その他詩集

ウバラという地名 木内寛子詩集

2000年7月、紫陽社から刊行された木内寛子の第1詩集。 目次 沈丁花 白梅 椿 椿 バラ 紫陽花 桜 樹の桜 梅の実 白木蓮 湖畔の 風景 声 風の道 丘 窓 壺 夕暮れ あれば 麦藁蜻蛉 蟻 虫の音 化石の貝 更地 流星 私 は 歌 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

たくさんの窓から手を振る  中村梨々詩集

2012年4月、ふらんす堂から刊行された中村梨々の第2詩集。栞は川口晴美。 目次 ロシア 指先より先にあなたにたどり着くために そんな簡単なことじゃないし、そんな複雑でもない 春先に 天気予報 春雷 夏の日 雪 はちみつとはちみつでないものをつなぐ 海のつ…

狂泉物語 小松弘愛詩集

1980年10月、混沌社から刊行された小松弘愛(1934~)の第三詩集(写真はカバー欠)。挿画は片木太郎、装幀は片岡文雄、写植は大家正志。第30回H氏賞受賞。 「狂泉物語」二〇編に登場する「私」とは何者だろう。「私」の思考や行為が、現実の私と重なってい…

望楼 粒来哲蔵詩集

1977年10月、花神社から刊行された粒来哲蔵(1928~)の第4詩集。第8回高見順賞受賞。 春と夏の、僅かばかりの日数の島暮らしも、十年以上もの年月がたってみると、私をまごうかたない島人に仕上げてくれた。竿を担いで、山小屋というか海小屋というかちょっ…

くだもののにおいのする日 松井啓子詩集 

1980年5月、駒込書房より刊行された松井啓子の第一詩集。34年ぶりに、2014年12月、ゆめある社より新装復刊された。 どうしてだろう。お風呂では知らない人にも人見知りせずすらすら話せ、自分を、明るく礼儀正しい人のように感じる。又、もしあの世というも…

日本列島星屑町にて 中島玉江詩集

1970年8月、思潮社から刊行された中島玉江(1936~2009)の第一詩集。 詩集『日本列島星屑町にて』に於ける三〇篇の詩は、「別れの唄」「Rちゃんの涙」を除いて一九六一年春から六三年春までの約二年のあいだに書いたものである。(右の二つはそれ以後創っ…

酒食年表第二 寺島珠雄詩集

1990年5月、遅刻の会から刊行された寺島珠雄(1925~1999)の第7詩集 詩集酒食年表第二 目次 1 三碧木星乙丑生れ 2 初酔い 彼の名はK 3 土間にはへっつい 崖上に提灯松 4 小学三年三学期 5 そうだ村の尊重 屋号は初音 6 九十九里童話 カーバイト灯の下で 7 …

E・ケストナァ詩集(現代の芸術双書ⅩⅣ) 板倉鞆音訳

1965年11月、思潮社から刊行されたエーリッヒ・ケストナーの翻訳詩集。訳者は板倉鞆音(1907~1990)。 これは<Lyrische Hausapotheke>までのケストナァの数冊の詩集からの気ままな選択である。このような形にまとめて、このような見出しをつけたのも、す…

熱帯植物園 関口涼子詩集

2004年11月、書肆山田から発行された関口涼子(1970~)の第7詩集。 鳥が鋭い啼声をひびかせる。空間を切り裂くラインをになって飛び立つ。目には捉えにくい刻々の変移と振動を背負って、声なく動かずにいるものの背後で。不規則な時の揺らぎを名づけようと…

鯨のアタマが立っていた 青木はるみ詩集

1981年11月、思潮社から発行された青木はるみ(1933~)の第2詩集。第32回H氏賞受賞。小野十三郎に師事していた。 真夏の午後二時頃のメインストリートは、ふっと人影のとだえる暑さでした。一台のタクシーが降って湧いたように私の前方に停まり、ドアが開い…

部屋 最匠展子詩集

1977年11月、地球社から発行された最匠展子の第一詩集。 この、横穴式の住居から、濁った塵芥を運びだすために深夜私はエレベーターに乗る。地上に降りつくまでの箱の中の長い時間。かたちある身辺の夾雑物を、ゴミと一緒に詰めて捨ててゆく。年月の重なりの…

