その他評論評伝

ロオトレアモン覚書 高森忠義

1971年10月、電算出版から刊行された高森忠義によるロートレアモン評論集。 目次 ・ロオトレアモン論のための素描 1はじめに 2黒い青春 3心理学の問題 4言葉の問題 5マルドロオルの歌第一歌 6奇妙な恋愛 7内的共感ということ 8超ユーモア 9ロオトレアモンに…

道とロゴス 澤村光博

1981年12月、書肆山田から刊行された澤村光博の評論集。 目次 まえがき 第一部 言葉の暗夜の中で 第一章 詩人の生誕 第二章 言葉の生と死について 第三章 詩人にとっての思想 第四章 火と言葉 第五章 道とロゴス 第六章 ダーバールと言葉 第七章 意味の交わ…

暁の前に 藤川正夫の詩 今道友信

2002年4月、私家版として刊行された今道友信による藤川正夫の評伝。 この書物は藤川正夫というひとりのたぐい稀な詩人の作品について私の試みた解釈の記録である。この詩人はまだ一部の人びとを除いてはあまり知られていない。そういう場合、普通ならばここ…

変革の詩人 森竹夫 福島朝治

1986年12月、私家版として刊行された福島朝治による森竹夫論。森竹夫は三木卓の実父。 目次 (1)歌の変革――「極光」年少歌人 生活派口語短歌をめぐって (2)詩の変革――モダニズム詩人 作家「寝台」をめぐって (3)詩壇の変革――反逆の詩人 全詩人連合・…

情熱の祝祭 愛郷詩人・伊波南哲 江波洸

2005年8月、琉球新聞社から刊行された江波洸による伊波南哲の評伝。装画は宮良瑛子。 目次 序章 伊波南哲の風景 第一章 詩の館 第二章 沖縄を誇りの楯として 第三章 銅鑼の憂鬱 第四章 花開く日を待ちつつ 第五章 沖縄よ歌え!そして舞え! 第六章 得意から…

改造社の時代 戦中編 水島治男

1976年6月、図書出版社から刊行された水島治男によるノンフィクション。 目次 つかの間の「よき」時代 近衛内閣成立 トロツキーとスターリン 満州・北支行き 戦火の上海 軍閥の跳梁 三木清 蒙彊紀行 「麦と兵隊」 退社 上海から北京へ 科学主義工業社 科学新…

改造社の時代 戦前編 水島治男

1976年5月、図書出版社から刊行された水島治男による改造社回想録。装幀は鈴木礼男。 目次 改造社入社 無産党と共産党 横光利一・林芙美子・小林多喜二 山川均 勞農派 昭和初期『改造』の新人たち 昭和初期の大家たち プロレタリア文学 険悪化の谷間 非常時…

探詩縹渺 鎗田清太郎

1989年6月、土曜美術出版販売から刊行された鎗田清太郎(1924~2015)のエッセイ集。装幀は岡本信治郎。詩論・エッセー文庫13。鎗田は角川書店、新人物往来社などに勤務した編集者。 語義的にいうと「詩論」(長大な論文は別にして)も「エッセー」に入るだろ…

距離のパトス 吉村博次

1989年4月、書肆季節社から刊行された吉村博次のエッセイ集。装幀は政田岑生。 目次 Ⅰ落魄の竪琴 落魄の竪琴―山崎栄治の詩の世界 回想の山崎栄治 ⅡEcce Homines! 串田孫一『幸福を求めて』 トオマス・マン 『ファウスト博士』『選ばれし人』 「同時代」復刊…

下村千秋 生涯と作品 平輪光三

1975年9月、崙書房から刊行された平輪光三による下村千秋の評伝。 この小著は、昭和の初期、かって流行作家であった下村千秋の人と作品を、主に千秋の執筆した小説、評論、随筆などと、数少ない千秋文献によって書いたものである。千秋は六三年の生涯を、文…

