日本未来派

日本未来派詩集 1959年版

1959年5月、近藤書店から刊行された日本未来派のアンソロジー詩集。編集代表者は上林猷夫と土橋治重。装幀は勝呂忠。 目次 小野十三郎 リンゴの血 このはずくの目の中 夏山 小池亮夫 蝶よ花よ 倉地宏光 一枚の手 安藤一郎 旅人 青い幽霊 山内龍 夜の起請 港…

雪崩の楽章 坂本明子詩集

1954年11月、日本未来派発行所から刊行された坂本明子の詩集。扉絵はさかもとよしひこ。装幀は船越保武。日本未来派シリーズⅥ。刊行時の著者の住所は岡山市西中山下。 目次 雪崩の楽章 いまは冬の極み NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

願望 扇谷義男詩集

1952年9月、日本未来派発行所から刊行された扇谷義男の第1詩集。附録栞「扇谷義男について」(笹澤美明、岩佐東一郎、那須辰造、村野四郎、北川冬彦、安藤一郎、乾直恵、田中冬二、池田克己、大江満雄、能村潔、近藤東、伊藤信吉、長島三芳)。 目次 ・若い…

遊園地 市川君江詩集

1958年1月、甲陽書房から刊行された市川君江の第1詩集。編集は日本未来派。装幀は木原孝一。 目次 土塀 猟人 遊園地 干潮 箱庭 雪の吊り橋 ふるさとの湖 鳥居 藤 水門 行楽 風鈴 灯籠流し 煙突について 鳥籠 高原の朝 高原素描 遺跡の丘 火事 私はこういう詩…

蛇 鈴木正和詩集

1961年2月、日本未来派から刊行された鈴木正和(1931~)の第2詩集。 第一詩集「季節の楽章」を出版してから四年余りたちました。その間に、時間の中に生き苦しみ滅びていく人間を追って、十数篇の連作「流れ」を書き、この詩集に収録された作品群に到りまし…

炎える時間 内山登美子詩集

1955年10月、日本未来派の会から刊行された内山登美子(1923~2012)の第1詩集。装幀は江見絹子。 目次 その饒舌のなかで その饒舌のなかで ひとりの終末 炎える時間 たそがれの街で 未来 孤独の樹 夜のなかの人 予感 愛について 夢の女 女の岸 蝶の心象 蝶…

日本未来派 菊岡久利詩集

1976年4月、カルチャー出版社から刊行された菊岡久利の第4(遺稿)詩集。編集は菊岡ノンコ。 目次 日本未来派 アニイ・パイルの歌 猶吉 インプレッション 警鐘 ピカソのたそがれ 蠟燭っぽい歌 口端にのぼる名前なぞ 挽歌 出来事 花 古い池 青春 古城のうた …

日本未来派詩集

1987年7月、思潮社から刊行された日本未来派同人のアンソロジー。装幀は河原宏治。 本書は、詩誌「日本未来派」同人のアンソロジーである。たまたま今年の六月で昭和二十二年六月に「日本未来派」が創刊されてからまる四十年を経過するということから、創刊…

光の罠 手塚久子詩集

1957年7月、昭森社から刊行された手塚久子の詩集。写真は渡辺徹郎。 目次 Ⅰ 武蔵野に降る雨 迷路 手 朝 お互に たしかに夜の河は 今日も 星に 穽の中で 魚拓 海の蝶 夜の花々 石の 橋 Ⅱ やがて来る春に 影 Ⅰ・Ⅱ 実りなき 夢の 青春の残酷さについて 誰も知ら…

こおろぎ 手塚久子詩集

1986年2月、彌生書房から刊行された手塚久子の詩集。装画は前田伸子。 ここに収録した作品は、一九八一年以後のものです。この間に選詩集が続きましたので、久し振りの近作詩集になりました。 敗戦後二十年の視点から発表しはじめた随想――日本女性詩人像も、…

春雁 平木二六詩集

1947年7月、櫻井書店から刊行された平木二六の詩集。 目次 序詩古式の宴 明日香風 大和路 奈良新秋 いかるが 生くる日 うすづけるついぢにそひて 百濟觀音 法隆寺釋迦如來の手 夢殿 法隆寺の秋 春日奧山 飛火野 小春日 塔 桃つばき 西の京 秋の日 磨崖石佛 …

詩をめぐる随想 手塚久子

1974年8月、山脈会から刊行された手塚久子(1929~1989)の随想集。 目次 序の章 愛についての覚え書き 鎮魂歌をめぐって 魂の手まり唄 魂の手まり唄をめぐって 詩と愛の現実性 時流の中の貌 ヒロシマをめぐって 絵本・永遠のなかに 幼年連祷をめぐって 二冊…

日月帖 平木二六詩集

1984年1月、思潮社から刊行された平木二六(1903~1984)の遺稿詩集。著者がまとめた二冊分のノートを一冊に集録したもの。装画は浅川洋子。 目次 「日月帖」 Ⅰ 緑蔭閑居図 寒山拾得 熊谷守一画仙 柊 筆は一本 セミの声 昨日の友 王手 野分 中秋明月 核家族 …

音楽に就て 上林猷夫詩集

1942年2月、現代詩精神社から刊行された上林猷夫(1914~2001)の第1詩集。装幀は池田克己、題字は奈良孝次郎、写真は清水保。 この詩集は私が詩作をはじめて以來六ヶ年間の作品を三十篇程收めた第一詩集である。混沌未明、顧みて忸怩たるものがあるが、ひと…

唐山の鳩 池田克己

1951年9月、日本未来派発行所から刊行された池田克己(1912~1953)の小説・詩集。写真撮影は坂井傳六。 一九四八年から一九五〇年にわたる三年間に書いたものの中から、この本を作った。「唐山の鳩」(百二十枚)と「重たい手」(百九十枚)の二つの小流は…