ノノミ抄  庄司総一遺稿詩集

1962年3月、思潮社から発行された庄司総一(1906~1961)の遺稿詩集。 サンクチュアリということばには、聖所ということのほか避難所という意味がある。あるいは免罪区。その禁猟区にいはたくさんの鴨が飛んでいたが私はそれを射とうとはしなかった。猟銃で…

東京日記 リチャード・ブローティガン詩集

1992年9月、思潮社から発行されたリチャード・ブローティガン(1935~1984)の第11詩集。翻訳は福間健二(1949~)。原書は1978年の発行。2017年、平凡社から復刊された。 1976年5月から6月、日本に滞在したブローティガンは、日記をつけるようにこれらの詩…

影の威嚇 野沢啓詩集

1983年6月、れんが書房新社から発行された野沢啓(1949~)の第二詩集。 目次 Ⅰ 影の威嚇 物語 風景の来歴 空白の時代を、いま 未来都市 アウシュヴィッツ Ⅱ 夜は千の眼をもつという 夜の消息 夜の儀式 つかれる ブッキッシュな会話 みみず憑き 五月の一日 …

印象牧場 山下千江詩集

1954年5月、長谷川書房から発行された山下千江の第一詩集。序文は金子光晴と服部嘉香。 山下さんの詩集が出る。服部嘉香さんの愛弟子だ。 服部さんが保證して、山下さんの詩集を校正刷のままで見せてもらつたが、一通りよんでみて、たいへん面白いとおもつた…

南極 犬塚堯詩集

1968年3月、地球社から発行された犬塚堯(1924.2.16~1999.1.11)の第一詩集。第19回H氏賞受賞。装幀は司修。「地球」「歴程」同人。 南極のゆきかえりに、がり版ワラ半紙「南極新聞」というのが発行されていた。僕は特派員だったので内地の新聞に報道する義…

ウイルスちゃん 暁方ミセイ詩集

2011年10月、思潮社から発行された暁方ミセイ(1988.8.10~)の第一詩集。第17回中原中也賞受賞。装幀はカニエ・ナハ。 詩集を一読して驚いたのは、同じ作品なのに、投稿の詩として読んだときとはまったく違った感触だったことだ。まとめてみると、(あたり…

水辺の約束 千葉香織詩集

1993年1月、思潮社から発行された千葉香織の第一詩集。第八回現代詩ラ・メール新人賞受賞。 わたしがいる。 ということに違和感に近い驚きを感じることがある。 自分が、ヒトという生き物で、言葉で考えたり書いたり、それ以前に食べたり息をしたりたくさん…

季節の子 生路洋子詩集

1966年8月、桑文社から発行された生路洋子の第二詩集。1964年から1966年までの作品を収録。 生路洋子さんの作品について 前川知賢 結論から先にいえば、彼女の詩の本領は、中江俊夫氏も指摘していられるとおり、ひとの思いをすっかり優しくするひとつの方向…

焼け跡 望月遊馬詩集

2012年7月、思潮社から発行された望月遊馬の第二詩集。 目次 (焼け跡) 地球儀のように行きだおれたい プチトマトがえくぼに見える日 ポルカ 家具の音楽 アキレス腱の憂鬱 非日常 生活 体温計の下に僕らはいた Chrismas Song Microcosmos キャロル バルバロ…

小さな町 山本沖子詩集

1995年10月、踏青社から発行された山本沖子の第五詩集。 昭和二十二(一九四七)年に、三好達治先生のご尽力で、大阪創元社より最初の詩集『花の木の椅子』が出版されましてから、半世紀近くが経ちました。そのあいだに数冊の詩集を出してきましたけれども、…

真夏、まぼろしの日没 渡邊十絲子詩集

1995年11月、書肆山田から発行された渡邊十絲子の第三詩集。挿画はパウリ・ヴンダーリヒ。 目次 結婚(女神の午後) (女神の転倒) (針箱) (時の列車) (金星) (彗星の日) (蕩児のゆくえ) 天の波 地の波 時の棲家 開花前夜 流域の音 両岸 新月まで…