金子みすゞと尾崎翠 一九二〇・三〇年代の詩人たち 寺田操

2000年2月、白地社から刊行された寺田操(1948~)の作家論集。 目次 Ⅰ 魂の旅人たち 1 金子みすゞ 魂の旅人 童謡詩人 金子みすゞと少女文化 2 中原中也 神の道化 歌うようにしゃべる中也とみすゞ 中原中也は睡れない 神の道化 3 尾崎翠 第七官界彷徨 幻…

現代の詩論 その展望と解説 村野四郎/木下常田郎編

1954年、宝文館から刊行された詩論アンソロジー。編集は村野四郎と木下常田郎。装幀は鉄指芳雄。 目次 序 本文概要 現代の詩・島村抱月 詩界の根本的革新・相馬御風 某月某日・高村光太郎 三木露風一派の詩を追放せよ・萩原朔太郎 調子本位の詩からリズム本…

評伝 山岸外史 池内規行

1985年2月、万有企画から刊行された池内規行による山岸外史の評伝。カバー画は本郷新、カット画は阿部合成。 目次 一 『煉獄の表情』論 二 作品をめぐる評価について 三 青少年時代 四 文学修業 五 新進批評家 六 外史を慕う文学青年たち 七 戦争前後―リアリ…

ポーの宇宙観 その存在論 竹村直之

1994年3月、音羽書房鶴見書店から刊行された竹村直之の評論集。 目次 一 ”TheBells”について 二 ”Eureka”について 一 その思想面 二 ポーの宇宙観 三 『ユウラリウム』のリフレインの意味 四 ポーと論理 五 ポーと思想 六 ポーと埴谷雄高 一 ポーの存在論 二…

ゴンクールと日本美術 後藤末雄

1943年11月、北光書房から刊行された後藤末雄の評論集。 目次 序言序論本論 (一) 日本美術のパリー進出とゴンクール (二) ゴンクールの生活と日本美術との接觸 (三) ゴンクールの觀たる日本美術の特徴と其の價値 I 日本の風光と日本人の自然崇拜 II 日…

詩人の歩み――詩の鑑賞のために 大木実

1951年、さ・え・ら書房から刊行された大木実による近代詩概論。装幀は初山滋。「ぼくたちの研究室」シリーズ。画像は裸本。 目次 詩について 日本の近代詩 詩人の歩み 島崎藤村 与謝野晶子 石川啄木 高村光太郎 北原白秋 室生犀星 山村暮鳥 宮沢賢治 詩歌と…

ベトナムの詩と歴史 川本邦衛

1967年12月、文藝春秋から刊行された川本邦衛によるベトナム詩史。 目次 第一章 龍の国の誕生 ベトナム人の先祖 南越王朝の興亡 第二章 火と水と真珠と 中国の神話と文郎国 安陽王国 字喃と大南国史演歌 第三章 民族意識のはじめ 娘子将軍の蜂起 中国文化の…

未亡人 生田花世

1949年10月、三元社から刊行された生田花世の評論。装幀は伊藤憲治と森龍司。「女性の書」編集委員会編・第14巻。 目次 序説 一、 人間の思考について 二、 目標について 三、 二つの態度 四、 解放について 本篇 一、 未亡人となる 二、 生活の生き埋め 三…

道化の孤独 歌人山崎方代 坂出裕子

1989年8月、不識書院から刊行された坂出裕子(1936~)による山崎方代の評伝。 山崎方代の歌の底に流れる、人間の生きるかなしみとでも言うようなものに心惹かれ、方代が本当に言いたかったことは何だったのだろうと探りながら、ポツリポツリと書いているう…

現代人の建設 知的協力国際協会 ヴァレリイ他 佐藤正彰訳

1937年6月、創元社から刊行された談話集。翻訳は佐藤正彰。装幀は青山二郎。 「國際聯盟文學藝術委員會」は「知的協力國際協會」に對し、現代人の形成に關して生ずる諸問題に就いて連續談話會を準備すべきことを要請した。「委員會」は、かくも廣汎にしてか…

