その他歌集

風の方位 中西洋子歌集

1982年12月、雁書館から刊行された中西洋子の歌集。装幀は小紋潤。中西は柳原白蓮の研究家。 短歌と出合ったのは大学時代、ほとんど偶然であった。その関わり方は、どちらかといえば淡白であり、「人」短歌会発足に参加するまでにも六、七年の空白期間を置い…

森は海の恋人 熊谷龍子歌集

1996年10月、北斗出版から刊行された熊谷龍子の第3歌集。装幀は村上善男。 目次 柞の森 錠剤 朱夏 杳い時間 水界 草の庵 杳い視線 羊歯植物 呪詛 現在形 植物界 金雀枝 秋から冬へ 県境 他人の時間 風中のわれは すでに秋 水源地 春のピエロ 森のいのち 冬芽…

空の空 竹山広歌集

2007年8月、砂子屋書房から刊行された竹山広(1920~2010)の第8歌集。装幀は倉本修。 本集には『遐年』以後三年間の作品五一三首を収めた。私の第八歌集である。八四歳から八六歳までのこの三年の間に、身心の老いは作歌に限界を感じるところまできたが、歌…

風花 菅野清子歌集

1941年4月、青垣會から刊行された菅野清子の歌集。 歌といふものをひとりでつくりはじめたのは、女學校四五年の頃であつた。長澤美津樣に歌の指導をしていただく樣になつたのは、昭和三年二月のことでそれ以來歌の上は申すまでもなく、すべての上に恩情を戴…

処女歌集の風景――戦後派歌人の総展望 三枝昂之・田島邦彦編

1987年2月、ながらみ書房から刊行された歌人アンソロジー。編者は三枝昂之と田島邦彦。 目次 三枝昂之――序/時代の挑発性として 河野裕子――森のやうに獣のやうに 永井陽子――葦牙 吉沢あけみ――うさぎにしかなれない 大林明彦――きみはねむれるか 三枝浩樹――朝の…

死に至る罪 純多摩良樹歌集

1995年12月、短歌新聞社から刊行された純多摩良樹の歌集。純多摩は横須賀線爆破事件の死刑囚。 目次 序文 加賀乙彦 第一期 思惟 聖書 汽車 鑑定 遺児 天使 瞑座 白帽 文鳥 第二期 部屋 造反 朝焼 青夜 夜嵐 舟唄 奥廊 第三期 挽歌 蟻道 倫理 裁断 表情 烙印 …

青昏抄 楠誓英歌集

2014年7月、現代短歌社から刊行された楠誓英(1983~)の第1歌集。付録栞は、沖ななも「薄闇のむこうに」、外塚喬「影と光と」。 これが私の第一歌集になります。この文を書いている現在、ちょうど三十一歳になったばかりですので、歌集のほとんどは二十代の…

朱霊 葛原妙子歌集

1970年10月、白玉書房から刊行された葛原妙子(1907~1985)の歌集。昭和38年7月から昭和45年7月までの716首。第5回迢空賞受賞作品。画像は函欠本。 目次 ・西冷 西冷 雪鉢 晴る 瞬く 影鳥 鹿の醫 玉蟲 母子 ・魚 いなびかり 魚 薄明 刈草 黒聖母 紙霊 楽想 …

海のオルガン 小市邦子歌集

2013年10月、いりの舎から刊行された小市邦子の第1歌集。 目次 小市邦子歌集『海のオルガン』に寄せて 高崎亘代 Ⅰ 一九八六年五月―一九九九年 手紙 職場 森山健一郎先生 ベトとドク 眠り姫 バレエ 対き合ふ ワンダーフォーゲル部 動線 恋した茱萸 残留孤児三…

盲生とともに 小林みどり歌集

1963年8月、短歌研究社から刊行された小林みどりの第1歌集。 目次 序文・五島茂 五島美代子 Ⅰ 盲生とともに Ⅱ 母 Ⅲ 大阪の頃 Ⅳ 夫と子 後記 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

遺愛集 島秋人

1967年12月、東京美術から刊行された島秋人(1934~1967)の遺稿歌文集。 私の怒りと悲しみはつきない 「わが死にてつぐない得るや被害者のみたまに詫びぬ確定の日に」このような美しい心境に達した人間を何ゆえに国家は法の名の下に殺しうるのか。私は長い…

夕霧峠 尾崎左永子歌集

1998年2月、砂子屋書房から刊行された尾崎左永子(1927~)の第6歌集。装本は倉本修。第33回迢空賞受賞作品。 目次 空渡る 三月終る 種子 落花譜 晩夏微吟 海よ 春の傘 時緩く パンの耳 日々の速度 地下広場 蜻蛉文 路地 薔薇と月 街上早春抄 短日断章 春寒…

歌集秘帳 湯浅真沙子

1951年11月、風俗文献社から刊行された湯浅真沙子の歌集。 この歌集は女性みづからの肉体的欲情を露はに歌つたといふ点で、一寸類がないものかと思ふ。いはゞ曝露症的表現で、中には露骨なだけで歌としては拙なものがあると思うが、大胆率直といふ点と、自ら…

レモンとハイド氏 大竹蓉子歌集

1967年1月、思潮社から刊行された大竹蓉子の第1歌集。 目次 指に鳴る鍵 昼の記憶 風を濾す 角笛の楽 馬鈴薯の汗 夜の厚み 黒人霊歌 纏ふ夕闇 親和力 夏の旅 冬の旅 崖の茨 田園 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

