その他詩集

ふるくに 山川弘至詩集

1943年1月、大日本百科全書刊行会から刊行された山川弘至の詩集。まほろば叢書2。 目次 序文・折口信夫序文・保田與重郎 ふるくに 紀元二千六百一年十二月八日 八汐路の奧處も知らず 紀元二千六百二年春 日本民族の聖業に捧ぐる詩 既に神々の數に加はれるつ…

南町三丁目 あいはら涼詩集

1996年12月、夢人館から刊行されたあいはら涼の第1詩集。装幀は直井和夫。 東京郊外の新興住宅地、南町三丁目で私は育ちました。昭和四十年代から五十年代にかけてのことです。私が十四歳の夏に母は亡くなりました。その後私は自分の子供時代をほとんど思い…

余白 永井浩詩集

1959年9月、波紋の会から刊行された永井浩の第1詩集。装幀は萩原勇雄。 目次 Ⅰ 祭 雪をおくる 六月の市長 涙 昭和基地 Ⅱ モデル 余白 妻の支度 蟬 王国の子 帰る 市 独居 チョコレートパパ Ⅲ 漂流船 流水 遅刻 挽歌 怖れ 湖 物置の歌 地震 告白 あとがき NDL…

かもめの水兵さん 武内俊子伝記と作品集

1977年12月、私家版として刊行された武内俊子の伝記。表紙絵・挿絵は泉梓、扉絵は長谷川集平、カットは遠山のぞみ。 目次 序文(柳井堯夫) 第一部 生い立ちの記 (武内邦次郎) 家系 水泳 安達式挿花入門(花名 武内紫潮) 犬 「風」の出版 「風」序 「風」のおひ…

愛のcaricature 高橋邦彦詩集

1960年3月、昭森社から刊行された高橋邦彦の詩集。装画は福沢一郎。 目次 愛のcaricature 寓話 実存主義者たち 記憶 prism 深海魚 〇の季節 allegory 都会の悪戯 地球儀の唄 位置 四月にヒヤシンスを 毀れた人形の唄 愛の玩具 そこに…

海景 桜井節詩集

1959年8月、捩子文学会から刊行された桜井節の第1詩集。表紙は野口晋、カットは高橋勲。 目次 ・海景 風景 倦んだ風景」 治癒なき風景 干魚のにおいばかりの小さな町 夜の海で結ばれたもの 波の上の兵隊靴 海と鉄砲百合 太陽が女であった夜 海辺の叙唱 砂浜…

蝶とぴすとる 芦田麻衣子・芦田ミユキ詩集

1975年4月、昭森社から刊行された芦田麻衣子と芦田ミユキの詩集。装画は芦田康弘。 目次 ・詩集 花かごにつんで 芦田ミユキ 花かごに積んで 若草のすべり台 夕日 レモン なみだ プレゼント 春風 朝日 砂浜 バラ ほたるぶくろ バラのつぼみの中のわたし アル…

路上 鈴木繁雄詩集

1956年1月、創美社から刊行された鈴木繁雄の第1詩集。装幀は長嶋武彦、装画は西田勝。 目次 Ⅰ 夜の淵で 群 路上 夜 飛べない空 流域 墓地 豹の歌 異国の杭に繋がれて 泥 夜について 予感 未来へ 窓について 行方 Ⅱ 停留標 窓 海 泡 鏡 天の木霊 眺望 公園で …

叛乱する夢 立中潤

1979年3月、弓立社から刊行された立中潤の遺稿集(詩・評論)。 目次 ○詩 非連続現実<夢> 『彼岸』(抄) 彼岸 大量死 凹レンズ 黄昏淵 化野 憂月二月に 哀歌 あとがき 『「彼岸」以後』 あなたの死眠から…… 痛みの年代史 死角から…… かつて泉ありき…… 死の…

冨士原清一 薔薇色のアパリシオン 冨士原清一詩文集成

2019年9月、共和国から刊行された冨士原清一(1908~1944)の詩文集。編集は京谷裕彰。ブックデザインは宗利淳一。 富士原清一は、戦前の日本シュルレアリスム運動の中心にいた詩人である。それを受客から展開への要の時期に、極めて重要な仕事を遺した。 に…