詩歌の起源 琉球おもろの研究 鳥越憲三郎

1978年6月、角川書店から刊行された鳥越憲三郎の詩論集。装幀は大沢康夫。 演劇が祭式に起源をもつと同じように、詩歌もまた宗教的発生に負うものであることについては、すでに多くの人から指摘されている。しかし本書はさらに詩歌が、直接には神託に起源す…

現代詩新講 現代詩人會編

1951年9月、寶文館から刊行された詩論アンソロジー。装幀は寺田政明。 目次 Ⅰ 現代詩と他藝術との交流 現代詩と繪畫・高見順 現代詩と映畫・岡本太郞 現代詩と音樂・塚谷晃弘 Ⅱ 詩書による日本詩史 明治篇・城左門 大正篇・伊藤信吉 昭和篇・小野十三郞 杉浦…

爆破 人間原型論序説 野本三吉

1971年3月、青林堂から刊行された野本三吉による横須賀線爆破事件のルポルタージュ。 目次 呪われた犯罪史 緑色の根拠地 炎のイメージ 沈黙の故郷 少年の生活史 爆破・男女の神話 父親喪失の幻想 太陽と海の島 裁判の爆破 未完の放浪者 (附)横須賀線爆破事…

戦後詩 ユリシーズの不在 寺山修司

1965年11月、紀伊國屋書店から刊行された寺山修司による戦後詩解説書。 目次 第一章 戦後詩における行為 1 代理人 2 書を捨てるための時代考察 3 われわれはもっと「話しかける」べきではないか 4 実証不能の荒野へ― 5 自分自身の失踪 第二章 戦後詩の…

処女歌集の風景――戦後派歌人の総展望 三枝昂之・田島邦彦編

1987年2月、ながらみ書房から刊行された歌人アンソロジー。編者は三枝昂之と田島邦彦。 目次 三枝昂之――序/時代の挑発性として 河野裕子――森のやうに獣のやうに 永井陽子――葦牙 吉沢あけみ――うさぎにしかなれない 大林明彦――きみはねむれるか 三枝浩樹――朝の…

詩の朗読 その由来・理論・実際 照井瓔三

1936年6月、白水社から刊行された照井瓔三による詩朗読の解説書。 詩の言葉には冪がある。それ故わたしの持論としては詩の最善の鑑賞法は默讀にある。或は一行を讀みかへし、或は數行を一度に讀む、 冪根がその間に展開する。書かれた言葉の並列だけしか讀み…

女子学生の歴史 唐澤富太郎

1979年4月、木耳社から刊行された唐澤富太郎による日本の女子学生に関する教育史研究書。 目次 プロローグ Ⅰ 三代女子学生の青春譜 一 ”女は学なしをよしとす” 女は三界に家なし 腹は借りもの 二 青い目に見守られて 女子留学生第一号――五人の少女らアメリカ…

母たちの時代 原ひろ子編

1980年9月、駸々堂出版から刊行されたアンソロジー。編集は原ひろ子(1934~)。装幀は朝倉摂。 目次 はじめに 原ひろ子 母との出会い・織機(はた)との出会い 志村ふくみ 母のこと 広中和歌子 河に注ぐ川 吉原幸子 母と私 高野悦子 わたしの母 市原悦子 美…

わが戦後抒情詩の周辺 太田浩

1975年9月、コスモ出版から刊行された太田浩の評論集。収録詩人は、以下のとおり。 高見順、神保光太郎、三好達治、丸山薫、伊東静雄、大岡信、那珂太郎、萩原朔太郎、田中克己、伊藤桂一、西垣脩、金井直、大垣国司、芳野清、中原中也、立原道造、三島由紀…

詩人をめぐる旅 君本昌久

1982年10月、太陽出版から刊行された君本昌久の評論集。 目次 Ⅰ 「法隆寺土塀」と「唐山の鳩」――池田克己 Ⅱ 「黒い歌」のこと――楠田一郎 小説家の詩人――高見順 雨になる詩人――尾形亀之助 大戦前夜のダダ――永田助太郎 Ⅲ ある回想――ミナト詩人事件 「戦役」の…