貞久秀紀

具現 貞久秀紀詩集

2017年6月、思潮社から刊行された貞久秀紀(1957~)の第8詩集。第48回高見順賞受賞作品。 目次 序 ・この岩を記念して 推移 例示 この岩を記念して 芝の上 単音のよろこび 青葉 ・みづみづしく湧くもの あかるい陰で 移住 素朴な板 真緑の言葉 すでにある機…

明示と暗示 貞久秀紀詩集

2010年7月、思潮社から刊行された貞久秀紀(1957~)の第6詩集。 目次 序 数のよろこび 木橋 白 ふたつの灯し火 岩のかたわら 木霊をもとめて 小さな商人 明示 初步 道であるもの 希望 復元 ほとんど音のないところで 道のほとりで ことばの庭 庭 枝をもつ李…

リアル日和 貞久秀紀詩集

1996年8月、思潮社から刊行された貞久秀紀(1957~)の第2詩集。表紙写真は勝田安彦、装幀は夫馬孝。第2回中原中也賞候補作品 八つか九つの頃、瞬きが気になり、ひとたび気になると、目を見ひらいていたり、瞬きすぎたりして、ぎこちなくなるということがあ…

空気集め 貞久秀紀詩集

1997年8月、思潮社から刊行された貞久秀紀(1957~)の第3詩集。装幀は夫馬孝。第48回H氏賞受賞作品。 素粒子ひとつの極小と、果てのない極大とのあいだに、空気を充満させてみる。物の理としてはかなうまいが、心象としてならたやすいだろう。この世にかぎ…

昼のふくらみ 貞久秀紀詩集

1999年8月、思潮社から刊行された貞久秀紀(さだひさ・ひでみち)(1957~)の第4詩集。 昼のあかるみのなか、目をひらいたまま壁や塀づたいに手さぐりであるいてみると、見えているのになにも見えていないように感じられてくる。子どものころはそれが妙で、…

石はどこから人であるか 貞久秀紀詩集

2001年5月、思潮社から刊行された貞久秀紀(1957~)の第5詩集。 目次 質素なしあわせ メロンパンだけが動く 竹 私はなにか大きなものにひっついている 論法 板 お椀 石の発育 石はどこから人であるか 道草 この世は黒子のまわりにある 沢 幸福 青葉 帽子 栗…

ここからここへ 貞久秀紀詩集

1994年8月、編集工房ノアから刊行された貞久秀紀(1957~)の第1詩集。 目次 ビッグ・バン 緑からの送信 名刺 たんぽぽ 石 方向 ねじれの帯 山 ルネサンスの停電 スナップショット 球面的 仮定 街に山おくをつくる ある書店主の夢 容積 蔓 筒のひと しずかな…