その他評論評伝

豊島与志雄童話の世界 中野隆之

2003年9月、海鳥社から刊行された中野隆之(1955~)の評論集。刊行時、福岡県立高校国語教諭、宮沢賢治学会会員。 目次 はじめに 第一章 豊島与志雄童話の世界 豊島与志雄童話の源泉 幼年童話から少年読物へ 境という場 日本と西洋の折衷 豊島与志雄童話の…

室生犀星 戦争の詩人・避戦の作家 伊藤信吉

2003年7月、集英社から刊行された伊藤信吉(1906~2002)の評論集。装幀は司修。 目次 第一篇 『哈爾浜詩集』――露西亜文学の古きおもかげ 第二篇 『大陸の琴』――棄子捜し・孤児のさすらい 第三篇 戦争の詩人 第四篇 避戦の作家 解題 伊藤信吉と室生犀星 暮尾…

回想の室生犀星 文学の背景 田辺徹

2000年3月、博文館新社から刊行された田辺徹の評論集。刊行時、成安造形大学学長。 目次 野にある人 大森・馬込 美術とのかかわり 庭と音楽 美術の仲間とともに やきもの収集 本の装幀 俳句からの旅立ち 魚と虫の博物誌 魚 虫 ドストエフスキーと「一冊のバ…

犀星とわたし 犀星の会講演集 犀星の会編

1988年4月、ペップ出版から刊行された、室生犀星生誕百年記念講演集。 目次 中村真一郎 まえがき 奥野健男 犀星の会のこと、犀星論のこと 木戸逸郎 「犀星の会」の歩み 市川久夫 映画『あにいもうと』と私 伊藤桂一 私と『哈爾浜(ハルピン)詩集』 伊藤信吉…

自然主義研究 吉田精一

1981年4月、桜楓社から刊行された吉田精一(1908~1984)の評論集。吉田清一著作集第七巻。 本巻は、大きく四部に分けられる。その書誌をはじめに確かめておこう。最初の「自然主義文学運動の概観」は、東京堂刊『自然主義の研究』(上巻=昭8・1・8下巻=昭3・…

みやび 新古今集の時 坊城俊民

1984年8月、桜楓社から刊行された坊城俊民(1917~1990)の評論集。 目次 春の夜の夢 入江相政 みやびと私 一 二 新古今集からみた王朝の和歌 一 王朝の子女と学問 二 新古今集仮名序 三 春歌上 四 船岳御幸 五 春歌下 六 夏秋冬歌 七 綾藺笠 八 言葉のしら…

詩人のいる風景 加藤愛夫

1970年7月、青土社から刊行された加藤愛夫(1902~1979)の評論集。刊行時、加藤は北海道詩人協会会長。 目次 詩心遍歴 ふるさとは遠きにありて思ふもの―室生犀星と故郷の詩 郷土への感傷―萩原朔太郎と懐郷の詩 土への愛―山村暮鳥について 野の師父―宮沢賢治…

耕治人とこんなご縁で 村上文昭

2006年12月、武蔵野書房から刊行された村上文昭による耕治人の評伝。村上は『耕治人全集』の編集委員。 目次 一、追悼 耕治人先生 耕治人先生、あの世へ招かれて 追悼 耕治人先生 ”愚直の人” 小宮山恵一 不思議な出会い 高樋洋子 耕先生との三十年 三宅敦身 …

宮沢賢治とある死刑囚 佐藤寛

1965年3月、洋々社から刊行された佐藤寛(1893~1970)の随筆。佐藤は宮沢賢治研究誌「四次元」発行人。刊行当時は東京拘置所篤志面接委員。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

女人追想 北原白秋夫人・江口章子の生涯 杉山宮子

1992年6月、崙書房出版から刊行された杉山宮子による江口章子の評伝。 目次 はじめに 章子のふるさと香々地を訪ねる 章子の歌碑と江口家の墓をみる 章子の生いたちと初めての結婚 平塚雪鳥の「青離社」をたよって上京 柳川のトンカ・ジョン北原白秋 柳川に水…

