その他詩集

風と鳥 藤森秀夫詩集

1958年11月、私家版として刊行された藤森秀夫(1894~1962)の詩集。著者自装。 処女詩集「こけもも」が本郷四丁目文武堂から出たのが大正八年十月十五日であった。次の「若き日の影」は神田交蘭社から、それとほぼ同時に「フリヂヤ」と云う小曲集が神田金星…

ガラスの生理 鵜沢覚詩集

1965年1月、思潮社から刊行された鵜沢覚の第4詩集。デッサンは鉄指公蔵。 目次 ガラス (ガラス工…)(秋来る…)(ガラス…)(胸郭…) (墜ちる鳥) (透明…) 壁の中 花粉 月 小さな庭 革 輪 よあけ 饗宴 夢のような輪 牡蠣 闇 火 熱い空間 沿岸 過程 模様 …

蛇 鈴木正和詩集

1961年2月、日本未来派から刊行された鈴木正和(1931~)の第2詩集。 第一詩集「季節の楽章」を出版してから四年余りたちました。その間に、時間の中に生き苦しみ滅びていく人間を追って、十数篇の連作「流れ」を書き、この詩集に収録された作品群に到りまし…

母の碑 きむら・とおる/きむら・あさろう詩集

1958年4月、鏡浦書房から刊行されたきむら・とおる/きむら・あさろうの詩集。 目次 きむら・とおる篇 紺絣 生い立ち 出産 ホシのある瞳 黒い太陽 乳(一) おめえがわりい 乳(二) 炎の舌(一) 乳(三) 炎の舌(二) 藁たたき石 桑つみ お蚕さま 卯つ木…

夜行列車 鈴切幸子詩集

1977年3月、山脈会から刊行された鈴切幸子の第1詩集。編集は手塚久子。装画は久保田昭三。 目次 距離 ふゆ 滅びゆくもの 穴のあいた部分 夜行列車 街 犬 骨 女 昏れてゆく海 柿のたね 歩くこと 夜の雨 かたつむり 滝 待つ にがい酒 夏のうた 少女期 手紙 霧…

青春詩集 野長瀬正夫 

1942年4月、淡海堂出版から刊行された野長瀬正夫の詩文集。画像は函欠本。装幀は安本永。 目次 湖畔日記 故郷 白樺の林のみち 雪國 たんぽぽ 詩集美しき東方の朝 六つの小さな散文詩 抒情小曲 少女のための生活論 幸福について 美しさ少女にち 風俗について…

近代絶唱詩集 神保光太郎・中島健蔵編

1947年12月、日本讀書組合から刊行された近代詩アンソロジー。編集は神保光太郎と中島健蔵。題字、装画は武者小路実篤。 目次 凡例 序-近代日本詩の道- 神保光太郞 一 雙蝶のわかれ 北村透谷 二 秋の入日 國木田獨歩 三 扣鈕 森鷗外 四 初戀 島崎藤村 五 六…

雪国のいもうと 戸田正敏詩集

1973年2月、八海文庫から刊行された戸田正敏(1915~)の第2詩集。装画は菊岡久利、題字は緒方昇。 詩の中で、私はいつからか一匹の蝦蟇(がま)になろうと思っていた。たしか、密かにさぐり始めた魚沼の地に、出てくる獲物といったら、なにも黴くさく辛抱づ…

明日の糧 一瀬稔詩集

1946年6月、高須書房から刊行された一瀬稔の第1詩集。 目次 明日の糧 立春 明日の糧 夜々 中秋 火桶 冬深まる 大寒 父ぶり 悼詩二篇 皐月 冬の夜 菊日和 寒晴 春日 晝 晝 山の小驛 春畑 春の晩 菊日和 菊日和 菊日和 旅も終りの 田舍道 晝の月 冬山 庭 洋燈…