Fの残響 渡邊十絲子詩集

1988年10月、河出書房新社から発行された渡邊十絲子の第一詩集。 美しく季節に君臨するためにわたしは来た時代の薄明に対峙するあえかな言語の閃光。80年代詩に訣別し、来たるべき詩への扉をひらく大型新人による注目の処女詩集。(帯文) 目次 水族館 誘蛾…

にぎやかな街へ 八木忠栄詩集

八木忠栄の第三詩集。装幀は宮園洋。私家版。1972年発行。 ここに収めた作品は一九六四年から一九七一年までのあいだに書いたもののなかから選び、制作順に配列した。『きんにくの唄』(思潮社刊)『目覚めの島』(グループぎや刊)につぐ三冊目の詩集である…

存在 高野喜久雄詩集

荒地同人の高野喜久雄(1927~2006)の第二詩集。1961年、思潮社発行。解説は鮎川信夫。 ゆくりなくも一つの言葉がうかぶ。 詩は存在の追憶である。 大切なのは、詩と存在と追憶が、一つの脈絡の中にあることである。「存在は追憶の詩である」でも「追憶は詩…

ピエロの唄 竹下彦一詩集

1975年、ギャラリー吾八から発行された竹下彦一の詩集。俳号は「洋燈亭」。柔道八段。 川上澄生さんが逝くなる少し前に、サーカスの唄とピエロの唄の二冊の詩集を、出版仕様と思ひ装幀をお願ひして、サーカスの唄の方は色刷りの扉迄出来たが、ピエロの唄は「…

遠いあいさつ 日原正彦詩集

2000年、土曜日術出版販売から発行された日原正彦の第9詩集。日原は「橄欖」の同人。 序詩 うつせみ 眠りに入るときの葉ずれの音めざめて聞く枯葉の音 生まれてひとつの青い夢のなかへ呼びこまれ死して 現つの全量の軽さを知る 目次 お元気ですか お元気です…

増補疾走の終り 支路遺耕治詩集

1970年、構造社発行。ビート詩人と言われた支路遺耕治の詩集。写真は今井祝雄と高岡和弥。 目次 未刊詩篇 堕もしくは除雪の構図 黄金の腐飾あるいは復活まえの敗走Ⅰ 黄金の腐飾あるいは復活まえの敗走Ⅱ 批判序説・空間の敗走 連作Ⅰ 序説 連作Ⅱ 序説 疾走の終…

TAIWAN  龍秀美詩集

2000年の第50回H氏賞を受賞した龍秀美の詩集。発行は詩学社。 待望の第二詩集しかも前著「花象譚」の神秘主義的抒情の世界を越え、台湾――ひいては中国、東洋のなかにおのれのルーツを探ろうとする力強いエネルギーが秘められている異色の詩集である。著者は…

失意の神たち 堀口定義詩集

1982年、思潮社から発行された堀口定義(1914~)の第四詩集。 この詩集の内容は、主として欧州の旅行に際して現代人の神々への対応と社会の現状について受けた印象をまとめたものである。(「後記」より)) 目次 神頽れる神神のものは人間のもの豊穣の神フ…

詩集 挑め 防波堤 古平義雄

1966年、思潮社から発行された古平義雄の第四詩集。1957年から1965年の間に創作された18篇。作者は1929年、浅草生れ。VOU、ATTACK等に所属。 長い人生の間には、詩精神がやたらに燃えたり、やたらに冷えたり、いろいろな時期があってもよいのではないかと、…

母系の女たちへ ペッパーランド編

1992年、現代企画室発行。秋山江都子、岡島弘子、前田ちよ子、山本楡美子、水野るり子の企画・編集。17人の女性詩人による詩とエッセイ。詩のテーマは各人の母親や祖母たちなどのことが中心。エッセイ集『母を語る二十三人の娘たち』の続編。「血縁という枠…

春の画の館 金井美恵子詩集

1973年、思潮社から発行された金井美恵子の第3詩集。挿画は姉の金井久美子。 残酷な童話 金井美恵子の詩集は、題名からも予想されるように、あるときある場所に建っている不思議な館の年代記風な骨組みに託して、性的主題を展開したものである。館のあるじは…

