戦前小説戯曲

料理小説集 吉田静代編

1995年9月、ゾーオン社から復刻された料理小説アンソロジー。編者は吉田静代(1891~1992)。元版は三陽堂書店から1918年に刊行。 目次 ・春の部 凄絶 渡邉霞亭 鯔網 近松秋江 お雪 泉鏡花 耽溺 小栗風葉 伊勢路 泉鏡花 ひなまつり 小栗風葉 日暮れがた 鈴木…

戦旗三十六人集

1931年1月、改造社から刊行された「戦旗」アンソロジー小説集。編者は江口渙と貴司山治。 われわれの「戰旗」が一九二八年六月一、全日本無產者藝術聯盟の機關誌として、唯一の正しい解放の道を步む藝術家達の手によつて、果敢に創刊されて以來、今日までま…

外地探偵小説集 満洲篇

2003年11月、せらび書房から刊行された戦前探偵小説アンソロジー。装画はグレゴリ青山、装幀はトマス工房+グレゴリ青山。 目次 まえがき 関連図 競馬会前夜 大庭武年 踊子オルガ・アルローワ事件 群司次郎正 满洲秘事 天然人参譚 城田シュレーダー 龍源居の…

雲間 金谷完治

1938年9月、野田書房から刊行された金谷完治(1901~1946)の短編小説集。 創作集「雲間」を世に送り出すに當って作者として感無量である。 一中學教師を目指して上京した自分が小說書きになって見ようかと、とんでもない野心を起したのち早稲田といふ學校に…

誰もいない文学館 西村賢太

2022年6月、本の雑誌社から刊行された西村賢太(1967~2022)のエッセイ集。デザインは重実生哉、装画は信濃八太郎。 目次 ・誰もいない文学館 藤澤淸造『根津権現裏』 呉承恩 田中英光『西遊記』 朝山蜻一『キャバレー殺人事件』 大木雄二『童話を書いて四…

随筆検屍 太田千鶴夫

1936年11月、象文閣から刊行された太田千鶴夫の医学随筆集。 目次 支那の宿 村々を繞りて 空想の猫など 警察醫夜話 郁達夫と語る 屍體を繞る怪談 馬車のことなど 自由に就て(シユーレーヂンガー) 現代文學と醫學に就て 檢屍第一課 西湖の旅 醫聖ペツテンコー…

新炭圖 秋山恵三

1932年4月、大都書房から刊行された秋山恵三の短編小説集。装幀は松田文雄。 目次 序 伊藤永之介 新炭圖 喋る佐次郎 般若 夜汽車 春まだき 生命(いのち) NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

熊野路 佐藤春夫

1932年4月、小山書店から刊行された佐藤春夫(1892~1964)の随筆集。新風土記叢書第二編。シリーズ装幀は長谷川潾二郎。 目次 熊野路はしがき 熊野路 漁者樵者 一 木挽長歌 二 木挽長歌小解 浦は 勇魚とり 足引きの山は NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋…

青春 伊藤整

1938年5月、河出書房から刊行された伊藤整(1905~1969)の長編小説。装幀は中山省三郎。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

花の宴 伊藤佐喜雄

1939年10月、ぐろりあ・そさえてから刊行された伊藤佐喜雄(1910~1971)の長編小説。表紙は棟方志功。画像は函欠本。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

汽車の罐焚き 中野重治

1940年4月、小山書店から刊行された中野重治(1902~1979)の短編小説集。装幀は柳瀬正夢。画像は函欠本。 目次 前書き 汽車の罐焚き 汽車の車掌 初めての汽車乘り 舊友 同窓會 留守 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

太陽樹(全) 石原文雄

1947年9月、第一書店から刊行された石原文雄(1900~1971)の長編小説。装幀は土屋義郎。第一部は1941年文昭社刊。 目次 第一部 こころの庭 薄明の紅 出發 第二部 指の啓示 太陽 風たつ 雲の如く 第三部 薪 山の家に 夢 灯を守る 再出發 跋 NDLで検索Amazon…

山脈 武田麟太郎

1938年10月、玄界書房から刊行された武田麟太郎(1904~1946)の短編小説集。装幀は尾崎三郎。画像は函欠本。 目次 山脈 成功者 風の中で 上り列車の來る迄 宣傳部員 東京環狀線 裸婦 宵待草 繪看板 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

英吉利及愛蘭戯曲集 世界文学全集 第33巻

1928年4月、新潮社から刊行されたイギリスとアイルランドの戯曲集。 目次 人と超人(四幕) バァナアド・ショウ作 北村喜八譯 聖ジョゥン(七場) バァナアド・ショウ作 市川又彥譯 惡魔の弟子(三幕) バァナアド・ショウ作 市川又彥譯 法津の轍(四幕三場) ゴール…

息子 小山内薫

1924年1月、東光閣書店から刊行された小山内薫(1881~1928)の戯曲集。三田文学叢書第三編。 目次 三人と三人(三幕) 捨兒(一幕) 許嫁(一幕) 息子(一幕) NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

