真壁仁

街の百姓 真壁仁詩集

1973年4月、郁文堂書店から復刊された真壁仁(1907~1984)の第1詩集。付録栞は神保光太郎「上衣を脱ぐ」。画像は普及版。底本は1932年北緯五十度社版。 復刊にあたって 『街の百姓』は、四十年前の僕の詩集である。雑誌「生活者」「濶葉樹」「流氷」「至上…

文学のふるさと山形 真壁仁

1971年6月、郁文堂書店から刊行された真壁仁(1907~1984)による山形出身作家解説書。「山形新聞」連載。著者は山形市生まれ。刊行時の職業は山形県国民教育研究所長。 目次 ・第一部 小田仁二郎 小説 丸谷才一 小説 沢渡恒 小説 庄司総一 小説 逸見広 小説…

詩の中にめざめる日本 真壁仁編

1966年10月、岩波書店から刊行されたアンソロジー詩集。編集・解説は真壁仁(1907~1984)。岩波新書610。 目次 民衆は詩人である―序にかえて― 八十六歳の情感 林金太郎 <はつ日、五月晴と知人> 行為できずく倫理・叡知 浜口国雄 <便所掃除> 台所一九五…

詩信・村の幻へ 木村迪夫詩集

1986年11月、書肆犀から刊行された木村迪夫(1935~)の第8詩集。写真は橋本紘二、装幀は岩井哲。第30回農民文学賞受賞作品。 ながい間ぼくの中で、部落(むら)は美しい風景でも、あたたかい胎でもなかった。隣り同士が陰口をたたきあい、ののしりあい、近…

地郷 木村迪夫詩集

1985年12月、鳥影社から刊行された木村迪夫(1935~)の第7詩集。装幀は辰巳四郎、素描画は草刈一夫、イラストは小川プロダクション。 こがね色という表現が、けっして誇大な比喩ではない稲穂のうねりが、濤のあとの鎮まりとなって眼に展ける。四囲の山は、…

青猪の歌 真壁仁詩集

1947年11月、札幌青磁社から刊行された真壁仁(1907~1984)の詩集。 目次 序 高村光太郎 Ⅰ 第二自然 青猪の歌 わが鶴の歌 岩燕 このかなしみのひびきを 花 雪の塋域 かがやく眞紅をしたたらせよ 無限花序 歌集「すだま」に寄せる 哀歌I 哀歌II 哀歌III 色彩…

日本の湿った風土について 真壁仁詩集

1979年3月、青磁社から復刊された真壁仁(1907~1984)の詩集。底本は1958年昭森社版。 この長ったらしい題の詩集をこんど、青磁社の好意で復刊することになった。これは二十年前の一九五八年に昭森社から出版したもので、部数はたしか五○○部くらいだったと…

失意と雲 真壁仁詩集

1978年11月、青磁社から刊行された真壁仁(1907~1984)の第5詩集。装幀はヒロ・カオリ。 前半は若い女性の多い銀行の行内誌に、後半は新聞の家庭欄に、一九七三年から七六年にわたって書いたもの。どちらも写真つきで発表された。その写真も、前半は事前に…