シルクハットをかぶった河童 富永たか子詩集

1991年9月、飛天詩社から刊行された富永たか子の第1詩集。装幀は磯村ひかり。第24回横浜詩人会賞受賞作品。 目次 1 山門 天狗の目くらまし ミミズと河童がよみがえった 烏雲 桜湯 桜路 暦 花散らしの雨 鈴 五月の森 時間にはった切手 2 象のサーカス 外は…

沼での假象 深田甫詩集

1963年1月、思潮社から刊行された深田甫の第1詩集。カバーは梅村豊。 もっとも深く沈潜し、陰険な視線で、存在のすべてを掴むこと、そして重要なのは、認識を存在にすりかえること――それが、詩人に課せられる、表現の使命であるとしたら、ほんらい詩集などと…

瞬間通路 植田章子詩集

1992年10月、あざみ書房から刊行された植田章子の第1詩集。装画は園原潤。 詩集を出すことが決まってから、これまで気づかなかったことに気づくようになった。 英語には「知力の範囲」という意味でkenという単語がある。beyondmykenとは、今の私の心境。安堵…

闇に浮かぶ 河内信弘詩集

1980年12月、笠間書院から刊行された河内信弘の詩集。 目次 序 鷲見透玄 四歳の詩魂 想い出その一 その二 その三 その四 その五 想い出 一つのまとめ 懐かしき友へ 過去 父もそうなのか 拝火の秘儀は知らずとも 落日 深見の浜 白根の山々 過去の幻影か 夜に…

打ち捨てられた雨傘 野村尚志詩集

2009年10月、私家版として刊行された野村尚志の詩集。 この詩集に収めた詩は2004年春から2009年夏にかけて書かれた。思い返してみると、私は日常の事物や人を描きながら、無を目指して詩に向かい合っていたと言えるだろう。無こそが、すべてのものを平等にす…

硫黄 丹野茂詩集

1964年3月、街の会から刊行された丹野茂の詩集。装幀は布施哲太郎。 わたくしが詩に関心をもったのは、郷土が生んだすぐれた詩人、土谷麓氏を知ってからである。当時のわたくしは、十八才の少年だった。まずしい農家の、そしてなかば植木職でもあった家の、…

氷河 川村洋一詩集

1958年1月、的場書房から刊行された川村洋一の第1詩集。 未完成と思われる完成 川村洋一は、少年の姿でぼく等のグループにはいつて来てから、ながい月日のあいだ、いまだに少年の姿のままでいる詩人である。彼はずつと、無口でハニカミヤのようにふるまつた…

空の風景 相原幸彦詩集

1983年5月、私家版として刊行された相原幸彦の第3詩集。 目次 ・夏 夏 ひばり 火の国の トワイライト 地球のなみだ 唄 ・鎮魂歌 鎮魂歌1 鎮魂歌2 不在者 そのな そのひと ははが死んだ 柩の花 無題 ・スフィンクス スフィンクス たびだち) 怖い場所 もうそこ…

日本プロレタリア詩集 1928-1936

1949年5月、新日本文学会から刊行されたアンソロジー詩集。責任編集者は壺井繁治と遠地輝武。装幀は後藤禎二。 目次 林そのものの鳴るごとく(序文) 中野重治 ・一九二八年(昭和三年) 無產者新聞第百号 中野重治 プロレタリア 小林園夫 同志の歌 窪川鶴次郞 …

墓を数えた日 瀧克則詩集

1997年11月、書肆山田から刊行された瀧克則の第1詩集。装画は浜田洋子。第1回小野十三郎賞受賞作品。 目次 乾湿系 岩魚 天然 水の耳 墓を数えた日 風の居場所 聴音 蟬殼 空の眼差し 道の記憶 葛城 遺品 義眼 眼を描く人 古い手紙 草の茂み 金色の河 湯 椅子 …

森は晴れている 薦田光恵詩集

1985年7月、七月堂から刊行された薦田光恵(1950~)の第1詩集。装画は渡辺武信、装幀は三浦久留美。編集制作はアップルハウス。附録栞は、新井豊美「硬派の冴えた感性」、麻生知子「透きとおっていく風」、松井啓子「乾いた風が吹いてくる」。アップルハウ…