セムガ 前田河広一郎

1930年1月、日本評論社から刊行された前田河広一郎(1888~1951)の短編小説集。 目次 長江進出軍 セムガ(鮭) 太陽の黒點 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

風俗十日 南川潤

1939年2月、日本文學社から刊行された南川潤(1913~1955)の第1創作集。「掌の性」は第二回、「風俗十日」は第三回三田文学賞受賞作品。装幀は鈴木信太郎。 目次 風俗十日 夜の顔 午後の指環 月の環 掌の性 前編 掌の性 後編 序にかえて 和木清三郎 NDLで検…

炭焼き 伊藤永之介

1940年9月、実業之日本社から刊行された伊藤永之介(1903~1959)の短編小説集。装幀は福田豊四郎。 目次 炭焼き 雪 仔牛の話 草刈場 税 よもやま話 あとがき NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

移動する村落・誰が殺したか 葉山嘉樹全集第二巻

1947年10月、小学館から刊行された葉山嘉樹(1894~1945)の短編小説集。全集の編集委員は、荒畑寒村、青野季吉、平林たい子、金子洋文、川端康成、岸田國士。 目次 移動する村落 誰が殺したか 迷へる親 歪みくねつた道 解題 青野季吉 NDLで検索Amazonで検索…

大地の朝 諏訪三郎

1941年6月、大日本雄辯會講談社から刊行された諏訪三郎(1896~1974)の長編小説。装幀は吉田貫三郎。「キング」連載。巻末に寄せた推薦文多数。著者は福島県郡山市湖南町生まれ。中央公論記者を経て、1924年、川端康成らの「文藝時代」の同人になった。 NDL…

創作春秋 文藝春秋社編輯

1924年4月、高陽社から刊行されたアンソロジー。編集は文藝春秋社(代表は中河與一)。 目次 序 菊池寛 六の宮の姫君 芥川龍之介 黒蠅 久米正雄 出雲のお札 佐々木味津三 花束 十一谷義三郎 笑はれた子 横光利一 人情修業 加宮貴一 踊り 中河與一 一事件 尾…

残雪 田山花袋

1918年4月、春陽堂から刊行された田山花袋(1872~1930)の長編小説。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

三等旅行記 林芙美子

1948年9月、方向社から復刊された林芙美子(1903~1951)の随筆集。底本は1933年改造社版。 目次 西比利亞の三等列車 巴里まで晴天 下駄で步いた巴里 佛蘭西の田舍 巴里案内 巴里の片言 ひとり旅の記 屋根裏三味 三等船室雜話 牡蠣を食ふ話 一瞬の歐洲の旅 …

悲劇のシステム 作家Mと甘粕大尉 中林庫子

1995年5月、紅書房から刊行された中林庫子(1917~2007)による真船豊の評伝。装幀は山本美智代。 あのころは戯曲といえば、すぐおうむ返しに眞船豊の名がかえってきた。じじつ彼の名は戯曲の代名詞であり、当時は第一人者だった。だが人びとから葬り去られ…

蚊㡡 武田麟太郎

1940年7月、今日の問題社から刊行された武田麟太郎(1904~1946)の短編小説集。装幀は三雲祥之助。 目次 勝負 幸福 蚊㡡 手紙の女 嘆きつゝ あこがれ 夏雲 舞台裏 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

春扇 榊山潤

1941年4月、新潮社から刊行された榊山潤(1900~1980)の長編小説。装幀は脇田和。 目次 序章 運命の門 白日の街 生活へ 民衆の灯 百日紅 愛情について 飛ぶ鳥 母と秋風 波と花びら 轉がる石 新しき意志 邂逅 師走従來 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオク…

東京の三十年 田山花袋

1917年6月、博文館から刊行された田山花袋(1872~1930)の随筆集。 目次 その時分 川ぞひの家 読書の声 再び東京へ 憲法発布の日の雪 明治二十年頃 新しい文学の急先鋒 ゾラの小説 紅葉と露伴 紅葉山人を訪ふ 上野の図書館 川ぞひの路 私の最初の翻訳 出発…

如何なる星の下に 高見順

1940年4月、新潮社から刊行された高見順(1907~1965)の長編小説。装幀は三雲祥之助(1902~1982)。 目次 第一囘 心の樂屋 第二囘 風流お好み燒 第三囘 冬の噴水 第四囘 落魄 第五囘 美帆 第六囘 帽子の下に頭がある 第七囘 日記と註から成る一囘 第八囘 …

一莖の葦 山本和夫

1940年10月、河出書房から刊行された山本和夫(1907~1996)の短編小説集。 目次 亞熱帶の女 霙れる驛 岳州揷話 花の記録 天才の死 戰病兵 新しい人 銀杏樹 親友を探す男 初秋の書 少年 炭燒く人 後記 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

空にむかひて 若杉鳥子随筆集

2001年1月、武蔵野書房から刊行された若杉鳥子(1892~1937)の随筆集。 目次 雪のそり橋/朝日 想像 月下に立ちて 葬られざる自己 雨後の下渋谷―岡田八千代女史を訪ふ― 解放したる心の扉の記 不忍 闘ひ疲れて―荒廃せし一年間を筑波の山麓に― 再び上京して 我…