紙芝居 港野喜代子詩集

1952年8月、爐書房から刊行された港野喜代子(1913~1980)の第1詩集。題字は緒方昇(1907~1985)、表紙は丸木スマ(1875~1956)、装画は赤松俊子(1912~2000)。 貧しい詩集を一冊、皆様におおくりします。私の作品については、もう何んの言いわけもござ…

練習曲 和泉克雄詩集

1951年8月、日本未来派発行所から刊行された和泉克雄(1916~2010)の詩集。 詩集「練習曲」は一九三七年、私の二十一歳の時の作品である。この詩集も先に發表した「小序曲」「幻想曲」「前奏曲」「小組曲」「銷魂曲」と共に一九四八年一部の訂正が行われる…

隅田川のMISSISSIPPI 今官一詩集

1957年12月、木曜書房から刊行された今官一(1909~1983)の詩集。リベルタン叢書2。シリーズの編集は辻以知郎(前川和彦)、美術は勝呂忠(1926~2010)。 目次 東京詞華集 隅田川のMISSISSIPPI 世田谷のMOSQUE 大曲のFLORIST 東京のUMBRELLA 恋愛詞華集 山…

掌の上の小さい国 木津川昭夫詩集

2002年1月、思潮社から刊行された木津川昭夫(1929~)の第12詩集。第13回富田砕花賞受賞作。 今年は希望をもって二十一世紀を迎えたが、九月十一日米国で発生した同時多発テロと、それに対する報復のアフガン戦争で、世界に前世紀よりも深刻な危機が訪れて…

手塚久子詩集――1989

1989年10月、書肆山田から刊行された手塚久子(1929~1989)の第19詩集。 この一冊は、一九八一年刊、『銀婚』に続くものとして編集してあります。敗戦後、めまぐるしく変貌をとげた昭和という時代。年号が改められましたが、昭和初期に生まれ育った世代にと…

走水 長島三芳詩集

1991年11月、宝文館出版から刊行された長島三芳(1917~2011)の第6詩集。 走水の地名は、遠く古事記、日本書紀に伝えられ、弟橘比売命(おとたちばなひめ)の入水の場所として知られている。 この走水は、今の私の家から一つの山を越したところにあって、観…

続・詩をめぐる随想 手塚久子

1980年4月、山脈会から刊行された手塚久子(1929~1989)の随筆集。山脈叢書16。 目次 一冊の詩集 二冊の詩集をめぐって 町田志津子の世界 ある日記から 緒方昇詩集「八海山」をめぐって 「鴃舌の部屋」をめぐって 「ジョン・テーラーの写真」をめぐって 「…

黄金文明 長島三芳詩集

1968年10月、黄土社から刊行された長島三芳(1917~2011)の詩集。 目次 黄金文明 黄金文明 喪の魂 寒い牛 秋の罐 冬の鏡 死 炎天の坂 不幸な栄螺(さざえ) 主体 碇 二重の鐘 日暮のスピード 残酷な夏の終に 残酷な夏の終に さみしい大仏 浮草たちは 夏の手…

誕生 手塚久子詩集

1965年3月、思潮社から刊行された手塚久子(1929~1989)の第8詩集。解説は安藤元雄と南川周三。 目次 1 足音 誕生 父母の像 いってみたい街 酷暑 ある断層 美紀 ある 死亡通知 溺死 海から帰って来た子供たち 化石の眠り 観音崎灯台 横須賀 冬空 雪の唄 死…

花 土橋治重詩集

1953年1月、日本未来派から刊行された土橋治重(1909~1993)の第1詩集。割付、印刷、校正は内田義廣(1906~1988)。 ここに収めた十九篇は、昭和二十三年から最近までのもののうちから選んだ。ならべ方は逆年順にした。 私はこれらの詩について、あらため…

歩行 古川清彦詩集

1957年3月、日本未来派から刊行された古川清彦(1917~2002)の第1詩集。 伊勢から日光に引越した日に、故池田克己氏より「日本未来派」創刊号を受取ったのであるから、山国での生活も満十年になる。その間の作品を集めたのがこれで、大部分は同誌及び「龍」…

橋 手塚久子詩集

1965年6月、思潮社から刊行された手塚久子(1929~1989)の第9詩集。 目次 年輪 貪欲な都会 小さな焰 稲妻 夜の会話 衣里 M氏に カメレオン 子守歌 ○ 白い記憶 橋 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

凍り絵 港野喜代子詩集

1976年3月、編集工房ノアから刊行された港野喜代子(1913~1976)の第3詩集。 「紙芝居」「魚のことば」から二十年め、おそまきながらの第三詩集「凍り絵」です。 ここに束ねた作品は、年代も入りまざり、重なりあっています。日本未来派、炉、山河、詩と真…

華魁 寺門仁詩集

1986年7月、思潮社から刊行された寺門仁(1926~1997)の第9詩集。 目次 押す女 旬の墓地 どぶ遊女 華魁 浅草歌舞伎 縁閃、常陸遊女 華魁像 草内村 玉手箱 あんた、へ 鎮魂譜 小さな女 成田温泉 裏手 蛾とカリヴー 除幕 蛇珈琲館 松戸遊女 NDLで検索日本の古…

遊女 寺門仁詩集

1965年9月、土橋治重の風社から刊行された寺門仁(1926~1997)の第2詩集。第5回室生犀星詩人賞受賞。 第一詩集から九年経った。その初めの六年間は根無草だったので、首を左右に伸ばして苦しむばかりで自滅に向っていた。 そのとき、土橋治重氏が「風」に誘…