本間容子

島の冬 本間容子詩集

1994年8月、詩学社から刊行された本間容子の第2詩集。装画は本間要一郎。 冬のことである。わたしが六歳で、弟は四歳だった。でも、わたしはまだ小学校へ上っていない。 ある日、村に住んでいる祖父が、用事があって、町へ出て来た。おそい「ひる飯」をうち…

左の国 本間容子詩集

1992年6月、詩学社から刊行された本間容子の第1詩集。カバー木版画は本間要一郎。解説は新井豊美。 目次 潜水夫 金色の小鳥 魚の町。 魚 自分の魚 言わないでいるもの 闇の国 待つ 夜の道 空っぽの部屋 部屋 旅の支度 思案 泥のように 黒い傘 黒い鯉 うさぎ …