塔和子

いちま人形 塔和子詩集

1980年8月、花神社から刊行された塔和子の第6詩集。装画は新井豊美。 生きているという、私の生身は常にいやおうなく満干を受け止めて在らされています。 そして私は、かわいたときの痛みや満たされているときの喜びの中で、さまざまなことを考えますが、自…

聖なるものは木 塔和子詩集

1978年8月、花神社から刊行された塔和子の第5詩集。装画は新井豊美。 闇と光と闇と、いま在るということは、産れない前の闇と、存在を頭にしている光の時間、そして、やがて死滅し帰るであろう、闇の間に置かれている、しばらくの光の中にいる、また在らされ…

不明の花 塔和子詩集

1989年6月、海風社から刊行された塔和子の詩集。装幀は高橋啓二。 目次 陽春 不明の花 沼 音 彼方に 人の林で 食虫植物 かざしたものは 歯車 瓶 食事 不確かな目 優しい鬼 フイルム 手負いの動物 鳥 風景 向こうから来るもの 本 あちら どこからも 役割 銃口…

未知なる知者よ 塔和子詩集

1988年6月、海風社から刊行された塔和子の詩集。装幀は高橋啓二。 目次 流れの中で 金魚 祭典 ガラスの顔 鯛 そこにいるとき 花 行く 終わったものから 淡雪 魚 かすかな声を 花瓶 虫 罠 人の谷間で 汽笛 枷 胸の泉に ちょっぴり光って ひそひそと言葉を あ…

希望の火を 塔和子詩集

2002年4月、編集工房ノアから刊行された塔和子の詩集。 どんなつらい時も、向こうにかすかながらでも希望の火が見えていれば、人は堪えられるものだ。 今の私はうなぎであると詩いましたように、人の館にたてこもり自分のような身体不自由者でも、安心して外…

私の明日が 塔和子詩集

2000年6月、編集工房ノアから刊行された塔和子の詩集。カバー、扉絵は岡芙三子。 目次 私の明日が 君子蘭 映像 うろこ 重い袋を 行く 道の果てたとき 晩秋の街 季節の風に 生は いのち つぶやき 芯の方から 触覚 花 邸宅 あの日が 時の重さに 船 迷妄の闇 命…

エバの裔 塔和子詩集

1973年6月、燎原社から刊行された塔和子の第3詩集。題字は村野四郎、装幀は渡辺隆。 目次 渚 貧婪な手 痛み 水 真夏の昼 生存 エバの裔 帰郷 舞台 回生 夜 いつも見知らぬ手に ひとつの包 肉体 挑発 壺 新しい世界 慰撫 飾り 選ぶ 球根 まぶた 時間 不眠 合…

大地 塔和子詩集

2002年10月、編集工房ノアから刊行された塔和子の詩集。カバー、扉絵は岡芙三子。 すべての始めは大地からです。土と水と太陽からです。母なる土 のないところからは、なにも始まりません。 大地の上のひとつである私という生きものも、喜怒哀楽すべての 感…

記憶の川で 塔和子詩集

1998年3月、編集工房ノアから刊行された塔和子(1929~2013)の第15詩集。第29回高見順賞受賞作品。カバーは西脇洋子。 人は多くの記憶をもっていて、それは思い出として浮かび上がったり、忘却の中へ沈んでいったり致しますが、忘却の中へ沈んでゆくことさ…

愛の詩 塔和子詩集

1995年2月、編集工房ノアから刊行された塔和子(1929~2013)の第13詩集。表紙は西脇洋子。 この詩群は、ある日、ある時のすてきな方との出会いをきっかけにとして、遠い日の恋を想い起こしながら書きましたもので、先に出しました「愛の詩集」につぐもので…