栗原澪子

日について 栗原澪子詩集

1995年10月、詩学社から刊行された栗原澪子の第3詩集。 目次 Ⅰ わたくしがわたくしに与えた栄誉 例題 ぼんぼり 主従 長考 マスターのVocabulary 雲の上1 雲の上2 後朝 台風あけ いい加減になさいよ Ⅱ 砂糖水 蚕種指導所 避病院 依存 裸足 「大いなる西部」…

黄金の砂の舞い 嵯峨さんに聞く 栗原澪子

1999年5月、七月堂から刊行された嵯峨信之の聞き書き自伝。聞き書きは栗原澪子。 この「聞き書き」を活字にすべきかどうか、私は長いこと迷っていました。「聞き書き」といっても、これは、質問の力によって、はじめて引き出された領域のほとんど無いもので…

洗髪祀り 栗原澪子詩集

2008年10月、北冬舎から刊行された栗原澪子の詩集。装幀は大原信泉。木坂涼の母。 物心ついて私の最初に見た牛乳瓶は、細身で顔のすらりとしたものだった。口周りの左右に鉄の取っ手が付けられ、取っ手の先が瓶の蓋を咥えていた。蓋というよりそれは栓で、陶…

水盤の水 栗原澪子歌集

2007年11月、北冬舎から刊行された栗原澪子(1932~)の歌集。 メモ帖、日記帳、読みさしの本の欄外などに走り書きしたまま、長く放置してきた三十一文字を、集めてみる気になりました。半分がたは行方不明、また集め得たその多くも反故同然といふ、つまりさ…

似たような食卓 栗原澪子詩集

1989年8月、詩学社から刊行された栗原澪子の第2詩集。装丁は井上リラ。 目次 Ⅰ 庭 家 窓の中 放す それとも思わず 講堂 葉桜 雨の日のスポット 在りしある時 篠 Ⅱ 匂い ライト 声 質問 サークル 名札ケース 冷蔵庫に置き忘れて 空の下 似たような食卓 星の径…

日の底ノート 栗原澪子

2007年10月、七月堂から刊行された栗原澪子(1932~)のエッセイ集。装幀は椿屋事務所。 目次 Ⅰ わが出会い――詩人 菅原克己 『日の底』ノート 万年夜学生 「P」の菅原さん Ⅱ スティックの光 小正月 伏字 「すーちゃん」 福音 いま泣いた鳥 「尾長」ほか 素木…