討議『銀河鉄道の夜』とはなにか 入沢康夫 天沢退二郎

1976年6月、青土社から刊行された入沢康夫と天沢退二郎による宮沢賢治「銀河鉄道の夜」に関する討議録。表紙、扉カットは宮沢賢治。 本書は、宮沢賢治作『銀河鉄道の夜』に関して私たち二人が一九七〇年と一九七三年の二度にわたって行なった討議の記録(詩誌…

現代詩人 村椿四朗

1993年4月、翰林書房から刊行された村椿四朗の評論集。 目次 民衆の《恨(ハン)》をうたった詩人―金芝河と井上英明の肉声― 現代詩における思想―高橋秀一郎の営為― 言葉の狩人―未来を夢見る國峰照子― 旅人伝説―川島完の共同体幻想― 都市を描き忘れた画家―迷…

エミリー・ディッキンソン 世に与えた彼女の手紙  ポリー・ロングワース

1968年10月、東京メディカル・センターから刊行されたポリー・ロングワースによるエミリー・ディキンソンの評伝。翻訳は村岡花子。 目次 巻頭詩(エミリー・ディッキンソン)原著者序文 第一章 第二章 第三章 第四章 第五章 第六章 第七章 訳者あとがき参考…

詩人石川善助――そのロマンの系譜 藤一也

1981年2月、萬葉堂出版から刊行された藤一也による石川善助の評伝。 石川善助は、その生涯が不遇であったように、詩人としてもまた不遇な位置に置かれている。 昭和初期ロマンチシズムの中で、彼が残した一巻の詩集『亜寒帯』は、その当時の時代的閉塞状況の…

詩と映画・廃墟で拾った鏡 清岡卓行

1960年10月、弘文堂から刊行された清岡卓行の随筆集。 目次 Ⅰ 恋愛詩のメタフィジックをめぐって 大手拓次―萩原朔太郎―高村光太郎―室生犀星―中野重治―伊東静雄―山之口貘―金子光晴 超現実と記録 奇妙な幕間の告白 僕にとっての詩的な極点 Ⅱ 最初のシナリオ作…

詩人中野鈴子を追う 稲木信夫

2014年3月、コールサック社から刊行された稲木信夫の評論集。カバー写真は水谷内健次(中野鈴子宅跡)。 目次 第一章 NHKラジオ第一 関西発ラジオ深夜便「こころの時代」から① 鈴子、芥山(かいざん)、そして… NHKラジオ第一 関西発ラジオ深夜便「こころの…

尾崎放哉の詩とその生涯 大瀬東二

1974年2月、講談社から刊行された大瀬東二による尾崎放哉の評伝。装幀は依岡昭三。 目次 プロローグ 崩れかけた時代の肖像第一部 尾崎秀雄の時代 少年のころ 一高時代 東大時代 社会生活 鳥取のころ 京城・長春への旅 第二部 独りの生活に入る 一燈園に入る …

彷徨の方向 日高てる

1975年9月、昭森社から刊行された日高てるの評論集。装幀は河野芳夫。 日常的現実が破壊されて、その彼方にある虚無が形や音や言葉となってリアルに姿をあらわすとき、虚と実とのあいだの緊張に満ちた転換をつらぬいて、めくるめく恍惚にも似た戦慄が走る。…

記憶のランプ 富士川義之

1988年10月、沖積舎から刊行された富士川義之のエッセイ集。 目次 Ⅰ 文学と記憶―ワーズワス、プルースト、ナボコフ ピップの原風景―『大いなる遺産』をめぐって 建築を読む―ラスキン、ペイター、プルースト ある唯美主義者の肖像―ウォルター・ペイター Ⅱ 樹…

自らを欺かず 泡鳴と清子の愛  尾形明子

2001年4月、筑摩書房から刊行された尾形明子による岩野泡鳴の評伝。装画は橋口五葉。装幀は多田進。 目次 序章 第一章 「苦しき恋」と政治の季節 第二章 霊が勝つか、肉が勝つか 第三章 蜜蜂の家 第四章 「母の胎内において男と女は平等であった」 第五章 愛…