一九三〇年代モダニズム詩集――矢向季子・隼橋登美子・冬澤弦

2019年8月、みずのわ出版から刊行された矢向季子、隼橋登美子、冬澤弦の詩集。編集は季村敏夫。装幀は林哲夫。 上梓のきっかけは、一冊の同人誌と映画との出会いだった。小林武雄編集の『噩神(がくしん)』創刊号で矢向季子を知った。身震いした。映画は、…

まだらしか 久保島繁夫詩集

1948年7月、創藝社から刊行された久保島繁夫(1924~1947)の遺稿詩集。装幀は児島喜久雄。 これらの詩にはいろいろなものを取り入れようとして、重荷になつたのもある。巻頭十數篇のやうな素直な行方をした詩に却つて作者の將來の榮光がある筈だが、つひに…

愛撫の画家 村岡空詩集

1966年12月、思潮社から刊行された村岡空の詩集。 目次 夏 秋 冬 男 夢うつつ 芽と実 空 滴る 海 弔 分っている 業 わかよたれそつねならむ 愛撫の画家 声なき声 両界曼荼羅 金剛界曼茶羅 胎蔵界曼茶羅 輪廻転生 梵 春 日本破壊党 一発 地獄変相図 人柱 金釘…

遊園地 市川君江詩集

1958年1月、甲陽書房から刊行された市川君江の第1詩集。編集は日本未来派。装幀は木原孝一。 目次 土塀 猟人 遊園地 干潮 箱庭 雪の吊り橋 ふるさとの湖 鳥居 藤 水門 行楽 風鈴 灯籠流し 煙突について 鳥籠 高原の朝 高原素描 遺跡の丘 火事 私はこういう詩…

花意無情 関谷忠雄詩集

1957年11月、牧神詩社から刊行された関谷忠雄の詩集。 私が詩を書きはじめたのは、中学生の頃で、多分15才位だと記憶している。それから27才で入営するまでの約12年間の詩活動が、自分としては詩に熱情を傾けた時代で、この間に、詩誌「牧神」「鯱」を編集し…

日本女性詩人集 詞華集 1930年版

1930年7月、詩集社から刊行されたアンソロジー詩集。 日本に於ける女性詩人の詩華集が、いまだ刊行されぬのを遺憾として、先輩諸姉のお力を借りてこの集を編みました。 私たちはこの集のために、あらゆる愛と熱とを注ぎましたが、微力の致すところ、なほ不滿…

横浜詩集 横浜詩人会編

1964年10月、横浜詩人会から刊行されたアンソロジー詩集。装幀・カットは鉄指公蔵。 このアンソロジイは題して《横浜詩集》と名づけられたが、それは、私たち横浜詩人会の会員の作品集であるという意味でしかない。 横浜詩人会は、横浜在住の、もしくは居住…

師父 前田鐵之助詩集

1946年10月、大元社から刊行された前田鐵之助(1896~1977)の詩集。 此處に収められた詩篇は昭和七年から十三年に恆る七年間の作品の一部を成すものであるが、此期間は私の詩作上、また、生活上に於て最も困難な時代であつた。と云ふのは昭和六、七年と私は…

風と鳥 藤森秀夫詩集

1958年11月、私家版として刊行された藤森秀夫(1894~1962)の詩集。著者自装。 処女詩集「こけもも」が本郷四丁目文武堂から出たのが大正八年十月十五日であった。次の「若き日の影」は神田交蘭社から、それとほぼ同時に「フリヂヤ」と云う小曲集が神田金星…

ガラスの生理 鵜沢覚詩集

1965年1月、思潮社から刊行された鵜沢覚の第4詩集。デッサンは鉄指公蔵。 目次 ガラス (ガラス工…)(秋来る…)(ガラス…)(胸郭…) (墜ちる鳥) (透明…) 壁の中 花粉 月 小さな庭 革 輪 よあけ 饗宴 夢のような輪 牡蠣 闇 火 熱い空間 沿岸 過程 模様 …

