大阪―昨日・今日・明日― 小野十三郎

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小野十三郎の21冊目の著書。角川新書の1冊として角川書店から昭和42(1967)年8月10日に発行された。

万国博は、東京ではなく大阪で開催される。大阪が、政治、経済、文化的に日本歴史上で果たしてきた役割は大きい。そして、それは今後も約束されているように思われる。だが、はたしてそれは本当か。大阪は没落するのではないか。

本書は、大阪市井に根をはり大阪を描きつづけてきた詩人が、この大阪に非情のメスを入れる。著者は、「ど根性」「がめつい」とか「のれん」「文楽」とかいう概念が大阪を支えているということを否定し、そんな上方情緒はすててしまえと叫ぶ。

 

目次

・葦の地方

・文学は大阪をとらえたか

・食いだおれの錯覚

・大阪の文化と文化人

・「スモッグ破る緑の大木」

・大阪の庶民精神とは

・伝統文化と生活の断層

・京都と奈良は大阪の何か

・大阪の文化に望むもの

・残しておきたいもの

・大阪は没落するか

・「庶民」からの解放

・都会の中の農村

 

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