詩人会議

茜 増岡敏和詩集

2002年12月、十二舎から刊行された増岡敏和(1928~2010)の第13詩集。装画は増岡頼子。 ここ三~四年、私の作品は短くなった。なるべく短く書くように努めたからでもあるが、特にくどい程の状況説明や思い入れ激しいところを意識的に捨象し、心象風景を日常…

蒼い馬 木立夕子詩集

2009年10月、詩人会議出版から刊行された木立夕子の遺稿詩集。装画は黛晃道。 目次 蜘蛛の巣にかけられた空 日暮れても わたし 帰る 百合 初冬 さくら 春まだ遠い朝に 針 あれは貝になって 風鈴 蒼い馬 まあだ まだ 雪の朝 マリンブルーの洋酒びん 針の穴 は…

津田沼 佐藤文夫詩集

2009年4月、作品社から刊行された佐藤文夫(1935~)の詩集。装画・装幀は三嶋典東。 佐藤文夫の新詩集は、千葉の津田沼から立ちあがった。「いまここには/津もなく/田もなく/沼もない」ではじまる。一九六一年『昨日と今日のブルース』から五十年、一九…

使者 中正敏詩集

1965年9月、思潮社から刊行された中正敏の第2詩集。装幀は朝倉摂。 中正敏。彼がどのようにして詩に憑かれたか。私はまず、それについて語っておきたいと思う。 中正敏が、はじめて私の眼の前にあらわれたのは、数年前の、東京都都民学校の教室であった。そ…

鳩と麦の穂 中正敏詩集

2012年5月、詩人会議出版から刊行された中正敏(1915~)の詩集。制作は南浜伊作。 目次 序 1 希望と不安 (1)風船 (2)生首 言語 災い 双六(すごろく) 鳩と麦の穂 核の傘の離脱 売国奴 無罪 暴举 不况倍増 わたしの罪 雜事 2 牢名主3 貴兄(あなた)は 漁…

秒針 中正敏詩集

2003年2月、詩人会議出版から刊行された中正敏(1915~)の詩集。表紙は針生鎮郎「あかい」。 目次 序 1 舌読 コマネズミの横木 馬 曳く 鳥の映像 猪牙(ちょき) 彼岸会(ひがんえ) ほんとうの死 八十八歳 恥か 2 war manual 深い渕 水を差す ユニコーン…

泥棒 城侑詩集

1972年、光和堂から刊行された城侑(1932~)の第4詩集。イラストは高塚省吾、装幀は初山斗作。第23回H氏賞候補作品。 目次 Ⅰ 兄 みかん箱 口論の末 境界 二人の山師 袋だたきに 所有者 抗議 亡霊 友情 山の中の結論 おまえたちの 手錠 牛車 Ⅱ 短いズボン 大…

日比谷の森 城侑詩集

1970年12月、飯塚書店から刊行された城侑(1932~)の第3詩集。装幀は田島征三。 目次 I 涙 Ⅱ 春 蛙 旅 歌 二つの町 短いズボン 号泣 立入詐止 再現 神話 二人きりです 可能なこと 自由について 一つのヒント 権力または部屋 あるひとりの女性の告白 俳優 …

植字工覚え書 太田朴翠詩集

1984年5月、太田朴翠詩集刊行委員会(代表・城侑)/詩人会議から刊行された太田朴翠(1935~1983)の遺稿詩集。 詩集『植字工覚え書』は、昨年一月に急死した太田朴翠の最初の詩集であると同時に最後の詩集である。よくできているかどうかは、本づくりにう…

詩・内省の合せ鏡 中正敏評論集

1999年5月、詩人会議出版から刊行された中正敏(1915~)の評論集。 目次 1 三篇の詩(序) 詩人・安藤一郎さん 詩の抒情と倫理 見えないものを見る 詩の読みかた詩の作りかた 詩のポアン 虚のごとく実のごとく 内省の合せ鏡 嵯峨さんの詩と死 嵯峨信之さん…

海とオルゴール 高橋敬子詩集

1969年8月、あいなめ会から刊行された高橋敬子(1939~)の第1詩集。第2詩集以降は小田切敬子名義。装幀は駒井哲郎(1920~1976)、表紙文字は上野豊彦。 目次 オルゴール かざるぐrま オルゴール 来歴 輪 室 ミラージュ おはなし 革命 おしえないのに 星一…

使者 中正敏詩集

1965年9月、思潮社から刊行された中正敏(1915~)の第2詩集。装幀は朝倉摂(1922~2014)。解説は木原孝一。 目次 序詩 沈黙第一部 飛翔 飛翔 銀杏 針魚のように すんとり虫 死産 空庭 針の使 せいやせいや 透明人体 1血 2肉 3骨 第二部 風車 風車 少年 …

澆季の魂 土谷麓詩集

1950年4月、山形縣詩人協会が刊行した土谷麓の第一詩集。装幀は植物学者の佐藤正巳。編集委員は真壁仁、佐藤總石、高橋兼吉、日塔總、齋藤林太郎、井上長雄。 詩はいつの場合でも肉体の一部であつた。歓喜の時も、悲嘆の時も詩は心の奥深くに棲み、獣のよう…