絵本「永遠」 新川和江詩集

1959年、地球社から発行された新川和江の第2詩集。挿画は山本蘭村。 目次 生についてECHO死について孤独な出発早春犬眠られるぬ夜ありふれた略図は森へ行く紙片期待 永遠 山本蘭村 画誕生扉るふらん絵本「永遠」地上 繊い夜 Ⅰ留守番 Ⅱ臆病 Ⅲ駐車場 Ⅳけむり…

魚のことば 港野喜代子詩集

1955年、日本未来派から発行された港野喜代子(1913~1976)の第二詩集。装幀は赤松俊子。第一詩集『紙芝居』(1952)以前の未発表のものと、1950年以降に発表された作品の中から選ばれた54の詩篇 序詩 金魚が机の上に身を投げて乾いていた水槽の中では、仲…

氷見敦子全集 詩、散文、書簡、日記

1985年に30歳で亡くなった氷見敦子(1955~1985)の全集。思潮社から1991年に発行された。編集委員は、江森國友、上久保正敏、近藤洋太、添田馨、野沢啓。墓碑が鎌倉霊園にある。 墓標銘 「花の精」幼ないころ見た。夢の匂いが、漂よってきます。 以下、栞に…

見えない地面の上で 高良留美子詩集

1970年、思潮社より発行された高良留美子の第三詩集。装幀はVOUの清原悦志。 この本は「生徒と鳥」「場所」につづく私の三番目の詩集である。この詩集に収めた作品を、私は一九六三年からの六年間に書き、今度本にするにあたってそれぞれの作品に最終的に手…

化石 関口フサ詩集

1984年、あざみ書房から限定250部で出版された関口フサの第三詩集(第一詩集は『火の声』、第二詩集は『形』)。第9回現代詩女流賞候補になった。 化石 薄闇の中では何も見えなかった猫のようにひらいた瞳孔でみつめた先も薄闇がつづいた 薄闇の中で耳を澄す…

高祖保詩集(岩谷書店版)

1947年、高祖保の知人・遺族らの手によって、岩谷書店から発行された詩集。序詩は堀口大學による「天童哀悼」。『希臘十字』、『禽のゐる五分間寫生』、『雪』、『夜のひきあけ』、覚書(城左門)、追憶記(岩佐東一郎)を収録。 経歴生年月日 明治43年5月4…

詩集フィフティ 名木田恵子

キャンディ・キャンディの原作で知られる児童文学作家、名木田恵子が2004年に発行した私家版詩集。 二十才の頃、詩集『還る』を自費出版した。その五年後、その『還る』をもとにした詩集『思い出は歌わない』がサンリオ出版から出版された。 それから、わた…

影追いの街 竹谷内桜子/上田風子 詩画集

竹谷内桜子の詩と上田風子の挿画による詩画集。装幀は須山悠里。2007年6月エクリ発行。 あなたの脳内銀幕に映し出す百のオムニバス都市幻影作家と画家はこの際、弁士と映写技師なのである。――宇野亜喜良 NDLで検索 Amazonで検索 日本の古本屋で検索ヤフオク…

ジャズ・エイジ 中上哲夫詩集

花梨社から2012年9月に発行された中上哲夫の第12詩集。序詩を含めて22篇。大家正志が作品論を、八木忠栄が詩人論を寄せている。2013年の第28回詩歌文学館賞受賞。 [受賞のことば] 自己にこだわりすぎる、もっと他者のことを思え、といわれたことがあった。つ…

日本の現代詩 那珂太郎/高柳誠/時里二郎 編著

発行は玉川大学出版部。1987年10月20日初版1刷。 本書は明治新体詩成立以降今日までの日本の現代詩を概観し、各時期の主要な詩人の作品を選び集めたものである。ひろく一般の読者に日本の現代詩詞華集(アンソロジイ)を提供しようとするものであるが、同時…

ヒューマニズム詩集 覚えはない アイクとマレンコフへ 小田 俊与

Wikipedia によれば1907年1月20日生まれの小田俊与は「沖縄県(自称は広島県)出身の洋画家、彫刻家、作詞家、政治ゴロ、反核運動家、特殊株主。『世界タイムス』『全東京新聞』[1][2]発行人、『政治大学校』参与、『東北・北海道開発期成会』会長。日本選挙…