谷川雁

原点が存在する 谷川雁

1963年7月、現代思潮社から刊行された谷川雁の評論集。装幀は粟津潔。 八宝菜のようなこの本の再版が、亀裂の五年間をへたいまの読者に何をもたらすか、私にはほとんど測定しがたい。「原点」という極微の観念を定立しなければ、この世との先験的な関係に刃…

影の越境をめぐって 谷川雁

1963年6月、現代思潮社から刊行された谷川雁の評論集。 目次Ⅰ 下向するシンボルを インターナショナルの根 不可視の党のために 民主集中制の対極を 越境された労働運動 権力止揚の回廊 地方―意識空間として 筑豊炭田への弔辞 Ⅱ 骨折前後 「サークル村」始末…

戦闘への招待 谷川雁

1961年4月、現代思潮社から刊行された谷川雁の評論集。装幀は粟津潔。 きっちり二十字で、離党届の文面はつきた。あまりにも軽いその封筒が、初夏の陽をべっとり塗っているポストの、小さな廃坑のような胎内をひらひらと舞いおちていったとき、感じがない、…

海としての信濃 谷川雁詞集

1985年5月、深夜叢書社から刊行された谷川雁の詩集。題簽は飯田龍太。信濃毎日新聞連載。 目次 一行の赤 倭寇の休日 すみれとあいびき 南無 俳句 イズナ 未生 信州無頼 漂流劇 垂死の口上 底のない秋 棘 敗王へ一献 歳末バラッド・太郎の雪 雑木林への年貢 …