その他評論

現代俳句の軌跡 高柳重信評論集

1978年5月、永田書房から刊行された高柳重信(1923~1983)の第2評論集。 いわゆる新興俳句運動が壊滅してから、すでに四十年近い歳月が経過しようとしている。昭和十六年に上梓された富沢赤黄男の処女句集『天の狼』が、新興俳句運動の最後の打ち揚げ花火と…

バベルの塔 高柳重信評論集

1974年11月、永田書房から刊行された高柳重信(1923~1983)の第1評論集。 敗戦直後の混乱の中で、僕が初期の評論を盛んに書いていた頃から、すでに二十数年の歳月が過ぎていった。この間、さまざまに変化する俳壇の状況に応じて、そのつど、書き捨て同様に…

雪に燃える花 ―詩人日塔貞子の生涯― 安達徹

1972年2月、村山文学界から刊行された安達徹(1930~)による日塔貞子(1920~1949)の評伝。1971~1972に山形新聞に連載された。題字は近藤侃一、装幀は上崎順一郎。 目次序 神保光太郎 愛と祈り 斜陽 文学修行 逸見廣と竹石 幻の母 幼い雛 アリサの恋 片割…

時代と旋律 生を挑発する詩人だち 泉谷栄評論集

1983年10月、沖積舎から刊行された泉谷栄(1941~)の第4評論集。装釘は藤林省三。泉谷栄は泉谷明の弟。 いずれも、詩誌『阿字』に書いたものです。もともと『阿字』は岩崎守秀と、何でもやってみようの精神で発行したのがはじまりですから、自由気まま、思…

詩と詩論 二〇一〇-二〇一五  山田兼士評論集

2016年6月、澪標から刊行された山田兼士(1953~)の第13評論集。 山田兼士『詩と詩論二〇一〇―二〇一五』(澪標)。著者の足かけ六年にわたる詩集評と詩論評を集成したものだが、最後には「詩集カタログ」として、各詩集を三行で簡潔に紹介した文章が百ペー…

隠喩の消滅 永坂田津子評論集

1994年12月、審美社から刊行された永坂田津子(1933~2001)の評論集。 目次 第一部 無の美 西脇順三郎論Ⅰ 自然と反自然 西脇順三郎論Ⅱ そして詩は 今 どこに? 富岡多恵子試論 言語の中より言語の外へ 富岡多恵子論Ⅰ 〈呼吸(いき)語り〉から〈生き語り〉…

ネルヴァル覚書 入沢康夫評論集

1984年10月、花神社から刊行された入沢康夫の評論集。 この覚書は「詩学」一九八一年九月号から八三年八月号まで(途中二回ほどの休載をはさんで)、約二年間にわたって連載されたもので、内容は、若干の字句を訂正したほかはほぼそのまま、本書における章分…

現代女性詩人論 麻生直子評論集

1991年12月、土曜美術社から刊行された麻生直子(1941~)の第1評論集。 目次 茨木のり子論 怒りと奪回 (一)戦後詩の意識と形成 (二)女性意識と市民精神 石川逸子論 戦争と人間 (一)戦後社会の市民性 (二)戦争責任と人間破壊 高良留美子論 歴史の追…