高見順賞

ことばのつえ、ことばのつえ 藤井貞和詩集

2002年4月、思潮社から刊行された藤井貞和の詩集。装幀は伊原靖章。第33回高見順賞受賞作品。 1997年ごろより、考えてきたこと、詩の力はどこで保たれるか、その本性は「ことば」、あるいは「声」、または「うた」のひびきにどう向きあうか、詩そのものが仮…

風の配分 野村喜和夫

1999年11月、水声社から刊行された野村喜和夫の旅行記。写真はLesKiKi。装幀は伊勢功治。第30回高見順賞受賞作品。 目次 風の配分(1) 七ホテル(1) 風の配分(2) 七ホテル(2) 風の配分(3) 七ホテル(3) 風の配分(4) 七ホテル(4) 風の配…

ベーゲェット氏 阿部岩夫詩集

1988年10月、思潮社から刊行された阿部岩夫の第10詩集。装幀は加賀美勣。第19回高見順賞受賞作品。 この詩集に収めた作品は、一九八五年八月から一九八六年八月までの間に「ベーゲェット氏」(語らぬはずが)として書いたもので、全て「淼」(びょう)に発表した…

眼の海 辺見庸詩集

2011年11月、毎日新聞社から刊行された辺見庸(1944~)の第2詩集。第42回高見順賞受賞作品。 目次Ⅰ眼の海 水のなかから水のなかへ ささげる花 眼のおくの海――きたるべきことば どれかひとつだけ教えてほしい ナイフ探して海の底へ 水―声―反照 水の階段 こう…

記憶の川で 塔和子詩集

1998年3月、編集工房ノアから刊行された塔和子(1929~2013)の第15詩集。第29回高見順賞受賞作品。カバーは西脇洋子。 人は多くの記憶をもっていて、それは思い出として浮かび上がったり、忘却の中へ沈んでいったり致しますが、忘却の中へ沈んでゆくことさ…

モー将軍 田口犬男詩集

2000年10月、思潮社から刊行された田口犬男(1967~)の第2詩集。第31回高見順賞受賞作。 司馬遼太郎さんがどこかで、幕末までの日本には「絶望」という言葉がなかった。だからひとびとは「絶望」というかわりに、「困った」と言っていた、と書いています。 …

生誕 吉田文憲詩集

2013年10月、思潮社から刊行された吉田文憲(1947~)の第11詩集。写真、装幀は一色織花。栞解説は岸田将幸(1979~)。第44回高見順賞受賞作。 目次 顕れ 消息 剥き出しの 振動尺――若林奮に 消点(「生誕」1) 生誕(「生誕」2) さまよう息(「生誕」3) …

黄金詩篇 吉増剛造詩集

1970年6月、思潮社から刊行された吉増剛造(1939~)の第2詩集。装幀は赤瀬川原平(1937~2014)。第1回高見順賞受賞作品。 目次 朝狂って 燃える 海の恒星 今朝も道玄坂をおりて 花・乱調子 落下体 波のり神統記 渋谷で夜明けまで 反乱 火がみえる 中心の歌…

Tiger is here 川口晴美詩集

2015年7月、思潮社から刊行された川口晴美(1962~)の第12詩集。第46回高見順賞受賞。第23回萩原朔太郎賞候補作品。 Ⅰの連作詩「Tiger is here.」には、アニメ『Tiger & Bunny』の設定やイメージをもとにして書いた部分があります。 子どもの頃からマンガや…

昼顔 吉原幸子詩集

1973年4月、サンリオ出版から刊行された吉原幸子(1932~2002)の第4詩集。第4回高見順賞受賞作品。 これは前詩集「オンディーヌ」のあと、五年にわたる作品の一部である。 この時期、私は変った。かつて「詩は排泄だ」とうそぶいてゐた私も、やっと世界をそ…