をベースに、新たに数章を書き加えて成立…

一丁櫓 永井善次郎詩集

1985年11月、矢立出版から刊行された永井善次郎の詩集。装幀は志摩かほる。装画は友川かずき。 目次 水ぬるむ においをつけることができると想う 海辺 親子の晩夏 磁石 泳ぎにゆかない 血液 餌 釣針 かえってゆく 速い魚が 少年の船 宿題 遠足 春はおわる 磯…

浪曲 永井善次郎詩集

1972年12月、私家版として刊行された永井善次郎の詩集。 目次 夏の首 競技の部落を通りぬけ 哺乳 巣の坂 造る魚 籠 昆虫の人 寒布 網の冬 食卓の花のまわりで 西風の部落 菜の花が咲きはじめると 菜の花に面して部屋ができ あすこそ男を捨てる 器 糸の部屋 …

太鼓 永井善次郎詩集

1965年5月、銀河社から刊行された永井善次郎の詩集。 目次 鰯 夢ごんどう 男蛸 灯台 手の野郎 くちくちくち ひらき 子供たち 腹 整地した墓地 胸 三人の怒リ 祈 魚のはらわたを背おって 花 肥料 早い朝 太鼓 屋根に咲く花 春夏秋冬 日本の古本屋で検索ヤフオ…

X線 高部勝衛詩集

1959年10月、六月社から刊行された高部勝衛(1927~)の詩集。 目次 序 小野十三郎 砂漠地帯 虫の音 別れ 夏 夜業 雀 ニューヨークにて プラネタリウム X線技師 鉱質 友に 地下鉄 電車 大空 二重写し ひとに 発掘 地下線 星座 海 雪 俯瞰 山裾 放棄 風に 猛…