八重洋一郎

転変・全方位クライシス 八重洋一郎詩集

2022年5月、コールサック社から刊行された八重洋一郎の詩集。装幀は松本菜央。 沖縄の施政権が米国から日本国へ移ってから五十年が経った。ということは私の第一詩集から五十年経ったということでもある。この五十年の間、日本国と琉球国という具体的対象を…

血債の言葉は何度でも甦る 八重洋一郎詩集

2020年10月、コールサック社から刊行された八重洋一郎(1942~)の詩集。装幀は山口友里恵。装画はピカソ(群馬県立近代美術館蔵)。著者は石垣市生まれ。 目次 おお マイ・ブルースカイ 上映会――六十年前の現実から 杭 やさしい分数計算 血債の言葉は何度で…

詩学・解析ノート わがユリイカ 八重洋一郎

2012年4月、澪標から刊行された八重洋一郎(1942~)による詩論。装幀は倉本修。著者は石垣市生まれ、刊行時の住所は石垣市。 目次 序 解析ノート(0) 解析ノート(1) 解析ノート(2) 解析ノート(3) 解析ノート(4) 解析ノート(5) 解析ノート…

八重洋一郎を辿る いのちから衝く歴史と文明 鹿野政直

2020年1月、洪水企画から刊行された鹿野政直(1931~)による八重洋一郎論。装幀は巌谷純介。著者は早稲田大学名誉教授。妻は堀場清子。 二〇一五年秋、『季刊未来』(五八一号)での、八重洋一郎の、「南西諸島防衛構想とは何か――辺境から見た安倍政権の生態…

しらはえ 八重洋一郎詩集

2005年11月、以文社から刊行された八重洋一郎(1942~)の詩集。装幀は難波園子。 比較するのも滑稽ではあるが、ダンテは人生の半ばに暗闇の森へと迷い込み、私は空、海、土地、風ともに限りなく澄明な「南」へと帰ってきた。 そしてその美しい自然の中で、…

孛彗 八重洋一郎詩集

1985年6月、神無書房から刊行された八重洋一郎(1942~)の第2詩集。装幀は渡辺英行。第9回山之口貘賞受賞作品。 目次 序Ⅰ 渚で 悲しみのソルト・レイク 青 翳(ひ) 変壊(へんね) 生誕 サーカス えんじ 蠢 play 白虹 咆哮 Ⅱ 言明 禁域 さけび 漂流 胸飾り…