蛇 鈴木正和詩集

1961年2月、日本未来派から刊行された鈴木正和(1931~)の第2詩集。 第一詩集「季節の楽章」を出版してから四年余りたちました。その間に、時間の中に生き苦しみ滅びていく人間を追って、十数篇の連作「流れ」を書き、この詩集に収録された作品群に到りまし…

母の碑 きむら・とおる/きむら・あさろう詩集

1958年4月、鏡浦書房から刊行されたきむら・とおる/きむら・あさろうの詩集。 目次 きむら・とおる篇 紺絣 生い立ち 出産 ホシのある瞳 黒い太陽 乳(一) おめえがわりい 乳(二) 炎の舌(一) 乳(三) 炎の舌(二) 藁たたき石 桑つみ お蚕さま 卯つ木…

夜行列車 鈴切幸子詩集

1977年3月、山脈会から刊行された鈴切幸子の第1詩集。編集は手塚久子。装画は久保田昭三。 目次 距離 ふゆ 滅びゆくもの 穴のあいた部分 夜行列車 街 犬 骨 女 昏れてゆく海 柿のたね 歩くこと 夜の雨 かたつむり 滝 待つ にがい酒 夏のうた 少女期 手紙 霧…

青春詩集 野長瀬正夫 

1942年4月、淡海堂出版から刊行された野長瀬正夫の詩文集。画像は函欠本。装幀は安本永。 目次 湖畔日記 故郷 白樺の林のみち 雪國 たんぽぽ 詩集美しき東方の朝 六つの小さな散文詩 抒情小曲 少女のための生活論 幸福について 美しさ少女にち 風俗について…

近代絶唱詩集 神保光太郎・中島健蔵編

1947年12月、日本讀書組合から刊行された近代詩アンソロジー。編集は神保光太郎と中島健蔵。題字、装画は武者小路実篤。 目次 凡例 序-近代日本詩の道- 神保光太郞 一 雙蝶のわかれ 北村透谷 二 秋の入日 國木田獨歩 三 扣鈕 森鷗外 四 初戀 島崎藤村 五 六…

雪国のいもうと 戸田正敏詩集

1973年2月、八海文庫から刊行された戸田正敏(1915~)の第2詩集。装画は菊岡久利、題字は緒方昇。 詩の中で、私はいつからか一匹の蝦蟇(がま)になろうと思っていた。たしか、密かにさぐり始めた魚沼の地に、出てくる獲物といったら、なにも黴くさく辛抱づ…

明日の糧 一瀬稔詩集

1946年6月、高須書房から刊行された一瀬稔の第1詩集。 目次 明日の糧 立春 明日の糧 夜々 中秋 火桶 冬深まる 大寒 父ぶり 悼詩二篇 皐月 冬の夜 菊日和 寒晴 春日 晝 晝 山の小驛 春畑 春の晩 菊日和 菊日和 菊日和 旅も終りの 田舍道 晝の月 冬山 庭 洋燈…

シルクハットをかぶった河童 富永たか子詩集

1991年9月、飛天詩社から刊行された富永たか子の第1詩集。装幀は磯村ひかり。第24回横浜詩人会賞受賞作品。 目次 1 山門 天狗の目くらまし ミミズと河童がよみがえった 烏雲 桜湯 桜路 暦 花散らしの雨 鈴 五月の森 時間にはった切手 2 象のサーカス 外は…

沼での假象 深田甫詩集

1963年1月、思潮社から刊行された深田甫の第1詩集。カバーは梅村豊。 もっとも深く沈潜し、陰険な視線で、存在のすべてを掴むこと、そして重要なのは、認識を存在にすりかえること――それが、詩人に課せられる、表現の使命であるとしたら、ほんらい詩集などと…

瞬間通路 植田章子詩集

1992年10月、あざみ書房から刊行された植田章子の第1詩集。装画は園原潤。 詩集を出すことが決まってから、これまで気づかなかったことに気づくようになった。 英語には「知力の範囲」という意味でkenという単語がある。beyondmykenとは、今の私の心境。安堵…