水母色の夢 清水和子詩集

1983年4月、砂子屋書房から刊行された清水和子(1948~)の第2詩集。表紙扉絵は一原有徳。画像は函欠本。 目次 薔薇の自由 あふれる赤い秋 水母色(くらげいろ)の夢 歓喜が乾いた祭りとなって 一九七九・この世の雨 黄色い闇 黄色い伝達 蛇の門 千年の霧と…

佐藤清遺稿詩集 佐藤清

1961年8月、詩聲社から刊行された佐藤清(1885~1960)の遺稿詩集。 ここに故佐藤清の未發表詩稿をあつめて、遺稿詩集一答を編んだ。 いまは武蔵野の露深い多磨の神聖な静寂のなかに、永遠に眠っている父が、生涯の最後の日まで仕事をしていた書斎の大きな机…

さいとうまさを詩集 さいとうまさを

1970年7月、四海社から刊行されたさいとうまさをの第2詩集。四海社版昭和詩人全集25。 目次 ・絵本 雪の日の抒情 電車 夢魔 線香花火 ・無明の花 怪談 無明の花 花 青い絵 泉のほとり 子守唄 街の朝 建物 異変Ⅰ 異変Ⅱ ・日々の歌 小さな風景 あの目 孔雀図 …

たまってくる風景 打越美知詩集

1986年6月、書肆山田から刊行された打越美知の第2詩集。 第一詩集から三十年近くが過ぎていました。私はもう自分の言葉を詩を書こうとすることを捨ててしまっていたと思っていました。そうおもえる物理的な理由もあったし、日常生活で日本語と離れていた期間…

袋 林嗣夫詩集

1984年12月、書房ふたばから刊行された林嗣夫の第5詩集。表紙画は北泰子。 目次 髪 海 初夏 現代詩の夕べ へび あじさい 蛍 石臼 竹 S量販店の駐車場にて 沼 C子に関する恣意的なメモ 岬 袋のある風景 A子抄あるいは愛 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

石群 佐藤さち子詩集

1980年10月、彌生書房から刊行された佐藤さちこの第1詩集。 「石群」に寄せて 佐藤さち子さんのこと 佐多稲子 佐藤さち子が、ようやく詩集を出す気持になった。それは私にとってる喜びである。今までにも何度か、私だけではなく他の友人たちとに、彼女に自身…

Surya スーリヤ Surya 有働薫詩集

2002年10月、思潮社から刊行された有働薫(1939~)の第4詩集。 目次 a 七月二二日 大暑 岩たばこの栽培 母はリリスといった ロトンヌデジャ! モーヴの思い出 純白 美少女・美少年 b 院長令嬢 教授令嬢 窓の緑 うどんこ病がうっすらと そういう顔をされる …

ラッキーガール 原利代子詩集

2010年10月、思潮社から刊行された原利代子の第6詩集。 目次 Ⅰ 桜は黙って ひとつの心 バスに乗って ヘーンシン 多情 トライアングル 不眠 推定無害 Ⅱ ラッキーガール ゴンダールにて 黄龍の蟹 虎よ 今夜は クマキリ カステラ Ⅲ 母の背を 空也よ空也 お知り…

空中婚 岩井昭兒詩集

1978年7月、私家版として刊行された岩井昭兒の第1詩集。装幀は坂野豊。 これは、一九五五年頃から七七年の、およそ二十年間、ノートの片隅や手帳の余白などに、走り書きしたるのを掻き集め、手を加えた私の最初の作品集です。 戦後まもなく、地元「横浜詩人…

薔薇の耳のラバ 滝悦子詩集

2008年12月、まろうど社から刊行された滝悦子(1955~)の第1詩集。装幀は高橋善丸。付録栞は貞久秀紀「円の彼方へ」。 詩が書けなかった数年前、回文に出合った。遊び心。厳しい制約。それでいて行って戻ると世界は大きく変容している。ああ、なるほどと、…