同時代 笠原十九司歌集

2003年4月、本阿弥書店から刊行された笠原十九司(1944~)の第1歌集。装幀は伊勢功治。<短歌ライブラリー3>。 私の第一歌集である。書名を『同時代 Contemporary age』としたのは、私が幼少期を過ごした古里・橋倉時代を詠んだものから、青年時代の断片、…

十二番館 秦美穂歌集

1956年7月、やまなみ長崎短歌会から刊行された秦美穂の歌集。やまなみ叢書5編。挿画は鈴木信太郎、装幀は島内きみ。 目次 序文 菊池剣 命ありき 昭和二十年夏―昭和二十二年末 命ありき 浦上原爆地 諫早転住 更生服 脇岬 熊本城 てんぴ 再会 樹立の空 学徒 夏…

遠き海 太田満喜子歌集

1957年5月、潮音社から刊行された太田満喜子の遺稿歌集。著者自装。 目次 序文 四賀光子 萠え出づるもの 八つ手 冬いつか 秋日 闇の眸 いく重の奧 遠き別れ 春近し 憂きさいはひ 夕べの鐘 子を抱きて 父母の家 淺間高原 萬歲のこゑ 疎開 遠き海 弟歸還 斧の…

愛日 第四輯 森安理文詩歌集

1991年4月、右文書院から刊行された森安理文(1915~2003)の詩歌随筆集。目次なし。 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

明けゆく空 藤蔭静枝

1943年12月、藤蔭會から刊行された藤蔭静枝(藤蔭静樹 1880~1966)の歌集。装幀は和田英作。画像は函欠本。藤蔭は永井荷風の前妻。 目次 序・佐佐木信綱先生 麻の花 君が家 龍膽 ひとり 落葉のをどり 白鳩 折々に 伊豆吉奈温泉 山城町 柏崎 歸り來て 福地先…

サラダ記念日 俵万智歌集

1987年5月、河出書房新社から刊行された俵万智(1962~)の第1歌集。 目次 八月の朝 野球ゲーム 朝のネクタイ 風になる 夏の船 モーニングコール 橋本高校 待ち人ごっこ サラダ記念日 たそがれ横丁 左右対称の我 元気でね ジャズコンサート・IMA 路地裏の猫 …

風光抄 三十五人集

1981年7月、風光の会から刊行されたアンソロジー。 目次 巻頭のことば作品 朝光の歌 朝吹磯子 鎌倉の道 朝吹美恵子 旅日記 阿部光子 白き嘘 内田砂夢 冬と春 小城和子 菩提樹 小城正雄 メラコイデスの花 木尾悦子 絶ゆべき命 栗原孝子 真珠の一綴り 小金井純…

貧しい町 穂積生萩歌集

1956年3月、白玉書房から刊行された穂積生萩(1926~)の第1歌集。穂積は釋迢空の女弟子。装幀は鈴木文子。 『あとがき』だけは,どうしても読んで頂きたい気がする。感じかたの確かな,おそろしく我(が)が豊かで強い,一人の人間を訴へ出してゐる。歌と無縁な…

花陽炎 春之巻  栗本薫歌集

1984年12月、綺譚社から刊行された栗本薫の歌集。装幀は杖村さえ子。 目次 三月 花陽炎 春之巻 四月 花冷え NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

木犀領 大竹蓉子歌集

1972年2月、白玉書房から刊行された大竹蓉子の第2歌集。表紙装畫はE・M・リーリエン「第四のモーゼの書の為の畫」。扉装畫は塚本靑史、編輯装釘は須永朝彦。第一歌集『レモンとハイド氏』(思潮辻、1976年2月)以後の作品から279首を選歌編輯。 目次 黄昏頌 差…

飯島正歌集

1991年9月、私家版として刊行された飯島正(1902~1996)の歌集。編集装幀は田中美子。 ここ約一〇年のあいだに、ぼくは二つのおおきな異変に出会った。一つは妻志寿子に先立たれたことである。志寿子は一九八二年になくなった。ぼくはひとり暮らしをはじめ…

暗い海 阿部正路歌集

1954年4月、大学歌人会から刊行された阿部正路(1931~2001)の第1歌集。 目次 序文 高崎正秀 1敗戦抄 2八月十五日以後 3出京 4動物園 5雨の日 6博物館 二首 7深川牡丹町附近 8リル恋ふる歌 9妻となる姉 10歸郷 11涙あふれぬ 12男鹿半島 13東京雑歌…

銀の重み 磯江朝子歌集

1955年3月、第二書房から刊行された磯江朝子(1903~?)の第1歌集。似顔絵は小磯良平(1903~1988)、題字・装幀は竹中郁(1904~1982)。女人短歌叢書第30編。 目次 昭和二一年 焼土 失ひし焦点 太き息 昭和二二年 街頭録音 朝の葱 逃避 昭和二三年 母心 …

雲の地図  大西民子歌集

1975年4月、短歌新聞社から刊行された大西民子(1924~1994)の第5歌集。装幀、題簽は木俣修(1906~1983)。 なぜそうであったのか分りませんが、その一年ほど前から、妹と私はそれまでになく睦みあってくらしていたような気がいたします。十三年も飼い続け…

水盤の水 栗原澪子歌集

2007年11月、北冬舎から刊行された栗原澪子(1932~)の歌集。 メモ帖、日記帳、読みさしの本の欄外などに走り書きしたまま、長く放置してきた三十一文字を、集めてみる気になりました。半分がたは行方不明、また集め得たその多くも反故同然といふ、つまりさ…