現代詩の体験 社会派の歴史と鑑賞   遠地輝武

1957年2月、酒井書店から刊行された遠地輝武の評論集。 目次 初期労働者詩人の詩 ダダイズムの詩人たち 同時代農民詩人の作品 中野重治とプロレタリア詩 『詩精神』から『詩人』の頃 小熊秀雄 金子光晴 小野十三郎 壺井繁治 『編笠』と『原爆詩集』 サークル…

鬼気の人 花田春兆

1975年10月、こずえから刊行された花田春兆(1925~2017)による富田木歩の評伝。装幀は本橋定晴。 目次 序句 中村草田男序 山本健吉縁の深さ 川戸飛鴻序 長沢鴨水「鬼気の人」上梓に際して 中村金鈴序 山田俊秀 川のほとり うなぎと友禅 木の足焚きね 友 蜘…

眺望論 加藤郁乎

1964年6月、現代思潮社から刊行された加藤郁乎の評論集。 目次 Ⅰ 眺望論 おーるど・ふあっしょん オベリスク考 噫!反性 Ⅱ 風車の前衛論 花の前庭 独楽の傾き 偶然のメスカリーヌ Ⅲ 咒文に応う Shimazu領の飛行 月に面した偏見 シャセイ・ホルモン 句…

薄命の作家 素木しづの生涯 沖藤典子

1988年6月、新潮社から刊行された沖藤典子(1938~)による素木しづの評伝。 目次 プロローグ 藤村操の自殺と三人の女 第一章 運命の刻印 第二章 作家志願 第三章 青春の夢 第四章 出会いの島 第五章 暁の誓い 第六章 赤ちゃんや 第七章 血の絆 第八章 二人…

詩と人間の同意 稲川方人

2013年5月、思潮社から刊行された稲川方人の評論集。著者自装。 目次 はじめに 生ける言葉と死す言葉 いまこそ難解な虚構が求められなければならない 詩が書かれたことの記憶 吉岡実がいるということは…… この死の「最後」に詩=史は明るく口を開いている 北…

白い青春 精薄処女たちの部屋 不二昌男

1956年12月、虎書房から刊行された不二昌男によるルポルタージュ。不二は文化評論社社主。 目次 序 北畠八穂 十三人の生徒たち 白い道 精薄の弟「柱さん」 H学園の思い出 上野公園の娘 堕ちゆくもの―春枝のかなしさ― 下宿学園誕生 森田家とT先生 お福さん …

犀星 句中游泳 星野晃一

2000年1月、紅書房から刊行された星野晃一による室生犀星俳句の研究書。装幀は浅井潔。 目次 関係・かかわり 二重写し こがらし・ねぶか 身もと洗われる思い 詩の本歌取り 蕪村と犀星 あわい 寅次郎と伊之 あわいに生きる 人間・ひと 母と娘と妻 二人の母 わ…

きりすと傳 パピニー

1924年、警醒社から刊行されたジョバンニ・パピニーによるキリスト伝。翻訳は柴田勝衛。 目次 馬小屋 牡牛と驢馬 羊飼ひ 博士たち アウグスト ヘロデ王 罪なき者 エジプトに逃る 褒失者、見出さる 木工として 父の本分 田舎 古い契約 預言者たち 來らんとす…

私の小説勉強 高見順

1939年7月、竹村書房から刊行された高見順の評論随筆集。 目次 私の小説勉強 文學的自敍傳 感想 大森の雜文 一、 稻荷利生記 二、 踏切と朝湯 三、 惡食ばなし 四、 僕と海(私の綴り方) 淺草の雜文 一、 寢そべる淺草 二、 憂鬱な役者 人間時評 一、 喫茶…

犀星と周辺の文学者 笠森勇

2008年12月、北國新聞社から刊行された笠森勇による室生犀星関連の文学者事典。 目次 1 文学への先導者 泉鏡花 徳田秋声 中野十逸 河越風骨 藤井紫影 大谷繞石 兒玉花外 上田敏 橫瀨夜雨 島崎藤村 北原白秋 江南文三 加能作次郎 滝田樽陰 2 ふるさとの先人…