川田絢音

揺れる船 川田絢音詩集

2022年7月、アーツアンドクラフツから刊行された川田絢音(1940~)の第15詩集。著者は中国チチハル生まれ。 目次 わたしたちは なだれ込み 襤褸 夏 野狐 代赭の山 震え 太い涙 草や波 引き潮 揺れる船 羊は白鳥と 断崖 鵜よ 庭 水を飲んで 朱い禿山 NDLで検…

ピサ通り 川田絢音詩集

1976年6月、青土社から刊行された川田絢音(1940~)の第2詩集。栞解説は飯島耕一(1930~2013)。 『ピサ通り』は小さな詩集だが、考えぬいて書かれてあるので、何度読んでも倦きることがない。その一篇一篇に、小さな、しかし真剣な謎がかくされてあるので…

悲鳴 川田絢音詩集

1982年8月、紫陽社から刊行された川田絢音(1940~)の第3詩集。装幀は芦澤泰偉。 目次 テリアッド氏 夜 静物 皿 数表をつくる ベンチ 廊下で 海と空 水溜り 鶏 広場 紙の皺 石畳 丘 溜った血 駱駝 アンジェロ 悲鳴 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索…

サーカスの夜 川田絢音詩集

1984年6月、青土社から刊行された川田絢音(1940~)の第4詩集。 目次 九才 裏窓 博物館 日曜 夜のカフェ トマト 赤い髮 柳 ドン・フランチェスコ 朝陽 ライラ 下宿 ボマルツォ 部屋 八月 サーカスの夜 みずうみ イヨランダ 公園 その花束 黒い石 広場 あや…

朝のカフェ 川田絢音詩集

1986年8月、青土社から刊行された川田絢音(1940~)の第5詩集。 目次 朝のカフェ 白い光 草刈り 噴水 素速い雲 シーガルの塑像のように 揺れる夜 プール 楽師 ゆりくりはいっておいでませ Iの夢 樹 日誌 眠りの壁 上衣をかぷって 訪問者 昼顔 だんだん 海…

空中楼閣 夢のノート 川田絢音詩集

1991年6月、書肆山田から刊行された川田絢音(1940~)の第6詩集。装画装幀は加納光於(1933~)。 目次 馬 痩せて リーノの別荘 縞柄 夜の陸橋 D 崩れる プールの裏側 実行力 そうっと 白い文字 血のコップ オルガン 芝生で 旅の光景 マリオ・マリオッティ…

球状の種子 川田絢音詩集

1993年12月、思潮社から刊行された川田絢音(1940~)の第7詩集。第25回高見順賞候補作。第2回萩原朔太郎賞候補作品。 目次 低いところ ざわめき アワンは 雲 浮浪 一夜 アクアリウム 椅子に坐っている 砂の匂い 路上 球状の種子 さつまいものつるの緑の束を…

泥土 川田絢音詩集

2000年8月、アリス舎から刊行された川田絢音(1940~)の第9詩集。装幀は稲川方人(1949~)。第3回萩原朔太郎賞候補作。 目次 蜜 夏の悲しみ 北京の柳 髑髏 野の揺れ 犬の舌 綿を打つ人 鶏 月はひとり流れて 練習 路上 ある形 旅の軀 泥土 骨屑のように 捨…

雲南 川田絢音詩集

2003年10月、思潮社から刊行された川田絢音(1940~)の第10詩集。カバー写真はクルト巌蔵。 目次 I 夜ごと 黄砂の群れ 五道口 青島の料理人 冬 Ⅱ 雲南 戸口で みずうみの雲 流れのほとり 梶井基次郎も来て 怖い琵琶 Ⅲ 裸木になって 暗闇のために 妹の庭 Ⅳ …

それは消える字 川田絢音詩集

2007年4月、ミッドナイト・プレスから刊行された川田絢音(1940~)の第11詩集。第15回萩原朔太郎賞候補作。 目次 灰をまねて 侵略 蕪になれない 心も 音は 葡萄の房のように 銅板画 松林 そんなことをしても無駄 上海の雑貨屋の店先で 気韻 凶器になって カ…

流木の人 川田絢音詩集

2009年5月、ミッドナイト・プレスから刊行された川田絢音(1940~)の第12詩集。 目次 楽譜 まだらの毛虫 小羊は イニシュマーン 水母も 人生 流木の人 青蝿 雲の斑を頂いて 黒い粒 羊歯の寝棺 天候 エイドゥンの帽子 凄い 心の伝統 小石 生物の悲しみ いい…

ぼうふらに掴まって 川田絢音詩集

2012年5月、ミッドナイト・プレスから刊行された川田絢音(1940~)の第13詩集。 目次 椀 阿呆 人の咳 枯葉と虫とともに あの肩 明日も残骸 山越え 蚤は笑う かけら 理髪店 しいんと 象が渡ってくる 淋しい林 マラリア区域 国境 ぼうふらに掴まって 襤褸(ぼ…

雁の世 川田絢音詩集

2015年5月、思潮社から刊行された川田絢音(1940~)の第14詩集。第23回萩原朔太郎賞受賞作。 目次 燕 黒い若葉 雁の世 窓 ベンチで 孔だらけ 螺旋 緑の玉 犬が 野原 白い血 夜の広場 列車で 長い橋 ロムの紙 詩の紙 窪み 秋 路上 NDLで検索Amazonで検索

白夜 川田絢音詩集

2017年5月、書肆子午線から刊行された川田絢音(1940~)の第15詩集。装幀は田代しんぺい。 目次 外套 それほどの肯定 ぶるっとふるえて 苔が血の花を 北極圏 司書 オネルヴァ 綿毛は そっと 消えた天幕 速い流れ 野の側から 灰 浅い水 白夜 いつまで そんな…